インドネシア政府(エネルギー・鉱物資源省:ESDM)が、2060年にカーボンニュートラルにすると表明しました。

そのため、2021~2030年の電力供給計画(RUPTL)において、再生可能エネルギー電源の比率を48%するとも公表しました。

 

ちなみに、現在の再生可能エネルギー電源の比率は11~12%程度です。

かなりチャレンジングな計画になっています。

 

どうやって達成するか、その方法とは、

① 火力発電の新規開発はしない

  (ただし、現在、既に開発中の案件は継続)

② ディーゼル発電所を太陽光発電所に転換する

③ 火力発電所での混焼

などです。

 

また、国営電力会社(PLN)は、2060年のカーボンニュートラルを達成するため、2055年までに火力発電を”ゼロ”にすると表明しました。

 

インドネシアの火力発電は、現在、50GWあります。100万kWで1GWですから、100万kWの発電所50基分ですね。

 

引き続き、政策の動向をウォッチしていきたいと思います。