枝雀着想 桂文我が細心分析 大作「らくだ」挑戦 28日、国立文楽劇場 | takutoのブログ

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 上方落語界きっての研究家肌の桂文我(51)の独演会が、28日午後6時半から大阪・日本橋の国立文楽劇場で行われる。これまで同劇場の小ホールで行っていたが、満を持しての“昇格”。会場近辺を舞台にした大作「らくだ」全編に挑戦する。

 「これまで、こちらからお勧めする会をやってきませんでしたが、50歳を過ぎて『そろそろ大きな所でやってもいいだろう』という気持ちになりました」と文我は語る。

 「らくだ」は師匠・枝雀が晩年、そばについていた文我(当時・雀司(じゃくし))を相手に、演出について意見交換した思い出のネタ。

 枝雀はその後、病魔に侵され演じることはなかったが、そのアイデアを文我が取り入れ再現させている。

 「酔いつぶれた紙くず屋が死んだ“らくだ”の髪の毛を剃るのは無理」「脳天(=能天気)の熊五郎と紙くず屋は悪人でないから、らくだの棺おけを千日前の火葬場へ運ぶ途中、茶化してきた子供から葬儀料をせびるのはおかしい」「われわれ2人の演者の性格から、熊五郎ではなく、気弱で酒を飲むと豹変(ひょうへん)する紙くず屋に主軸を置く方が自然」…。研究家肌のこの師弟ならではの細やかな分析で、後半はかなりリメークされ展開していく。

 あとは「お楽しみ」1席のほか、NHK「ラジオビタミン」で共演した、枝雀ファンの元同局アナウンサー・村上信夫氏との対談「枝雀まるかじり」。弟子のまん我が「開口一番」を務める。

 前売り3500円。米朝事務所(電)06・6365・8281。(豊田昌継)
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