麻雀牌のラクラク鑑定法を紹介します | takuteiオフィシャルブログ「takuteiのほぼ麻雀」Powered by Ameba

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麻雀ロンのことや各種麻雀放送のことなど。

 先日、麻雀博物館の事務室で資料を作っていたところ、電話が鳴りました。受話器を取ると、初老の男性っぽいお声。

相手「お尋ねしますが、『ヤマト』って麻雀牌はどれぐらいの価値ですか?」
梶本「『ヤマト』は麻雀牌の名前ですね? 何でできているものですか?」
相手「プラスチック。昭和55年ごろ買った時は15000円したけど、未使用だから10万円ぐらいするか?」
梶本「いやいや…あせる まぁ、実際に見てみないと分かりませんが」
相手「だから、『ヤマト』だって」
梶本「(そこはスルーして)未使用なら買ったときの価値はあるでしょうが、今、麻雀牌も沢山出てますから何とも言えませんねぇ」
相手「じゃ、2万円ぐらい?」
梶本「物価の上昇と同じならそうなりますが…。どこかに売られるんですか?」
相手「いや、どれぐらいの価値があるかと思って。ありがとう」

 といって会話は終了しました。

 昭和50年代の牌で相談を受けたのは初めてですが、牌の鑑定相談の電話はよく受けます。特に最近多いは昭和初期~中期のケース入り牌セットに関する相談です。ただ、麻雀牌の場合、「素材が珍しい」「麻雀誕生の歴史を証明するもの」「歴史的人物あるいは事件に関連するもの」といった希少価値の有無が肝心。その条件を満たすものは滅多になく(だから稀少なのでしょうが)、相談相手を満足させるようなお答えが出せないことがほとんどです。

 とはいえ、世に埋もれている名品はまだまだ多いはず。そこで、とりあえずその牌に名品の可能性のあるやなしやを「ざっくりと判定する方法」を何回かに分けて紹介していこうと思います。今、写真等の準備を着々と進めておりますので、しばしお待ちください。