キシリアさんとヤモリ | Technical stories

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技術系の話など



キシリアさん(うちの奥さん)が呼んでいる。

「たくぼ~ん!ちょっと~!」



やべーな・・・・・何かバレたかな?あの部品は大丈夫のはずだ。

あれか!あれがバレたのか?いや、あれも大丈夫のはずだ。

ステッカーか?それともKSRのトップブリッジか?



「たくぼ~ん!デジカメある~?こんな可愛いコが来たよ~。」



デジカメ?バレたんじゃないのか!良かった!



「何?デジカメ持って来たよ。」

「見てよ、たくぼん。可愛いでしょ。」
 







「ぐは!可愛い!」

「でしょ~。今年もこんなに可愛いコが来るなんて!さーて逃がしてあげよっと。」


さっさと庭にヤモちゃんを逃がしてあげるキシリアさんであった。

親指の絆創膏がなんとも主婦っぽい。



実はうちのキシリアさんは、爬虫類が大好きという、一風変わった女性である。

ヘビなんか楽勝でOKである。

たとえば、マダガスカルヒルヤモリを飼育しようと考えているらしく、どこで購入す

れば良いかを調べろと言ってきたりもする。

結婚してからわかった彼女の好みなのだ。

結婚して失敗したなと思った事は☆の数ほどある。

だが、オイラはキシリアさんがいないと生きていけない。

今はキシリアさんのおかげで自由な趣味の時間を使えている。

彼女もバイクに乗っていたので、楽しさがわかるのであろう。



「たくぼーん!、また部品が届いたよ!だーれが買って良いと言った?

 何でいつも勝手に部品買うの!返品しなさーい!」

「ご、ごめんなさい。」




つづく