「たくぼん監督、そういえばNSRの名義変更は済んでましたっけ?」
「いんや、そろそろしようかと思ってます。」
「今日、多摩検査登録事務所に車検で行きますが、どうしますか?」
「おお!ちょうどいい。名義変更するか、チーフ!」
「では監督、この書類に記入しといてください。自賠責保険も加入しときます。」
チーフが用意してくれた書類に記入する。ハンコも押しておく。
自賠責保険の加入も終わり、多摩検査登録事務所に向う2人であった。
軽トラに車検のバイクを積み込み、あっという間に到着である。近いっていいな~。
ここだ~!


「たくぼん監督、車検やってきますから、窓口に行って書類出してください。」
「了解、チーフ」
「えーと、まずはここで書類を出して、税金とかだな・・・すいません、お願いします!」

「たくぼんさん、書類はすべてOKです。次は向こうの建物の2番窓口にお願いします。」
「わかりました。結構簡単だな・・・えーと、この建物か・・・・」

「はい次の方~。」
「すいません、お願いします!」
「はいOKです。これで終わりですよ。名義変更終わりです。」
「ありがとうございました。あっという間だな~。拍子抜けしちゃった。250は簡単だな~。」
「たくぼん監督!車検ダメでした。」
「えええええ!何故にダメなの?チーフ?」
「いやー、勝負かけたんですが、ライトの光度が出なくてダメでした。他は大丈夫なので
ライトを手直しして出直しますよ。」
車検のバイクは・・・・・・・

昭和53年式のGS400Eでした。
たくぼんが高校生のころのバイクですね~。大事に乗ってる方がいらっしゃいました。
たくぼんと同年代の方らしいです。渋いな~。
次回はライト関係を交換してから出直すらしいです。2年前はギリギリで通ったみたい
ですね。
お店に戻ってから、自賠責ステッカー貼りました。
これで一般道を走行出来るようになりました。

「チーフ、ありがとう。ちょっとガソリン入れて、軽く流してくるよ。」
「たくぼん監督、気をつけてくださいよ!NSRは早いですよ!」
「了解!」
エンジンを始動して暖気運転を行う。今日もキック一発で始動した。
オイル漏れも水漏れもない。
走り出す。マシンが軽い。エンジンも軽やかに回る。
セルフのガソリンスタンドで給油する。満タンだ!
スタンドを出て、国道20号を西へと向う。ひとしきり走ってから店へ戻る。
ブレーキも申し分ない。ハンドルもブレない。エンストもしない。水温も安定している。
ちょっとオイルポンプ絞ったほうがいいかな?タイヤのフィーリングもOKだ!
店に到着してから各部の点検をする。
とりあえず大丈夫そうである。やはり自分で組み上げたエンジンはいい!

各部の点検・調整をしやすいように、アンダーカウルは外しておいた。
完璧な状態になったら付ければいいだろう。
チーフが話しかけてくる。
「たくぼん監督、NSR2台でツーリングでも行きますか?」
「いいけど、チーフのNSRぶっちぎっちゃうよ!」