水曜日は、子供の道場探しの一環として少林寺拳法道場の体験入門に行ってきました。
少林寺拳法は、「教え」と「技法」と「教育システム」を兼ね備えた”人づくりの行”として1947年に日本で宗道臣氏が創始した武道です。
少林寺拳法の修行を通して、まず己をよりどころとするに足る自己を確立し、そして他のために役立つ人間になろうという(己も立ち、相手も立てられ、人を活かし我も活きる)、こうした「自己確立」「自他共楽」の境地に達することを目的としているそうです。
さらに少林寺拳法には六つの特徴があります。
・拳禅一如・・・身体と精神は別々にあらず、表裏一体のものとしてバランスよく修養し、「自己確立」を目指す
・不殺活人・・・技法は他人を傷つけるためのものでなく、自他を守り、活かすためのものとする
・力愛不二・・・「力なき正義は無力なり 正義なき力は暴力なり」、力(理知)と愛(慈悲)の調和を行動規範とする
・剛柔一体・・・「柔能制剛」「剛能柔断」を念頭に置き、剛法(突き・蹴りが主体)と柔法(抜き技・逆技が主体)の両方を修練する
・守主攻従・・・先を求めて相手を倒すことが目的にあらず、全て防御から始まり次に反撃あり、勝つことより負けないことが重要
・組手主体・・・実戦的な技法を養い、互いに協力しあって互いの上達を図るため、二人相対での修練を原則とする
以上の思想が具現化されたものが少林寺拳法の拳技であり、したがって武として拳技を用いる際もあくまでも「護身の技術」として用いるとのこと。
これらの思想は私にとって非常に興味深いものですね~。
今回体験入門した道場は、曜日によって市内2ヵ所の場所で稽古をしており、水曜日は青少年センターの体育館が稽古場です。
清掃(少林寺拳法では作務という)や鎮魂行(座禅を組んだり、指導者からの法話)が終わった頃に参加することになってましたので、到着するなり体育館の冷たい床で裸足になり、稽古に合流。
基本の突き・蹴り、受け、移動稽古を行った後は、二人一組に組んだ相対での練習。
中学2年生のベテラン女性拳士が練習相手をしてくれました。
(下の息子が何故か照れてた~、まだ幼稚園生なのに!?)
礼の仕方でもある「合掌構え」から始まり、上段・中段突き、上段・中段蹴り、出足(踏込足)や横足の足捌き、などなど。
突きは縦拳で肩を入れて突く、足捌きは独特の歩法を用いる、など新鮮な体験ができましたね。
息子たちも二人一組に組んだ相対での練習が気に入ったようで(笑
ちなみに私はといえば、指導者の方と雑談中に自分がブラジリアン柔術をやっていることを言ってしまったがために(?)、柔法の関節技をかけられてしまいました(>_<)
ブラジリアン柔術に関心がおありのようで、「どんな技を使うのですか?」とか「もし入門されたら、こっそり柔術の技を教えてください!」とか言われちゃいましたww