★+
 
鑑賞No:01828
製作:2008年/日本/110分
監督:井上晃一
出演:山田優/山崎静代/中別府葵/浅野ゆう子
誰もが振り向く超美人のカンナは、実はブスでいじめられてばかりの人生をやり直すため、貯金をはたいて手術を受けた全身整形美人だった。ブスだったころから憧れていた男性の勤めるアパレル会社に就職した彼女は、恋も仕事も順調で、ついには新ブランドのプロデューサーに抜擢される。しかし、その成功を妬む同僚がカンナの過去を知って・・・・。
鈴木由美子の人気漫画の映画化。原作に忠実という点では日本版の方が忠実らしいが(原作は読んだことがないので真偽はわかりませんが・・・)、単純に映画として観た場合、韓国版の方に軍配を上げてしまう出来。ともかく、日本版は単なるおバカ映画にしか見えなかった。あまり好きではない山田優のオーバーアクションも鼻につくし、そもそも設定の“誰もが振り向く超美人”には(個人的には)見えない。(最初ライバルだった中別府葵の方が可愛い)また大きな設定であるブスから超美人への変身だが、ブスの部分が人形を使ったアニメなのでリアリティもなく感情移入もできない。もう一人のブス役・山崎静代も女優として評価されているらしいが、本当に上手?地でやってるだけで演技といえないのでは?原作が面白いと聞くだけに、昨今のTVドラマの即映画化風潮に乗って安易に作ったとしか思えない作品。