★★★★
鑑賞No:01857
製作:2009年/日本/119分
監督:森淳一
出演:加瀬亮/岡田将生/小日向文世/鈴木京香
7年前に交通事故で母を亡くした泉水と春の兄弟。彼らの住む仙台では最近、放火事件が続発していた。そんな中、遺伝子の研究をしている大学生の泉水は、街の落書き消しをしている春から、一連の放火事件の現場がいつも自分が消しているグラフィティアートの近くであることを聞かされる。泉水は春とともに放火犯捜しをすることに・・・・。
加瀬亮、小日向文世の出演で、まったり系の映画かと思いきや、結構重い内容の映画。しかしながら、この二人の持ち前の雰囲気で、その重苦しさをかなり和らげてはいる。登場人物が少ないため、途中で真相は容易に読めてはくるが、観ていて、その予感が外れていて欲しいという気持ちにさせられる。小日向文世演じる父親が「俺の家族は最強だ」といったセリフがあるが、家族の大切さ、家族愛の大切さ、そして家族とは何なのかを問いかける映画。