★★★+
鑑賞No:02377
製作:2008年/アメリカ、イギリス/106分
監督:マーク・フォースター
出演:ダニエル・クレイグ/オルガ・キュリレンコ
恋人ベスパーの死の真相を探るためハイチに飛んだジェームズ・ボンドは、奇しくも知り合った美女カミーユを通じ、ベスパーを死に追いやった謎の組織の幹部ドミニク・グリーンに接近する。彼の巨大な陰謀を知ったMI6はボンドに任務を課すが・・・・。
007シリーズ第22作で、前作「007 カジノ・ロワイヤル」の続編。前作がどちらかというと「静」のイメージが強い分、本作は「動」ともいえるアクションシーンの多い内容となっている。反面、前作で死んだ恋人の復讐と任務のはざまで苦悩する、今までにない人間臭さというか、人間らしさが濃厚に出た作品ともいえる。前作に比べ、作品時間がかなり短くなっていたのも十分な満足感が得られなかった理由の一つのような気がする。