ウルヴァリン:X-MEN ZERO | シネマ大好き!

シネマ大好き!

今まで観た映画の感想です。

★★★
シネマ大好き!
鑑賞No:01888
製作:2009年/アメリカ/108分
監督:ギャヴィン・フッド
出演:ヒュー・ジャックマン/リーヴ・シュレイバー


ある夜、ビクターの父がローガンの父を射殺、怒りに我を忘れたローガンは両手からツメが飛び出し、そのツメでビクターの父を殺してしまう。しかしビクターの父が実の父親と知ったローガンはビクターと共に逃亡、その後軍人として暮らすが、やがて凶暴化したビクターと袂を分かつ・・・・。


「X-MEN」シリーズの中心キャラであるウルヴァリンを主人公にしたスピンオフ映画で、彼の生い立ちを描いている。「X-MEN」といいながら、映画の雰囲気は「X-MEN」とは大きく異なり、ミュータントの対決というよりは、ウルヴァリンの誕生秘話を内面的な視点から描かれており、「X-MEN」気分で観るとチョット肩透かしを食らう。ただし対決シーンやアクションシーンはCG技術を駆使した派手でスピード感があり、この部分では「X-MEN」を彷彿させる。誕生秘話というと「バットマン」がすぐ浮かんだが、二番煎じ的でもあり、「X-MEN」につなげるという制約もあってか、新鮮さはあまりなく、いまひとつという感の否めない作品。