★★+
鑑賞No:01434
製作:2007年/アメリカ/110分
監督:ジェイムズ・フォーリー
出演:ハル・ベリー/ブルース・ウィリス
上司と喧嘩し新聞社を辞めたロウィーナのもとに、幼馴染のグレースが変死体で発見されたという知らせが届く。幼馴染の変死事件に不審を抱いたロウィーナは、死の数日前にグレースから聞かされた話から大手広告代理店社長のハリソン・ヒルに疑いの目を向ける。真相を突き止めるため、ロウィーナは派遣社員になりすまし、ハリソンの会社に潜り込むが・・・。
本作のコピー「ラスト7分11秒まで、真犯人は絶対わからない-。」「あなたは絶対騙される」というのを観て期待して観に行ったが、騙されたのは“期待”だったように思える。逆にこのコピーのせいもあり、ラスト7分11秒になる前に途中で犯人も分かってしまった。ストーリーはテンポよく、スリリングなシーンもあるが、説明不足なのか描ききれていないのか分かりにくい展開も目に付いた。ラストのドンデン返しは予告なくくるからこそ衝撃度も大きいが、始めから宣伝文句に入れてしまうと期待しすぎる分、衝撃度が半減する典型的な例といえる。