★★+
鑑賞No:02345
製作:2012年/アメリカ/84分
監督:スティグ・スベンセン
出演:クリストファー・バッカス/アニタ・ブリエム
ウォール街にそびえたつ超高層ビルで、最上階のパーティ会場に向かう華やかなセレブたち男女9人を乗せたエレベーターが緊急停止してしまう。乗客たちはおとなしくエレベーターが動き出すのを待っていたが、やがて閉所恐怖症の男のいらだちが伝染し始め、突然、1人の乗客が「爆弾を持っている」と告白し・・・・。
期待した最後のどんでん返しはなかったが、まずまず楽しめる映画。ただ後半、グロい映像が目立ち、ちょっと引いてしまった。基本、乗客はセレブが多いため、非常時の人間性以前に、本質的に問題のある人たちがほとんどで、観ていて気持ちの良いやりとりではない。そんな中で、普通なら一抹の清涼剤になるべき少女が一人乗っているが、いやはやこの少女、いやクソガキといってもいいかもしれないが、会長の孫娘であることを笠に着て、言いたい放題・やりたい放題。そもそも緊急停止したのもこのクソガキのせいだ。逆に、乗客の中で一番人間性の良いと思われる男は最後に・・・・。映画なのになんと不条理なことか。