★★★
鑑賞No:01933
製作:2009年/日本/106分
監督:本広克行
出演:長澤まさみ/三宅弘城/諏訪雅/志賀廣太郎
超常現象番組のAD・桜井米は、視聴者からの情報をもとにエスパーを探すため全国を飛び回っていた。そんな中、たどり着いたのが喫茶店“カフェ・ド・念力”。そこで待ち合わせていた神田はエスパーではなかったが、たまたまそこでパーティを開こうとしていた客たちは皆本物のエスパーだった。しかし自分たちの秘密を守りたいエスパーたちは・・・・。
主演の長澤まさみ以外の主な配役(特にエスパーたち)はほとんど知らない俳優を配した、実に地味な作品。配役だけでなく、ストーリーも地味だが、小気味よいテンポと、次々とくる小粒の笑いに、なんとなく心地よい感じで最後まで見せられる。彼らエスパーの持つ特殊能力がラストでどう活かされるかが最大のポイントと思ったが、さほどのラストではなかったのは残念。“カフェ・ド・念力”でのエスパーたちのやりとりは映画というよりも舞台劇のようだったが、ストーリーの中では一番面白いところ。