★★
鑑賞No:02318
製作:2001年/日本/82分
監督:前田哲
出演:宮崎あおい/勝地涼/大泉洋/萩原聖人
函館に住む日野ひかるはごく普通の女子高生。ある朝目覚めると、ひかるのお尻にはなんとシッポが生えていた。それを隠して登校するが、“函館スクープ”の記者に激写されてしまう。そして、新聞に載ってしまったひかると日野一家はパニックに陥ってしまう。一方、函館市役所に勤めるやもめの吉田さんも、突然生えてきたシッポに困惑していた・・・。
朝、目を覚ますと尻尾が生えていた。つまらない設定だが、その科学的理由と話の膨らませ方によっては面白くなる可能性もあったが、そのような説明もなく展開もないまま終わってしまい、ただただ退屈な映画になってしまった。また、宮崎あおいと大泉洋の2人が尻尾が生える役どころだったが、この2人の絡みは最後までなく、どうして?という疑問だけ残る映画だった(膨らませればいくらでも膨らむ設定なのに。その割に最後には政府機関も大挙出てくるなど仰々しくなっており、違和感甚だしい)。唯一良かったのは、この家族の思いやり・団結力とマスコミの横暴さが多少なりとも描けていた点だけ。