★★★+
鑑賞No:02287
製作:2012年/アメリカ/124分
監督:リドリー・スコット
出演:ノオミ・ラパス/マイケル・ファスベンダー
2089年、スコットランドの孤島で発見された古代遺跡から、人類の起源に関する答えを導き出す重大なヒントを発見した科学者チームは、宇宙船プロメテウス号に乗り込んである惑星へと向かう。2093年、惑星にたどり着いた彼らは、人類のあらゆる文明や常識を完全に覆す世界を目の当たりにすることになるが・・・・。
人類の起源の謎に迫るというふれこみの映画で、冒頭からの映像イメージも「2001年 宇宙の旅」を思い起こされる感じもあって、理解しがたい映画かと思って観ていたら、後半からはまさに「エイリアン」。ラストのエイリアンの造形にしても、主人公の腹からエイリアンを取り出すシーンもまさに「エイリアン」を思い起こさせる。よって難しいと思われた映画も途中から単なるSFホラー映画と化してしまう。なお、後で知ったことだが、もともと本作は「エイリアン」の前日譚として企画されたそうで、それならば納得。ただし、人類の起源に関する謎の解明については分かりにくく、また結構突っ込みどころの多い、雑な設定・ストーリーにはなっている。