★★★+
鑑賞No:01952
製作:2010年/日本/141分
監督:本広克行
出演:織田裕二/柳葉敏郎/深津絵里/小栗旬
3日後の新湾岸署の開署式にむけて、湾岸署は引越しの準備で騒然としていた。係長に昇進した青島は、引越し本部長も務めるなど大忙しだったが、そんな中、管内でバスジャックと銀行強盗事件が立て続けに発生する。さらに新湾岸署の武器庫から3丁の拳銃が盗まれる・・・。
公開4日目で100万人の動員を突破するなど大ヒット公開中だったため、少し時期をずらして観に行った映画だが、さすがに観客は少なくなっていた。それもそのはず、「1」「2」からの流れでかなり期待して観に行ったが、思いのほか面白くなかった。というのも事件も登場人物も欲張ったせいかかなり多く、故にそれぞれさらりと描かれているため、事件も人も深みがなかったのが最大の原因でしょうか?また犯罪がデジタルあるいはサイバー犯罪となって、青島が本領を発揮できるアナログ部分が少なかったのも一因のように思えた。さらに過去のドラマや映画を熟知していないと分からない部分も多々あるのも、知らない人には面白さを半減する要素になっていたのでは。設定や登場人物など、かなりチャレンジ的な要素も多かったが、裏目に出た感の強かった作品。1作目、2作目のノリで観るとチョットがっかりします。