★★★
鑑賞No:02015
製作:2010年/日本/134分
監督:井筒和幸
出演:後藤淳平/福徳秀介/ちすん/米原幸佑
先輩の勧めでヒーローショーのバイトを始めたユウキ。ところがバイト仲間のノボルが、先輩の恋人を寝取ったことからショーの最中に大乱闘となってしまう。それでも怒りの収まらない先輩はノボルを強請ろうとするが、ノボルも兄の友人で自衛隊出身の勇気の加勢を得ることができ・・・・。
何の予備知識もなく観た映画だが、主演の二人がお笑いコンビで、タイトルが「ヒーローショー」なんてタイトルだと青春コメディかと思ったが、さすが井筒監督。いい意味でも悪い意味でも大きく裏切られた。それにしてもこれほど評価しにくい映画はない。内容も演技もひどい。映画の品としては最低かもしれない。でもどこに行き着くのか予測のつかないストーリーの暴走はついつい最後まで目が離せなかった。青春コメディどころか、目を覆いたくなるようなバイオレンスシーンの連続で子供には見せたくないシーンも多々ある。何が言いたかったのか、何を描きたかったのかよくわからない映画ではあるが、集団暴行が殺人にいたる集団心理というものは何か見えたような感じがする映画。