★★+
鑑賞No:02267
製作:2011年/日本/106分
監督:近藤真広
出演:小籔千豊/相武紗季/温水洋一/本仮屋ユイカ
大阪の町工場の冴えない工員、満男は同じ工場の事務員・ななみに片思い。彼女は小学1年生の男の子を育てるシングルマザーだが、満男にとっては高嶺の花だった。そんなある日、草野球の試合中に満男は不思議なものと出会う。それは、遠い星から偶然やってきた宇宙人だった・・・。
ストーリーは和製「E.T.」ともいえる内容だが、「E.T.」にははるか及ばない作品。主演は吉本新喜劇の小籔千豊だが、風貌そのままの冴えない青年を黙々と演じていたが、派手さもなく感動も起こらない内容となっている。宇宙人を確保する政府機関の存在と手法にも釈然としないところが多々あるし、そもそも宇宙人役の温水洋一のコスチュームがTVバラエティの衣装のように安っぽく、リアリティゼロ。こんな安易な映画製作でいいのか!と邦画の将来を危惧する作品。