★+
鑑賞No:02260
製作:2011年/日本/102分
監督:板尾創路
出演:板尾創路/浅野忠信/石原さとみ/前田吟
昭和22年。ボロボロの軍服を身に付けたひとりの男がいきなり寄席小屋に入り、高座に上がり、噺家たちにつまみ出されてしまう。実はこの男の正体は、人気実力ともに認められた森乃家うさぎという落語家だった。戦争で傷を負い記憶を失くした彼を、恋人の弥生は喜んで受け入れるが、その後戦地から戻った別の男こそがうさぎだと判明して・・・・。
この映画の元ネタである古典落語「粗忽長屋」を知らないので、本当の面白さは分からなかったかもしれないが、たとえ知っていても理解不能な映画との感想を持ったと思う。正直、全然面白くないし、ストーリーも全然理解できない。シュールさが売りの監督だが、所詮ははやりの芸人の勘違いによる素人監督作品と言わざるを得ない。特にラストの乱射シーンはいったい何? 映画を観て思い出したのは、「犬神家の一族」の設定に似てるな・・・と思ったぐらい。暇つぶしにもならなかった映画。