★★★+
鑑賞No:02082
製作:2009年/スペイン/94分
監督:ロドリゴ・コルテス
出演:ライアン・レイノルズ
イラクで日用品を運搬中、突然何者かに襲われたアメリカ人運転手のポール。目を覚ますと、そこは地中に埋められた棺の中だった。手元にあるのは、充電切れ間近の見慣れない携帯電話と、ライター、ナイフ、ペン、懐中電灯、そして酒。彼は携帯電話を使って、外部と連絡を取り、救出してもらおうとするが・・・・。
電話の相手は別とすると、登場人物は1人。場面も、地中に埋められた棺の中だけ。その中になぜか入れられた男が、携帯電話を頼りに外部とコンタクトを続け、脱出を試みるというストーリーだが、最後までドキドキ(半分はイライラもあるが・・・)90分持たせたのはさすがといわざるを得ない。それほど、どういう展開になっていくのか?どういう結末になるのか?で興味津々の展開だったから。その分、ラストには少々がっかりした方も多かったのでは!?終わってみればなんと言うことはない映画で再度見る気はしないが、初見はついつい期待してしまう異色の映画。できれば携帯電話で助けを呼ぶだけでなく、自力脱出の展開があればもっと面白かったかも。