★★★★
鑑賞No:02079
製作:2010年/日本/98分
監督:波多野貴文
出演:岡田准一/真木よう子/香川照之/堤真一
六本木で大規模なテロが発生するが、井上の活躍で阻止する。警察上層部の煮え切らない態度に、警視庁警備部警護課第四係係長の尾形は業を煮やして、仲間たちとある計画を実行に移そうとしていた。その計画の裏には、与党幹事長・伊達國雄の存在もあった・・・・。
TVドラマの劇場版だが、独立したストーリーではなく、TVの続きなので、TVドラマを見ていないと分かりにくいかもしれない。かくゆう私もTVドラマはほとんど見ないし、このドラマも見ていなかったので、「野望篇」を観るにあたって、TVで放映されていた総集編とスペシャル番組を見ておいた。総集編を見ておいたのは正解だったが、スペシャル版は映画後編の「革命篇」のためだったようで、「野望篇」の映像が満載(ダイジェスト)だったため、本編を観ても新鮮味がなかったのは残念。内容的には、後編の「革命篇」の序章のような感じなのでクライマックスがないため盛り上がりにはやや欠けるが、テロ犯人追跡や官房長官護衛のシーンはSPならではのスピードとアクションシーン続出で手に汗握る。この映画を観ると、「革命篇」を観たくなるし(製作側の意図でしょうが・・・)、「革命篇」を観ないと意味分かんないし、といった感じですが、2部作にして見せるより、1作にまとめて一気に見たい作品でしたね。