★★★
鑑賞No:02122
製作:2010年/日本/138分
監督:山崎貴
出演:木村拓哉/黒木メイサ/柳葉敏郎/緒形直人
西暦2199年。突如地球に侵攻して来た正体不明の敵・ガミラスによって、人類は存亡の危機に瀕していた。地球は遊星爆弾によって放射能汚染され、わずかに生き残っていた人類は地下に避難して生き延びていた。そんなある日、地球にカプセルが落下してくる。それは惑星イスカンダルからの通信カプセルで、そこに行けば放射能除去装置があるという。人類は一縷の望みをこのメッセージにかけ、イスカンダル目指し宇宙戦艦ヤマトが旅立つことに・・・・。
往年の名作アニメを最新のCG技術を駆使して実写版として再現させた映画。アニメの実写化としては、アニメのイメージを損なわず、なかなかの出来だと思った。ただ、観た感じ(印象)としては、「宇宙戦艦ヤマト」色よりも「スター・ウォーズ」と「エイリアン」を足して2で割ったような印象の映画。また、森雪が戦闘員だったり、佐渡先生が女性だったりとキャラクターを少しいじっており、多少違和感はあった。また敵のでスラー始めガミラス星人の実体が出てこないのもアニメと大きく異なり、「ヤマト」でありながら「ヤマト」とは違う作品のような印象が残った。映画なのでしょうがない点もあるが、イスカンダルまでの道のりが安易で、アニメで描かれていた激しい戦闘で満身創痍になったヤマトというイメージが感じられなかったのは残念。