★★★
鑑賞No:02144
製作:2010年/アメリカ/125分
監督:ジョセフ・コシンスキー
出演:ギャレット・ヘドランド/ジェフ・ブリッジス
デジタル業界のカリスマとして名をはせていたエンコム社のCEO、ケヴィン・フリンが謎の失踪をして20年。ケヴィンの息子サムも27歳となっていた。そんなある日、父ケヴィンからメッセージを受け取ったサムは、その消息を追って父のオフィスに行き、そこでケヴィンが創造した理想郷グリッドに迷い込んでしまう。そしてそこで彼はサバイバルを強いられることに・・・・。
1982年に製作された「トロン」の続編にあたる。前作はだいぶん以前に観ていたので内容はかなり曖昧だが、「トロン」は本格的にCGを導入した世界初の作品として有名。そのCG技術も28年の月日を経て躍進的な進歩を遂げ、本作でもCGは多用されているが、その違いは驚くべきものとなっている。内容は多少訳のわからないところがあり、舞台の大半はグリッドと呼ばれるデジタル世界で、主人公の父親によって創造されたものだが、まずこの世界が何なのか分かりにくい。まぁ、「マトリックス」のような世界観でのサバイバルを楽しむのが一番のよう。CGもよいが、本作で最も感動するのはやはり親子愛が描かれたラストでしょう。