★★★★
鑑賞No:01676
製作:2006年/アメリカ/104分
監督:マイケル・ポーリッシュ
出演:ビリー・ボブ・ソーントン/バージニア・マドセン
宇宙飛行士訓練生だったチャーリーは父の急死によって農場を相続することになる。しかし宇宙飛行士の夢を捨て切れない彼は、貯金をつぎ込み自作のロケットを作り始める。彼の夢を支援する家族と共に。しかし調達したロケット用の燃料がミサイル用の燃料と誤解され、FBIにロケット発射計画を阻止されることに・・・・。
一個人が自作のロケットを作り、それを庭から打ち上げるという荒唐無稽ともいえる話だが、なぜか観ていて惹き込まれる映画だった。主人公の夢に対する一途な思いが伝わってくるし、それを家族全員で支えようとする姿に感銘を受けるからかもしれない。もちろん事は順風満帆ではない。仮にも本物のロケットを作るのだから金がかかる。主人公は家や農場を抵当に入れて大借金するし、家庭崩壊の危機にも見舞われる。FBIからもマークされ阻止されようとする。しかしそれでも自作ロケットの打ち上げ計画をやめようとしない。そして打ち上げを強行実施し、失敗・・・・。やっぱり現実は厳しい。そういう映画だったのか! と思われたがそうではなかった。夢を持ち、それを追い続ける男と、それを支える家族の素晴らしさを実感できる映画。ロケット打ち上げシーンは緊張して思わず手に力が入ります。