鑑賞No:01604
製作:2008年/アメリカ/112分
監督:ロブ・コーエン
出演:ブレンダン・フレイザー/マリア・ベロ/ジェット・リー
太古の中国。中国全土統一の野望に燃える皇帝は、呪術師ツイ・ユアンに横恋慕して彼女の恋人を殺害したため、彼女の呪いによって陶器にされてしまう。時は変わって1946年。ロンドン在住のリックとエヴリン夫婦は、息子のアレックスを海外留学に送り出し退屈な日々を送っていた。そんな彼らに秘宝“シャングリラの眼”を上海に移送する仕事が舞い込んでくる。そこでやってきた上海で偶然、息子のアレックスと再会することに。ところがアレックスが発見した皇帝のミイラが復活したことで・・・・。
最新のCGを駆使した映像とテンポよい展開で、まずまず楽しめる作品に仕上がっている。出てくるキャラクタも多彩で面白い。ファンタジーSFにつきもののようなドラゴン、未知の動物として有名なイエティ、兵馬俑を彷彿させる皇帝軍、そしてお決まりのミイラ、といった具合で楽しませてくれる。一方、今回は主役のリックに加え、リックとエヴリンの息子アレックスが大活躍するストーリーとなっている。それもそのはず、1作・2作でエヴリンを演じたレイチェル・ワイズが今回降板したための措置らしいが、レイチェル・ワイズの出演しないハムナプトラはハムラプトラではないような気もした。なお、1作目の「ハムラプトラ」の原題は「The Mummy」(ミイラ)で、ハムラプトラとは映画に出てくる砂漠にある伝説の都のことだが、この3作目は伝説の都ハムラプトラとは何の関係もない。
