片野です。ゴールデンウィーク前に購入した、マクロエコノミクスが届いたので、その自慢をしたいと思います。
 
 
 

 
 
 
 最近、MMTという経済理論が流行ってます。日経新聞の雑な解説とかでご存知の方もいらっしゃると思います。なんだかリレフ政策、FTPL、馬場財政とかと区別がついてない人が多いです。日本のMMT論壇ははっきり言って論ずるに値しない様相を呈しています。
 
 原因は色々とあると思います。MMTを理解した、私が日本にMMTを広めるんだ、くらいに言っている人が、租税貨幣論やJGPを否定するどころか理解もしていなかったり。あるいは大手の報道機関で解説をしてみせるエコノミストが、一般人向けの入門新書すら読んでおらず、俗説のまま理解をしていたり。
 
 まだ僕が小学生くらいの頃から、MMTを研究をしているRickyさんも、MMTはまだ日本で流行るべきではない、という趣旨のエントリを上げていましたが、本当にそのとおりだなあと思います。
 
 かくいう僕も、Rickyさんのブログやレイの現代貨幣理論入門を読むまでは、浅い理解のままいろいろな人に話していたりするので、あまり偉そうなことは言えないんですけね…。
 
 今回購入したのは、その一般人向けの新書の著者であるランダル・レイと、ウィリアム・ミッチェル、マーティン・ワッツの共著である、学部生向けのマクロ経済学の教科書です。
 
 人生初の洋書とあって、なんだかすごく宝物のような感じです。ただ、これから書き込みまくって、たくさん汚すんだろうども…。
 
 パラパラと読んでみると、貨幣ヒエラルキーのピラミッドの図が合ったり、「money of account」、いわゆる計算貨幣がたくさん書かれていて、ちょっとテンションが上がりました。
 
 なんだか、日本の有志がすでに翻訳をされているようですので、困ったらそっちも参照しながら、気長に読んでいこうと思います。
 
 人生の最終目標は独学でローマー上級を読破することなんですが、どんどん先延ばしになっています。気長に勉強していこうと思います。