写経します。そういや最近、専用ペンでなぞるだけで教科書をパソコンにコピーできる、みたいなツールが発明されたらしいです。実用化されると、かなり時短になるんですけどねー。
ヤーコプ・ボルニツ は、その時代の経済的知識を初めて体系化しようと試みた人物であると言われている。彼は、通貨のあらゆる価値低下に反対するとともに重商主義精神でもって、保護関税・奨励金・独占を駆使した私的諸産業への介入を説いた。彼はまた、奢侈品輸入に対する節倹税の導入を提唱したが、他方では資源の輸入を奨励した。
クリストフ・ベゾルト もまた、国家の積極的役割を念頭に置いた。彼はアリストテレスの貨幣不生産性説を否定して、貸付に対する利子が適法的となりうることを論じた。もっとも彼は、国家が利子率の上限を設定することを要求してはいたが。
カスパー・クロック は、課税対象者の富に比例して課税することを提唱し、パンや肉のような必需品への課税に反対した。
メルヒオル・フォン・オッセ は、ドイツで初めて政治・法・経済思想をひとつの学問へと結びつけた。彼はアリストテレスから影響を受けた。彼の主著は「政治的遺書」であった。オッセは、神が人間を生まれつき法に恭順なものにしたということを信じていた。彼がそうした伝統的思想を継承したのは、統治者の福祉と国民の福祉との間に隔絶はない、と主張することによってであった。彼はまた、奢侈品を「諸外国から来る不用品であり、それを商人や貿易業者によってこの国の良質の貨幣や財貨と交換されており、この過程でドイツから他の諸国に富が流出してしまう」として退けることによって、重商主義の見解に---しかもその道徳的側面において---従ったのである。
ゲオルク・オープレヒト はストラスブールの法学教授で合ったと同時に官僚でもあった。彼はテュービンゲンとフランスで法学を学んでおり、フランスでは「聖バーソロミューの夜」の新教徒大虐殺の渦中でかろうじて死から免れた。彼の議論には、フランスの政治思想家であり経済学者であるジャン・ボーダンの「国家に関する6篇」からの強い影響がみられる。オープレヒトは、財産はよいとしても人間は課税査定されるべきではなく、また必需品には決して課税すべきではない、と考えた。彼は、子供---男児も女児も---のための「自動金庫制度」を提案し、この制度において両親は子供が生まれた時点でいくらかの金を預金しなければならない、とした。この預金は資本化され年6%の利子を生じうるものとなり、その預金総額は息子なら21歳、娘なら17歳になった時、その子供たちに支払われる。子供が死んだときにはたまった金額の大部分が国庫に支払われることになる、としたのである。
(は~~~、かなり昔からあったんだなあ。贅沢品には課税しろとか、今でいう小泉進次郎のこども保険、みたいな話かな。)
今日はここまで。誰一人として、ネットで検索しても出てこなかった。