ネイオゲです。
今回は解説ではなく、日記っぽいことを書きます。
みなさんは小中学生の時、「職業体験」ってやりませんでした?
マスカキを憶えたばかりのチンパンジーが社会性を身につけるために、一日だけ地元の企業でお手伝いをする学校行事です。
僕は老人ホームに行ってきました。
なかなか地獄でしたね。ネイオゲは建前を嫌います。あそこは割と地獄です。
お世話が好きな方・できる方でないと介護士は務まらないな、と子供心に思いました。
実習の初日、ネイオゲは大変ユニークな爺さんを見ました。
その爺さんは常に、片方の手の甲でもう片方の手のひらを叩いているのです。
文だと伝わらないですね。例えるなら野球小僧がグローブを柔らかくするために、芯を手の甲で叩く感じですかね。それのグローブがないバージョンです。
一日を通じて老人ホーム内をぐるぐるしてましたが、目にしたときは常にそれをやってました。お若いし会話もはっきりしていたので、痴呆ではなく癖だったんだと思います。
職業体験の二日目、その爺さんの着替えを目にする機会がありました。
爺さんは長袖を着ていました。ネイオゲが爺さんの上裸を見るのは初めてだったんですが…。
なんと爺さんの前腕が筋骨隆々ではありませんか。前腕だけです。それも、右腕だけ。
胸もお腹も、そして左腕も、すっかり痩せこけている爺さんの右の前腕だけが、筋骨隆々なのです。
ネイオゲの頭の中で、すぐにピンときました。なぜ爺さんの右の前腕だけが発達しているのか。それは間違いなく爺さんの癖、つまりは右の手の甲で左の手のひらを一心不乱に叩き続ける癖が、あのヒラメのような前腕をもたらしたのだと。
体の一部分だけがアンバランスに大きいその姿はまるで、花の慶次の岩兵衛でした。
そのときばかりは、ネイオゲも冷や汗をかきました。もし爺さんの振りかざした裏拳が、誤ってネイオゲの頭に直撃したら…。
結局、何事もなく職業体験は終わりました。
老人のポテンシャルを感じた、貴重な体験でした。
結論
日々の努力の積み重ねが大事だということですね。
我々も日々、精進していきたいものです。
以上です。お読みいただきありがとうございました。