💓💛💖 アメブロ「太陽と共に始めよ」2024/02/26 (月) 💖💓💛💖🌈

● 賛美唱：詩編19
19:1 【指揮者によって。賛歌。ダビデの詩。】 19:2 天は神の栄光を物語り／大空は御手の業を示す。 19:3 昼は昼に語り伝え／夜は夜に知識を送る。 19:4 話すことも、語ることもなく／声は聞こえなくても 19:5 その響きは全地に／その言葉は世界の果てに向かう。そこに、神は太陽の幕屋を設けられた。 19:6 太陽は、花婿が天蓋から出るように／勇士が喜び勇んで道を走るように 19:7 天の果てを出で立ち／天の果てを目指して行く。その熱から隠れうるものはない。 19:8 主の律法は完全で、魂を生き返らせ／主の定めは真実で、無知な人に知恵を与える。 19:9 主の命令はまっすぐで、心に喜びを与え／主の戒めは清らかで、目に光を与える。 19:10 主への畏れは清く、いつまでも続き／主の裁きはまことで、ことごとく正しい。 19:11 金にまさり、多くの純金にまさって望ましく／蜜よりも、蜂の巣の滴りよりも甘い。 19:12 あなたの僕はそれらのことを熟慮し／それらを守って大きな報いを受けます。 19:13 知らずに犯した過ち、隠れた罪から／どうかわたしを清めてください。 19:14 あなたの僕を驕りから引き離し／支配されないようにしてください。そうすれば、重い背きの罪から清められ／わたしは完全になるでしょう。 19:15 どうか、わたしの口の言葉が御旨にかない／心の思いが御前に置かれますように。主よ、わたしの岩、わたしの贖い主よ。

：今週のテーマ【神の契約成就】

【聖句断章】19:2
天は神の栄光を物語り／大空は御手の業を示す。

@ 直訳：「天」（heaven）は神の栄光を宣言し、「大空」（天蓋）(firmament) は神の「手仕事」（御手の業）を告げ知らせる。詩篇19篇は天の下、地の上の全ての創造世界への賛歌である。

＊ここ数週間の共通テーマの【契約】について与えられた洞察は、神は契約を直ぐには結ばれないで、まず、約束、あるいは警告をして、しかる後に、時を見計らって契約される、ということであった。今日我々に与えられた賛美頌詩篇19篇を考察する時にもまたその事が妥当していることを見出す。

＊詩篇19篇は自然の讃美が最初に来る壮大な創造賛歌である。自然との契約というとすぐ思い出されるのは先々週のノアとの契約である。神はこの時にも契約をすぐには結ばれなかった。ノアは洪水前長い間、異教支配の中で苦しんできた。そしてそれが世界の破滅へと至った経験をした。神はその後ノアたちと契約を結ばれる。その時ようやくノアと契約されたのだ。そしてそれは自然契約であった。即ち、自然宗教、大地との繋がりに生きるノアへの祝福と守りの契約だった。

＊詩篇19篇は何よりもまず最初に自然を通して神の栄光が輝き渡る世界を讃美している。そこで崇められる対象は自然であり、いうならばその時の宗教は自然宗教であった。人類の最初の宗教は、ノアとの自然契約が示すような自然宗教の宗教観だった。ノアは農夫として大地の人であった。

＊そうしてその後、ようやく次のステップが導入されている。詩篇19篇においても19:8から突如それまでの流れては異なるあらたな段階の言が登場する。≪主の律法は完全で、魂を生き返らせ／主の定めは真実で、無知な人に知恵を与える≫ 。神の律法が与えられる。人間との契約はより高度化、複雑化して、人格化してゆく。これも神の契約成就のプロセスである。自然から人格へのプロセスを経て、神の契約は成就への道を前進する。

＊これまでの考察から、自然は大枠、ベースであり、その上に人間の歴史が積み重なって創造世界は複雑な問題を抱えながら苦しみつつ、彩り豊かに変容していくこととなると結論付けることが出来る。
賛美頌は今週のテーマ【神の契約成就】を見事に表している。

💓 人類の歴史、人間の歴史は、そのようなプロセスを経て、神との契約を完成させるべく、神が導いておられる宇宙的出来事である。

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