💓💛💖 アメブロ「太陽と共に始めよ」2024/02/21(水) 💖💓💛💖🌈

翻訳：水曜特番
Genesis 6 Conspiracy : How Secret Societies and The Descendants of Giants plan to enslave Humankind
by Gary Wayne 2014 imprint of Deep River Books
『創世記６章陰謀：人類奴隷化を企る秘密結社と巨人の子孫たち』
第三部【アナクの子孫たち：その血脈と契約】
第30章大白光兄弟団の始まり

😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄😄

≪彼の王国の主な町は、バベル、ウルク、アッカドであり、それらはすべてシンアル（バビロン）の地にあった。彼はその地方からアッシリアに進み、ニネベ、レホボト・イル、カラ、レセンを建てた。レセンはニネベとカラとの間にある、非常に大きな町であった。≫創世記10：10-12

＊ではニムロドは洪水前世界の秘密の科学とエノクの宗教の全てをどのようにして受け入れたのか？その洪水前世界の堕落した七学と邪悪な多神教宗教の知識をどのように利用したのか？

＊レメクの子らが建立した双子柱に刻まれたエノクのヒエログリフから堕落したデータを発見し翻訳したのはもちろんヘルメスである❶。洪水前にノアが証言した邪悪の全てがノアの後年にも脳裏を離れなかった。双子の悪、偽知識とネフィリムの両方がシンアルのタイラントの手に落ち、洪水後社会を損なうこととなった。この禁断の知識の衝撃は不活性に留まらなかった。ニムロドは全身全霊で堕知識を再活性させた。それが創世記10章が人類の考え得るどんなことでも達成できたこととして記した理由だった。だが、シンアルの民はこの偽知識を人類の善のためだけに用いる天の知恵を持ち合わせていなかった。偽七学を用いれば何でもできるほど強力のようである。

＊クラフト伝説がニムロドは（偽）科学を「愛した」メイソンだったと記しているのはこの目的にかなっている❷。ニムロドは彼が新しく発見した力に基づく攻撃力に心酔した。彼は思うように自分の仕事をした偉大なメイソンと称えられている。彼は偉大なメイソンだっただけではなく、新カルトの指導者としてグランドマスターだった❹。事実、彼は洪水後世界初のメイソンのグランドマスターだった❺。彼はグランドマスターとして洪水後世界を災厄の道へと突き進ませた。The Regius Manuscriptはこの考えを支持して、ソロモンではなくニムロドこそ洪水後世界初の優れたグランドマスターだったと述べている❻。

＊いくつかのクラフト伝説でニムロドがこの不法の全知識のために七学の祖とみなされているが❼、それは不正確で、もっと正確には、ニムロドは洪水後の偽科学ルネッサンスを導いたヘルメスのスポンサーであり協働者だった。ニムロドは配下の建設者たちとその技能をその他の人間のものと区別するために全てのメイソンサインと証璽（と知識）を教えた❽。彼は新しくカルトを組織し、それを社会のエリートと融合させ、世代を越えた秘密結社を形成し❾、それに彼らの統治のための法を備えた憲章を具備した。このためにニムロドは洪水後のメイソン結社を造り上げたとしてクラフト伝説において賞賛された❿。ニムロドは悪魔的な天才の迅速な一撃によって前代未聞の国家権力と組織力を手にして、洪水前時代を死に至らせた邪悪の全てをもって洪水後社会とそれに続く全世代を堕落させた。

＊ニムロドは町々とジグラットを建てはじめ、マスターメイソンとしての適格性を高めた⓫。聖書がニムロドを多くの町々の建設者として正確に記録している通りである。彼の最も注目すべき業績はもちろん悪名高いバベルの塔だった。聖書はとりたててニムロドがバベルの建設者だとは記していないが、他の諸伝説がそれを語っている⓬。

＊ニムロド伝説はニムロドが彼の多神教偶像崇拝の新宗教のために象徴的目的でバベルを利用したことを確証している⓭。ニムロドは千人以上の石工たちに予め諸科学を教え込んで、その実践教育のために塔を建てたとメイソン伝説は語っている。バベルのクラフト伝説にはニムロドがそのために53年を費やしたことが記されている⓮。バベルのこのメイソン創設組織は極秘「大白光兄弟団」として知られるようになり、後にエジプトのヘリオポリスの有名な祭司たちへと変形し、そしてそれがエッセネ派によって受け継がれた。ニムロドの古代の白光兄弟団組織は今、超秘密主義イルミナティの内部に留まり、「大白光兄弟団」の称号を不敵にも誇示している。

＊バベルは洪水後世界初のメイソンプロジェクトだった⓯。それは偽知識の初の物理的適用であり、それが神秘主義をも含めた近代フリーメイソンの始まりと考えられている⓰。バベルの塔の建設は、バベルあるいはバビロンとして覚えられるもっと大きな53年もかかった大都市建設という野心的プロジェクトの一部だった⓱。シンアルの民によるこの最初の大事業は洪水前科学再興の栄光としてメイソン伝説に記憶された。この謎のバビロンとバベルの塔という源から、聖書が描く比喩的バビロンが出現してくる。それは洪水前の欺瞞的偽神秘主義宗教を描く比喩として、その源泉がバベルで再生され、終わりの時代に再び再生される比喩的バビロンである⓲。

＊バベルは疑いなく洪水前シュメールのスタイルと精神に倣ったメソポタミアのジグラットだった。「ジグラット」はアッシリア語/バビロニア語で「聖なる塔、聖なる頂」を意味するzigguratuから派生している⓳。「空へと伸びる塔」を意味する別の訳もある⓴。バベルが建てられた知識はピラミッド建設と同様、洪水前の偽科学にその起源があったと信じられている。

＊同じことはシュメール人についても言える。彼らは洪水前時代の紀元前3300年頃不思議な形をした楔形文字書記法を最初に発明した者とみなさている。彼らはまた、紀元前4千年紀の全ての技術革命を引き起こした者ともみなされている。それらは、農業、数学、冶金術、建築術などその全てがカイン、エノク、トバルカインの精神によるものだった。シュメール人はそれらの新技術や書記法や農業などの知識を礼拝の一種として、ジグラットの形で自らを顕した彼らの神々への礼拝として奉献した㉑。同じシナリオはエジプトではヒエログリフとピラミッドによって演じられた。

＊ということは、カインの子孫がシュメール人やエジプト人やおそらくは六日目創造の民だったことはほぼ確実であろう。また同様に、バベルはシュメール人の精神に倣ったジグラットだったと思われるが、そのスケールはもっと壮大だった。バベルの塔の基底部の幅は大ピラミッドの二倍だったことを想起していただきたい。

＊シュメールで彼らの守護神エンキが祭られたようにバベルでもそうだった㉒。エンキはエンリル/アドナイのライバル神である。シンアルとはアッカド語の「シュメール」であることを思い出していただきたい。ラッセルとセリアルが塔は神々との交流のためのゲートウェイかスターゲートとして建てられたと言う時、それははこの観点からである㉓。ニムロドはヘルメスによって与えられた知識を基に洪水後初のメイソン事業として、神々と交流し、神々を操作し、祭るための塔を建てさせた。

＊バベルの塔の象徴に贖いの要素は何もない。ラッセルとセリアルが言うように、事実、バベルとはアッカド語のBab（門）+ El（神々）から来ており、「神々への戸口」を意味している。スターゲート、王権の指輪、アトランティスなど様々な洪水前文明、ネフィリムの唸り声、燃える目はみなStar Gate やStar Gate AtlantisなどのＳＦ映画やＴＶシリーズを通して我々の世代に生きている。

＊ここでよく考えねばならないのは、エジプトのピラミッドやシュメールのジグラットが洪水前においてそうだったように、バベルでもまた再度、創世記６章陰謀精神に倣ったもう一つの悪名高い洪水前の出来事が象徴的振舞いとして記念され祭られたのではなかったかどうかである。バベルとはアッカド語で神々への門を意味すると前述したが、バベルの建設は、かつて洪水前に地上に降り立ちウォッチャー/支配者/アルコンとして王権を握った神々をもう一度地上に降臨さるための象徴的建設としてニムロドが建てたのかもしれない。それは、かつて情欲に駆られたて地上に降って人間の娘たちを妻にしたウォッチャーに再び同じことをするよう公に招請したことだったのかもしれない。かつて200体の不義のウォッチャーがヘルモン山/ニップルで行ったように新しいネフィリムに対して、彼らが再び新しい人間を造るように公然と招請した行為だったのかもしれない。バベルはヘルモン山の洪水後の再創造だったというのが実際ではなかったのか？バベルから第二の創造秩序の違反が始まり、さらにバベルからの離散後、グノーシス福音書に記されているように、ソドムとゴモラに移植されたのではないのか？

＊バベルは正にそれらの目的のためにこそ建設されたと結論されねばならない。ガードナーは古代ジグラットは聖なる山、天の丘として作られたと言っている㉔。ナイトとロマスは、アヌンナキの支配者協議会である伝説のシュメールのニップルは地上の中心と天をつなぐ聖なる山で、洪水前も後もそこで王権賦与儀式が行われ、勅令が発布された場だったと明言している。北方の遊牧民たちがバベルの塔をシュメールの塔と呼んだのはこの事を知っていたからである。ナイトとロマスはさらに、洪水前伝説にあるニップルとヘルモン山の関係のような関係がシュメールのジグラットを地の中心と天をつなぐ人工的な山として造られせたと言っている㉕。ニムロドはニップルのカルサグを再建しようとしたと結論されねばならない。コリンズは「ニップルのカルサグ」はヘルモン山のことであると言っている㉖。

＊当時も今もニムロドの傲慢さは公然として覆い難い。ユダヤ教伝説は彼の堕落は極みまで達したと語っている。彼は洪水後最大の罪びとだったとの公認を得ている。ニムロド猊下の王国では未来の反キリストの王国と同様に、戦争と暴力と殺人が常態化していた。ニムロドは地上の全民族を彼の造った新宗教に改宗させようとして、神の玉座を擬した王座を作って自らを神とし、全民族が来て神なるニムロドに貢を納め、彼に向かって「世界創造以来、ニムロドのような者はいない。人と獣の勇敢な狩人、神の前の罪びと」と言わせたとギンズバーグは記している㉗。

＊この公然たる傲慢さは神の不興を買った。フリーメイソンには神は謙遜を愛する方として知られている㉘。アンダーソン伝説では。神はバベルで言語を混乱させ、民を地の四囲に散らすことによって偽りの技術の実行を遅らせる計画の下で懲罰を下された、と述べられている㉙。さらにキャロル・ローズは、神は人類的バランスの視野でニムロドと彼の臣下の巨人たちを裁き、人類を離散させその言語を混乱させたと言っている㉚。

＊残念ながら、この離散で偽派の全ての知識が失われることはなかった。ニムロドは離散後も再びそれらの科学を保存し増大させるキャンペーンを行った㉛。彼はメイソンの知識を用いて古バビロニア帝国を再建した。彼の建てた町々は、アラク、アッカド、カラ、シンアル、レホボト、そしてもちろんアッシリアのニネベであった㉜。聖書の伝説では、バベル世代の人々とその子孫は全ての技能、科学、知識に優れていたと記されている㉝。ニムロド下でメイソンカルトは再び花開き、賢者とかマギとかとも呼ばれカルディアの数学者たちに受け継がれ、不朽の名声を博すようになった。

＊カルディア人の元々の出生地はバビロン北のアッカドだった。彼らは占星術と天文学に優れた攻撃的ｎ好戦的な民だった㉞。カルディア人は間違いなくニムロドの息子たちだった。カルディアでニムロドは彼の臣下に偶像の拝火教を推進し、それを拒否した者たちを皆、巨大な炉の中に投げ込み、彼の堕落した邪悪な万神殿への犠牲として捧げた㉟。それは5000年後、ヒットラーが来るべき反キリストとして採り入れるもうひとつの反キリストの特徴だった。

＊人々を炉の中で殺すことについて、ニムロドがアブラハムにも同じことをして脅したことが別の伝説に語られている㊱。ユダヤ教伝説によれば、アブラハムはニムロドが神を否定し人々を神に反逆させ神から離れるよう導いていると面と向かって彼を非難した。それでニムロドはアブラハムを一年間牢に入れた後、炉に投げ込んだ。しかしアブラハムは焼けることも死ぬこともなかった。アブラハムは神の目に義しい人で、神の守りが彼と共にあったからである㊲。伝説と創世記14：14-21はアブラハムが後にメルキゼデク（セム）から祭司の祝福を受け継いだことを記している。

＊ニムロドとアブラハムのこのシナリオは有り得ることだが、確証はない。だが聖書の記事の背景理由の一つとして、ニムロドとの対決がアブラハムをしてニムロドの専制から身を守るためにウルとカルディアからカナンへ逃亡させたと考えることができる㊳。また、徹底した一神教徒だったアブラハムは偽りの神々の偶像の前にいつもひれ伏していた父とウルの人々に熱烈な抗議をしており㊴、ウルの人々はアブラハムの抗議に対して投石や焼殺をもって脅したが、神はアブラハムを火の中から救い出し、新しい地へと逃れさせた㊵。これらのことがみな、ニムロドとアブラハムとの遭遇を支持しているように思える。

＊ニムロドは彼の始めた専制を最期まで貫いた。偽知識の種をバベル後世界に樹立された新しい諸帝国に再移植し㊶、堕落を拡散する機会を待っていた。そしてそれがカルディアで花開いた。カルディア人はエジプトでヘルメスがそうだったように、偽知識の守り手として指導性を発揮した。

＊「言語ゲート」後もニムロドはアッシリアとバビロニアを離れなかった㊷。ニムロドは生涯バビロニアで生き、町々を建て続け、洪水後初の世界帝国の再建に尽力した。だが実際の再建は、アッシリア、バビロニア、ペルシャの大帝国時代まで待たなければならなかった。

＊ニムロドの最初の大帝国は物凄い攻撃性で知られた㊸。彼の好戦的追跡の勇敢さと熱情と相まって、ニムロドはアッシリアの戦士王たちの倣うべき完璧なモデルとなり、彼らがかつて人類を支配した最も残忍で野蛮な王国を樹立した。アッシリアは聖書著者たちによって「ニムロドの地」（ミカ5：6）とさえ呼ばれた。アルメニア伝説はニムロドがハヤックの矢から出たトルゴムとの戦いで死んだことを伝えている㊹。

＊神がバベルで悪のくびきを再度折られたのは、ノアの子孫が善を増やし、悪から立ち返る機会を新たに与えるためだった。ニムロドは汚名を報いとして十分に受けた。ニムロドは洪水後世界初期時代の最も邪悪な者とされ、その事によって現代に至るまで最も邪悪な人間の一人と見なされている。

＊ニムロドは正に、来るべき反キリストの相応しいロールモデルである。この扇動を証ししたニムロドとバベルは後に続く全世代のための警告として、「日の下に新しいものは何もない」ことを証しするために創世記に記録されている。もし我々がノアのしるしを無視して注意を払わないなら、創世記6章に知られているような扇動と反逆の霊がバベルで起こったように再び新たに吹き込まれ、それほど遠くない未来に再度立ち上がることだろう。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
次回：第31章定めの民の鍛造
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■