今晩は!

 明日の重賞は、秋のGI開幕戦、スプリンターズSGI。秋の最速王決定戦。キーンランドCなどサマースプリントシリーズを使ってきた馬、前走セントウルSで復帰した馬、春GI以来の馬、さらに、海外組などさまざまな路線を歩んだ馬の激突が見られるレース。96年フラワーパーク、01年トロットスター、09年ローレルゲレイロ、13年ロードカナロア、そして、18年ファインニードルの5頭は、本競走で春秋スプリントGI連覇を達成、そして、02年ビリーヴと11年カレンチャンの2頭も、翌年の高松宮記念を制し、春秋スプリントGI連覇を達成、90年バンブーメモリー、91年ダイイチルビー、92年ニシノフラワー、97年タイキシャトル、15年ストレイトガール、そして、20年グランアレグリアのマイルGI馬6頭も、2階級GI制覇達成。他に、99年ブラックホークと03年デュランダルの2頭も、ここを制した後のマイルGIも制して、2階級GI制覇達成。93&94年サクラバクシンオー、12&13年ロードカナロア、そして、16&17年レッドファルクスの3頭は、スプリンターズS連覇達成などGI馬が貫録を見せており、後のGIで活躍する馬も制している。外国馬も参戦することがあり、05年香サイレントウィットネス、06年豪テイクオーバーターゲット、10年香ウルトラファンタジーの3頭が優勝するなど、外国馬も実力を発揮している。今年は、春のスプリント王者マッドクール、昨年の覇者ママコチャ、22年NHKマイルC勝ち馬ダノンスコーピオンのGI馬3頭、サマースプリントチャンピオン・サトノレーヴ、22年5着&23年3着ナムラクレア、24年オーシャンS勝ち馬トウシンマカオ、24年アイビスサマーダッシュ勝ち馬モズメイメイ、5億円ホース・オオバンブルマイ、2年前の2着馬ウインマーベル、唯一の3歳牝馬ピューロマジック、24年シルクロードS勝ち馬ルガル、23年高松宮記念(7着)以来、1年半ぶりの復帰戦となるヴェントヴォーチェなど快速馬が参戦!更に、18年ラッキーバブルズ以来6年ぶりに外国馬が参戦。高松宮記念に出走したビクターザウィナーとチェアマンズスプリントプライズでマッドクールとビクターザウィナーの2頭に先着したムゲンの香港馬2頭が参戦!秋の最速王に輝くのは、史上6頭目の春秋スプリントGI連覇か、史上4頭目の連覇か、復活か、3度目の正直か、サマースプリントチャンピオン馬か、悲願か、17年ぶりの3歳牝馬か、14年ぶりの外国馬か、それとも伏兵か。では、スプリンターズSの予想と買い目を発表しよう!

 

 スプリンターズSGI

◎ 7マッドクール ... 前走チェアマンズスプリントプライズでは、稍重馬場に泣き、最下位11着に沈んだ。復帰戦となる。鞍上の坂井瑠星騎手とは、【4.1.1.2】で、芝1200m戦の場合、【3.1.0.2】で、国内芝1200m戦とさらに条件を絞ると、【3.1.0.1】で、唯一の着外が昨年のCBC賞(9着)のみ。右回りコースも、【2.1.0.2】で、着外に敗れた2戦はいずれも香港スプリントGI。そして、同年に春秋スプリントGI連覇した5頭中4頭が5歳牡馬と信頼できるデータ。ハナ差の2着に敗れた昨年のリベンジを果たし、史上6頭目の春秋スプリントGI連覇で、秋の快速馬となる!

〇 5ナムラクレア ... 芝1200m戦は、【5.3.2.2】と12戦全てで上位に善戦。前走キーンランドCでは、直線で内ラチから抜け出せず不利に合い、5着に敗れた。が、これは度外視してもいい。3歳秋のスプリンターズSを5着、昨年の高松宮記念2着、スプリンターズSで3着、今年の高松宮記念を2着とあと一歩のところでGIタイトル届かずの結果続き。だが、3年連続のスプリンターズS出走となるが、⑤③着と着順を上げてきているので、スプリンターズS3度目の正直&高松宮記念2着の雪辱を果たせるチャンスだ!ただ、主戦の浜中俊騎手が今日から10月6日までの9日間騎乗停止処分になり、横山武史騎手との初コンビになるので、そこだけが懸念点で、2番手に評価を下げた。

▲ 12サトノレーヴ ... 3走前の春雷Sを制し、函館スプリントS→キーンランドCと連勝して、サマースプリントチャンピオンの座に就いた。芝1200m戦は、【6.1.0.0】と連対率100%。中山芝1200m戦は、2戦2勝とこちらも負けなし。GI初挑戦になるが、相性抜群の芝1200mで一気にGIの頂点に君臨する!ただ、06年以降、サマースプリントチャンピオン馬は、【1・2・2・12】で、好走した5頭はいずれも、セントウルSで逆転優勝したのに対して、それ以外のローテ組のサマースプリントチャンピオンは、一頭も好走していない。サマースプリントチャンピオン馬は、19年タワーオブロンドンの勝利を最後に、凡走している。そして、キーンランドC1着馬によるスプリンターズS制覇は、11年カレンチャンのみ。12年以降は、【0.0.3.7】と連対がない。この2点が懸念材料で3番手に評価を下げた。

注 2トウシンマカオ ... セントウルS1着馬は、【2.2.0.5】で、前走1番人気で制した馬は、【2.2.0.3】に対して、2番人気以下で制した馬になると、【0.0.0.2】と13年2着ハクサンムーンを最後に、1頭も好走していないのが懸念材料。だが、この馬が好走すると思える要素は、今年のオーシャンS勝ち馬だ。実は、19年2着モズスーパーフレア、20年2着ダノンスマッシュ、そして、22年1着ジャンダルムと出走機会3年連続で同年のオーシャンS勝ち馬がスプリンターズSで連対を果たしており、3頭とも内枠。今年のオーシャンSを制し、内枠を引いているので、悲願のGIタイトルを掴むチャンスが遂に来た!

△ 6ママコチャ ... 牝馬によるスプリンターズS連覇は、ゼロ。ナムラクレアと同じ理由で5歳牝馬によるスプリンターズS制覇もなし。この2点が懸念材料。だが、芝1200m戦に関しては、【1.2.0.1】で、良馬場の場合、【1.2.0.0】と連対率100%。そして、スプリンターズS連覇に挑んだ牝馬は、③④②②着と上位に善戦しているので、3着には来るかもしれない。

△ 9香ムゲン ... デビュー2戦目以来の長距離輸送が懸念材料。だが、鞍上のK.ティータン騎手とのコンビは、【4.1.1.0】と6戦全てで3着以内に好走しており、4月のチェアマンズスプリントプライズでは、高松宮記念1着馬マッドクールと同3着馬ビクターザウィナーに先着しているので、3着に来るかもしれない。

△ 14香ビクターザウィナー ... ムゲンと同じ理由で、3走ぶりの長距離輸送が懸念材料。だが、初の長距離輸送だった高松宮記念を主導権を握って3着に好走しており、鞍上のJ.モレイラ騎手とは初コンビなので、今回も主導権を握れば、3着に好走するかもしれない。

△ 15ヴェントヴォーチェ ... 昨年の高松宮記念(8着)以来1年半ぶりの出走が懸念材料。だが、鞍上のC.ルメール騎手は、秋の中山メインの重賞を連勝中で、ヴェントヴォーチェとは、2戦2勝で、いずれも重賞。そして、中山芝1200m戦は、2年前の春雷Sでロードカナロアのマークした1.06.7に0秒1迫る1.06.8の速いタイムで制しているので、3着に来るかもしれない。

 

 馬券の買い目

 複勝  7

 ワイド 7 - 2, 5, 6, 9, 12, 14, 15

 

 この予想と買い目は、あくまで個人の見解であり、何も保証するものではない。

 競馬の勝ち馬投票は、自己責任で宜しく!