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 今日の重賞は、産経賞オールカマーと神戸新聞杯の東西WGII重賞。

 まず、産経賞オールカマーGII。天皇賞・秋、エリザベス女王杯、そして、ジャパンC出走を目指す実力馬達が参戦!本競走と天皇賞・秋を連勝したのは、18年レイデオロのただ1頭。本競走とエリザベス女王杯を連勝したのも、一昨年ジェラルディーナのみ。95年1着ヒシアマゾンは、ジャパンCで2着。96年1着サクラローレルは、続く天皇賞・秋3着、2走後の有馬記念優勝。97年1着メジロドーベルは、続く秋華賞で、牝馬クラシック2冠達成。00年1着メイショウドトウは、秋のGI3連戦、天皇賞・秋→ジャパンC→有馬記念を3走連続2着。07年1着マツリダゴッホは、有馬記念制覇&オールカマー3連覇。15年1着ショウナンパンドラは、続く天皇賞・秋を4着、ジャパンCで2度目のGI制覇。21年1着ウインマリリンも、翌年のエリザベス女王杯を2着、続く香港ヴァーズで悲願のGI初制覇。他にも、オグリキャップ、ビワハヤヒデ、ゴールドアクターなど歴史的名馬も名を連ねている。昨年は、函館記念を制したローシャムパークが、ゴール手前でGI3勝馬タイトルホルダーを捕らえ、重賞連勝を飾り、今年の大阪杯では勝ち馬べラジオオペラにクビ差迫っての2着、続く宝塚記念を5着と善戦!今年は、GI馬は21年ホープフルS勝ち馬キラーアビリティの1頭のみと寂しいが、エプソムCで復活を果たしたレーベンスティール、屈腱炎から復調を見せているステラヴェローチェ、20エリザベス女王杯&有馬記念2着馬サラキアを全姉に持つ牝馬サリエラ、23年菊花賞5着馬サヴォーナ、2年前の2着馬ロバートソンキー、23ダイヤモンドSを制して以来1年7ヶ月ぶりの復帰戦となるミクソロジー、21ホープフルS3着馬ラーグルフなど実績馬が数頭のみと今年はレベルが低いように感じる。ここを勝って、秋の古馬GI戦線に名乗りを上げるのは、メンバー唯一のGI馬復活か、重賞連勝か、復活か、悲願か、それとも伏兵か。では、産経賞オールカマーの予想と買い目を発表しよう!

 

 産経賞オールカマーGII

◎ 4レーベンスティール ... デビュー8戦中6戦で上り最速をマーク。その中で、国内戦になると、7戦中6戦で上り3F最速を出しており、上り3F最速を出せなかったのは、2走前の新潟大賞典(11着)のみで、香港ヴァーズ(8着)以来5ヶ月ぶりの実戦で、斤量が3kg増えた58kgの2点が敗因だった。が、前走のエプソムCでは、59kgを背負って、復活を果たし、重賞2勝目を飾った。中山コースは、【2.1.0.0】と連対率100%!距離に関しても、1年前のセントライト記念で重賞初制覇を挙げた実績がある。そして、鞍上のC.ルメール騎手は、騎乗機会2連勝中!エプソムCに続く重賞連勝で大舞台に挑む!後は、今年の4歳世代の不調さをどう攻略するかがカギだ。

〇 1サリエラ ... メンバー唯一の紅一点。前走の天皇賞・春(12着)に関して言える敗因は、距離としか言いようがない。だが、今回、距離が2200m、GII重賞というのはプラス材料と考えていい。【3.2.1.3】だが、GII以下に絞ると、【3.2.1.1】で、1年前の新潟記念(7着)が唯一馬券圏外に敗れたレースだが、直線で前が壁になる不利を受けていたので、参考外と言っていい。牝馬は、【5.4.1.14】で、好走した10頭は全て重賞連対実績があり、当日の人気が7番人気以内。3歳時ローズS2着と重賞連対実績があるので、10頭の条件を満たしている。1枠に関しても、【1.5.0.7】で、1枠1番に絞ると、【1.4.0.5】と連対率50%のハイアベレージ。そして、鞍上の戸崎圭太騎手とは、22・1勝クラス以来2年3ヶ月ぶりのコンビ。戸崎圭太騎手は、このレース過去10年中8年に騎乗して、【2.1.2.3】と好成績。ここでも上位に好走するのは間違いない!ただ、前走天皇賞・春12着、勝ち馬との着差が3秒5差。前走GI組で、勝ち馬から2秒以上離された負けた馬は、【0.0.0.6】と1頭も好走していないのが懸念材料。なので、2番手に評価を下げた。

▲ 5ステラヴェローチェ ... 屈腱炎明け、⑦⑯①④⑨③着で、6着以下に敗れたレースは芝・ダート1600mで、1800m以上のレースに限定すると、4着以内に好走している。長期休養前も、①①②⑤③③①④④②⑨着と、22ドバイシーマ(9着)を除くと4着以内に善戦。2200m以上のレースは、21神戸新聞杯V、日本ダービー3着、菊花賞&有馬記念4着と実績あり!ここでも上位に好走するのは間違いない!ただ、前走札幌記念の馬体重が508kg。500kg以上の大型で、500~519kg以上の大型馬は、2019年以降、【0.0.0.9】と不振。そして、横山典弘騎手は、【0.0.0.6】とこちらも不振。この2点が懸念材料で3番手に評価を下げた。

注 なし 

△ 9キラーアビリティ ... 前走大阪杯で15着。勝ち馬との着差が2秒。サリエラで述べた同じ理由で、前走GI組で、勝ち馬から2秒以上離された負けた馬は、【0.0.0.6】と1頭も好走していないのが懸念材料。だが、芝2100m以上のレースに絞ると、⑥⑧⑤②着と上位に善戦しているので、3着には来るかもしれない。

△ 11サヴォーナ ... デビューから馬体重が500kg以上を維持している。520kg以上の大型馬は、【0.0.0.6】と全滅で、掲示板内に好走した馬がゼロと懸念材料。だが、中山コースは、2戦して⑤④着と上位に善戦しているので、3着には来るかもしれない。

 

 馬券の買い目

 複勝  4

 ワイド 4 - 1, 5

 

 次は、神戸新聞杯GII。牡馬クラシック最終戦となる菊花賞トライアル競走。2000年に京都新聞杯が春開催に移行、関西圏の菊花賞トライアルは神戸新聞杯のみとなった。93年1着ビワハヤヒデ、05年1着ディープインパクト、11年1着オルフェーヴル、12年1着ゴールドシップ、13年1着エピファネイア、16年サトノダイヤモンド、そして、20年1着コントレイルの7頭が続く菊花賞を連勝、7頭中約半数の3頭(05年ディープインパクト、11年オルフェーヴル、20年コントレイル)が続く菊花賞を制し、3冠馬となった!00年3着エアシャカール、02年6着ヒシミラクル、03年5着ザッツザプレンティ、06年3着ソングオブウインド、07年2着アサクサキングス、08年3着オウケンブルースリ、10年3着ビッグウィーク、14年3着トーホウジャッカル、17年2着キセキ、そして、19年3着ワールドプレミアの10頭が菊花賞で逆転優勝を果たした。01年1着エアエミネム、02年4着メガスターダム、03年3着ネオユニヴァース&4着リンカーン、05年3着ローゼンクロイツ、06年1着ドリームパスポート、08年6着ナムラクレセント&12着フローテーション、09年3着セイウンワンダー、10年1着ローズキングダム、11年2着ウインバリアシオン、12年4着ユウキソルジャー、13年3着サトノノブレス、14年2着サウンズオブアース、15年1着リアファル&2着リアルスティール、16年5着エアスピネル、18年2着エタリオウ、19年2着ヴェロックス、22年1着ジャスティンパレス&3着ボルドグフーシュなど着順不問でtづく菊花賞で善戦!昨年は、19年以来4年ぶり阪神芝2400mとして行われ、ダービー11着サトノグランツが17年シホウのマークした2.24.1を0秒6更新する2.23.5のレコード付きで、京都新聞杯に続いて、重賞2勝目を飾った。今年は、例年以上に激戦になるのは間違いない!その理由は、ダービー5着以内馬が例年1~3頭出走するはずなのだが、今年の神戸新聞杯では何と上位馬が不在!ダービー10着からの出走で、京都新聞杯を制したジューンテイク、同じダービー15着からの出走で、青葉賞2着馬ショウナンラプンタ、同16着から出走で、ホープフルS5着の実績を持つミスタージーティー、最下位の17着からの出走で、きさらぎ賞を制したビザンチンドリーム、そして、日本ダービーで無念の出走取り消しとなったメイショウタバルの5頭がエントリー!そして、京都新聞杯2着馬ウエストナウ、1勝クラス→2勝クラスと連勝中のオールセインツ、キャリア7戦全てで馬券圏内に絡んでいるメリオーレム、未勝利→1勝クラスと連勝中のヤマニンステラータなど夏の上り馬から多数参戦!今年は、阪神競馬場リフレッシュ工事のため、2年ぶり中京芝2200m戦として行われる。ここを勝って、菊花賞、後の古馬GIで活躍するのは、重賞ウィナーか、GI5着の実績馬か、無念の雪辱か、重賞2・3着馬を含む夏の上り馬か、それとも伏兵か。では、神戸新聞杯の予想と買い目を発表しよう!

 

 神戸新聞杯GII

◎ 7メリオーレム ... デビュー7戦全てで馬券圏内に好走中。前走小倉2勝クラスでは、後続に7馬身突けての圧勝。長距離戦に関しては、今年のすみれSで3着、前走西部スポニチ賞を勝利と2戦全てで3着以内に好走。そして、鞍上の川田将雅騎手とは、【3.1.0.0】と連対率100%の相性抜群のコンビ!ここで重賞初制覇を決めて、菊花賞に名乗りを上げる!

〇 10ミスタージーティー ...  ダービー16着からの出走。ダービーでは、展開が不向きで、16着に終わってしまった。だが、今回勝機はあると思っている。その理由は、ダービー6着以下の馬は、【2.2.3.23】で、好走した7頭中6頭は勝ち馬との着差が0秒7~1秒3差と惜しい感じで負け過ぎでもないという内容だった馬が好走しているからだ。6頭全てが2走前まで重賞で2着以内の実績があったのだが、重賞2着以内の実績がないのは懸念材料。だが、地元は2戦2勝と負けなし。これは2年前の勝ち馬ジャスティンパレスと同じ成績だった。2年連続ダービー2桁着順馬が勝利しているので、ここで重賞初制覇を飾ってもおかしくない!ただ、馬場が懸念材料で2番手に評価を下げた。

▲ 11ショウナンラプンタ ... ダービー15着からの出走。ダービーでは、展開が不向きで青葉賞(2着)のような走りができず、15着に終わってしまった。だが、今回勝機はあると思っている。その理由は、ミスタージーティーでも述べたように、ダービー6着以下の馬は、【2.2.3.23】で、好走した7頭中6頭は勝ち馬との着差が0秒7~1秒3差と惜しい感じで負け過ぎでもないという内容だった馬が好走しており、6頭とも重賞で2着以内の実績があった。2走前の青葉賞を2着と好走しているので、条件を満たしている。そして、これも、ミスタージーティーで述べた同じ理由で、地元は2戦2勝と負けなし。これは2年前の勝ち馬ジャスティンパレスと同じ成績だった。2年連続ダービー2桁着順馬が勝利しているので、ここで重賞初制覇を飾ってもおかしくない!ただ、馬場と左回りの2点が懸念材料なので、3番手に評価を下げた。

注 5オールセインツ ... キャリア4戦。キャリア4戦馬は、【0.0.1.6】と19年3着ワールドプレミアしか好走していないのが懸念材料。だが、この馬が好走してもおかしくない理由は、芝2200m巧者。3月神戸新聞杯と同じ中京芝2200mの未勝利戦でデビュー戦を勝利。続く京都新聞杯では、キャリア1戦馬の壁に阻まれ13着と大敗。6月の京都1勝クラス芝2200mを勝利するなど相性抜群。左回りも、2戦2勝と負けなし。中京芝2200mで行われるので、プラス材料。ここでも上位に好走するのは間違いない!

△ 1ジューンテイク ... キャリア10戦。キャリア10戦以上の馬は、【0.0.1.18】と21年3着モンテヴィオしか好走していないのが懸念材料。だが、芝2200mは、【1.1.0.0】と連対率100%なので、3着には来るかもしれない。

△ 2バッデレイト ... キャリア3戦。キャリア3戦馬は、【0.0.1.2】と20年3着ロバートソンキーのみ好走していないのが懸念材料。だが、芝2200mの戦績に関して、【1.1.0.0】と連対率100%。なので、3着には来るかもしれない。

△ 8ヤマニンステラータ ... 1勝クラスを制してから中3週での出走。中4週以内での出走は、【0.0.2.32】と3着2回のみ。そして、1勝クラス組も、【0.0.2.19】とこちらも3着2回のみで懸念材料。だが、4走前から、長距離戦に出走して、④④①①着と上位に善戦している。なので、3着には来るかもしれない。

△ 15メイショウタバル ... ダービーは無念の出走取り消しとなった。出走取消からの巻き返しの前例がないのが懸念材料。だが、馬場に関して、道悪毎日杯で6馬身突ける圧勝で重賞初制覇を飾った実績がある。レースの主導権を握れば、3着には逃げ残れるかもしれない。

 

 馬券の買い目

 複勝  7

 ワイド 7 - 2, 5, 8, 10, 11

 

 この予想と買い目は、あくまで個人の見解であり、何も保証するものではない。

 競馬の勝ち馬投票は、自己責任で宜しく!