今晩は!

 明日は、3日間開催最終日。その最終日を締めくくりは、朝日杯セントライト記念GII。

 東の菊花賞トライアルと言われ、本競走と菊花賞を連勝した馬は、84年続く菊花賞で無敗の3冠馬となったシンボリルドルフ、それ以降、セントライト記念勝ち馬から菊花賞馬は出なかったが、それから31年後の15年キタサンブラックがシンボリルドルフ以来31年ぶりに本競走と菊花賞を連勝したが、勝ち馬に関してはこの2頭のみ。セントライト記念で敗れ菊花賞で逆転優勝した馬は、91年3着レオダーバン、92年2着ライスシャワー、01年4着マンハッタンカフェ、21年13着タイトルホルダー、そして、22年2着アスクビクターモアの5頭。他にも、90年1着ホワイトストーン、94年3着エアダブリン、97年2着ダイワオーシュウ、00年2着トーホウシデン、04年2着ホオキパウェーブ、07年1着ロックドゥカンブ、09年2着フォゲッタブル、11年2着トーセンラー、12年2着スカイディグニティ、17年9着クリンチャー、19年2着サトノルークス、20年2着サトノフラッグ、21年3着オーソクレース、そして、23年2着ソールオリエンスとセントライト記念の着順問わず、続く菊花賞で上位に好走している!菊花賞だけでなく、92年1着レガシーワールドは、同年有馬記念2着、翌年のジャパンC制覇、04年1着コスモバルクは2年後のシンガポールGIで地方馬初の海外GI制覇、09年1着ナカヤマフェスタは翌年の宝塚記念、12年1着馬フェノーメノは、13年&14年の天皇賞・春連覇と菊花賞だけでなく、後の古馬GIでの活躍が目立つ。昨年は、ラジオNIKKEI賞3着からの出走となったレーベンスティールが圧倒的1番人気皐月賞馬ソールオリエンスに2馬身程の差を付け、新馬戦の雪辱を晴らし、重賞初制覇を飾った。今年は、皐月賞2着馬コスモキュランダ、同4着馬アーバンシック、そして、朝日杯FS2着馬エコロヴァルツの3頭の春クラシック出走馬に、ラジオNIKKEI賞3着馬ヤマニンアドホック、東京1勝クラスを制したアスクカムオンモア、新潟1勝クラスを制したスティンガーグラスら夏の上り馬が激突!ここを勝って、菊花賞に進むのは、皐月賞2着馬か、皐月賞4着馬か、朝日杯FS2着馬か、1勝クラスを勝ち上がった上り馬か、ハンデ重賞3着馬か、それとも伏兵か。では、朝日杯セントライト記念の予想と買い目を発表しよう!

 

 朝日杯セントライト記念GII

◎ 10ヤマニンアドホック ... デビューから津村明秀騎手とのコンビで、③①②①③着と5戦連続馬券圏内に好走中。中山コースは、①②①着と連対率100%。そして、ラジオNIKKEI賞組は、4年中3年で勝利しており、勝利した3頭は前走を含めて重賞で3着以内の実績があった。前走ラジオNIKKEI賞3着と実績を残しており、ラジオNIKKEI賞3着からの出走と言えば、昨年このレースを制したレーベンスティールも3着からの出走で重賞初制覇を飾った。20年からダービー不出走馬が4年連続勝利中なので、相性抜群の津村明秀騎手×中山コースで重賞初制覇を飾る!

〇 1アーバンシック ... 前走ダービーでは、スローペースで前が残る展開で、後方の馬が伸びきれず、レガレイラの5着が最高着順で、アーバンシックは、末脚不発で11着に終わった。だが、舞台が中山に変われば、この馬はプラス材料だ。中山コースは、京成杯2着、そして、皐月賞4着と上位に善戦。右回り>左回りではないかと思っている。更に、ダービーで4番人気に支持されており、ダービー組で前走4番人気以内の馬がセントライト記念に出走する場合、【2.4.0.0】と連対率100%!ここで重賞初制覇を飾ってもおかしくない!ただ、鞍上のC.ルメール騎手は、【0.2.2.4】で、14・16年を除く8年に騎乗しながら、未勝利に終わっているので、2番手に評価を下げた。

▲ 8コスモキュランダ ... ダービーでは、J.モレイラ騎手からM.デムーロ騎手に乗り替わり、そして、スローペースで伸びが欠いて6着に敗れたが、乗り替わりと左回りの2点が敗因と考えればいい。だが、中山に舞台が変われば、この馬も実力が発揮できる。中山コースは、④②①②着で、弥生賞ディープインパクト記念では、1.59.8の弥生賞レースレコードで勝利し、続く皐月賞でも、勝ち馬ジャスティンミラノにクビ差の2着と相性抜群のコース。皐月賞3着以内馬がセントライト記念に出走する場合、【4.3.1.1】で、唯一の着外は、21年13着タイトルホルダーで、これは直線で前が壁になる不利があったので、例外と考えれば、馬券圏内に絡んでいる。得意の中山コースで重賞2勝目を飾る!ただ、ダービー出走組3頭の中で最先着の6着で、ダービー最先着馬は、16年1着ディーマジェスティ以降、【0.3.1.3】と勝ちきれない結果が続いている。そして、ダービー組の前走の着順で、前走6~9着馬は、【0.0.2.7】と連対がない。この2点が懸念材料で3番手に評価を下げた。

注 6エコロヴァルツ ... 春クラシック出走馬で重賞未勝利馬によるセントライト記念制覇は、01年シンコウカリド以降、未勝利で、07年ゴールデンダリア&19年サトノルークスの2着が最高着順。そして、コスモキュランダでも述べたように、ダービー8着からの出走で、ダービー組で前走の着順が6~9着馬は、【0.0.2.7】と1頭も連対がない。この2点が懸念材料。だが、この馬が来てもおかしくない理由は、2点。まず、右回り。キャリア6戦中4戦が右回りで、4戦全てで上り3Fで2位以内をマークしている!皐月賞は7着に終わっていたが、上り3Fに関しては、6着馬レガレイラと同じ上り3F最速タイの33.9をマークしており、新馬戦以降の3戦で上り最速をマークしている!そして、ダービーで4コーナーの通過順が3番手以内だったこと!ダービーの4角の通過順が3番手以内だった馬は、【4.3.2.3】と複勝率75%をマークしており、ダービー組からの出走馬3頭の中で、前走4角の通過順が3番手以内だった馬は、この馬のみ。ここで重賞初制覇を飾ってもおかしくない!

△ 9アスクカムオンモア ... 未勝利戦(6着)以来の右回りで結果を残せるかが懸念材料。だが、芝2000m以上のレースでは、⑥②①③着と未勝利戦(6着)以降の3戦で馬券圏内に絡んでいるので、3着には来るかもしれない。

△ 12スティンガーグラス ... 新潟の1勝クラスから中3週の参戦で、前走との間隔が中3週以内の馬は、【0.0.0.20】と1頭も好走していないのが懸念材料。だが、芝2000m以上のレースになると、①②①着と連対を外していないので、今回は3着まで。

 

 馬券の買い目

 複勝  10

 ワイド 10 - 1, 6, 8, 9, 12

 

 この予想と買い目は、あくまで個人の見解であり、何も保証するものではない。

 競馬の勝ち馬投票は、自己責任で宜しく!