今晩は!

 明日の重賞は、函館記念GIII。サマー2000シリーズ・第2戦であり、6週間の今年度の函館開催を締めくくる伝統のハンデ重賞。2012年トランスワープ、2013年トウケイヘイロー、2015年ダービーフィズ、そして、2021年トーセンスーリヤの4頭の勝ち馬がその後のサマー2000シリーズを勝利もしくは2着に好走して、サマー2000シリーズの王座に就いた!また、2005年から07年にかけてエリモハリアーが3連覇を飾るなど、函館巧者・北海道巧者が活躍する!このレースの勝ち馬から、GI馬が誕生していないが、2013年トウケイヘイローは暮れの香港C2着、昨年ローシャムパークは、4ヵ月前の大阪杯2着と好走とGIで活躍する馬も少なくない。昨年は、3勝クラスを制したローシャムパークが、2度目の重賞挑戦で重賞V初制覇、続くオールカマーでは出走馬で唯一のGI馬タイトルホルダーを撃破して重賞連勝、そして、今年の大阪杯2着、宝塚記念5着と好走!同年3着馬ブローザホーンは、今年の日経新春杯で重賞初制覇、阪神大賞典で3着、天皇賞・春で2着、そして、宝塚記念でGI初制覇!昨年の函館記念は、例年と比べてレベルが高かったと言っていい。今年は、22年覇者ハヤヤッコ、23菊花賞5着馬サヴォーナ、22ホープフルSを含む重賞2着4回トップナイフ、前走天皇賞・春(14着)以外の15戦で5着以内と安定感を見せているチャックネイト、今年の中山金杯を制したリカンカブール、デビュー23戦中21戦で5着以内とこちらも安定感を残しているマイネルクリソーラ、前哨戦巴賞1~4着馬ホウオウビスケッツ、デビットバローズ、アルケナルスター、オニャンコポン、3勝クラスからは、紅一点のエンパイアウエストが参戦!函館競馬最終週のメイン、難解のハンデ重賞を制するのは、8歳馬の白毛馬か、安定感を見せている重賞馬か、悲願か、前哨戦組か、26年ぶりの牝馬か、それとも伏兵か。では、函館記念の予想と買い目を発表しよう!

 

 函館記念GIII

◎ 4グランディア ... 斤量が56kgで、56㎏は【5.2.0.33】と過去10年中5年が勝利している。芝2000m戦は、①③①➃⑤⑥➃着と7戦中6戦で掲示板入りを果たしている。2012年以降の函館記念では、後方から競馬を進めていた馬の好走が目立っている。この馬にとって、好条件が揃っている!3度目の重賞挑戦で初タイトルを狙う!

〇 6リカンカブール ... 前走大阪杯では、スタンド前発走で、スタート前の大歓声を受けエキサイトしてしまい、得意パターンの好位をゲットできたが、勝負どころを迎える前に失速し、最下位16着。芝2000mは、【5.1.0.2】で、前走大阪杯を除く7戦中6戦で連対圏内に絡んでおり、唯一の着外は、チャレンジC7着で、勝ち馬から0秒5差と善戦、ここにきてグッと本格化している。得意の2000mで中山金杯に続く重賞2勝目を飾る!だが、斤量58kgで、斤量58kg以上の馬は、【0.1.0.6】で、14年2着ダークシャドウ(58㎏)以降、全滅なので2番手に評価を下げた。

▲ 15チャックネイト ... 前走天皇賞・春では、距離が長かったのが影響し、14着と大敗した。前走を除く15戦で5着以内と安定した成績を残しており、昨秋アルゼンチン共和国杯を3着、AJCCで重賞初V。距離に関しては、芝2000~2500mが適性と思っている。函館コースは、芝2600mの未勝利戦を制して実績があり、芝2000mも、昨年の3勝クラス・江の島Sで3着の好走経験があるので、久々の中距離も問題ない。だが、8枠は、【0.0.3.17】で、8枠15番は、【0.0.2.8】と3着2回のみ。そして、トップハンデの58.5kgで、トップハンデ馬は、19年3着ステイフーリッシュ以降、1頭も好走していない。リカンカブールで述べたように、58㎏以上の馬は、【0.1.0.6】と14年2着ダークシャドウ(58㎏)以降、全滅。この3点が懸念材料で3番手に評価を下げた。

注 3エンパイアウエスト ... メンバー唯一の牝馬。牝馬は、98年パルブライト以降、未勝利。過去10年で、【0.1.1.6】と苦戦傾向が懸念材料。だが、この馬が来てもおかしくない理由は、芝2000mの戦績だ。昨年1月の中山1勝クラスから2000m戦を出走して、④⑥③①③⑤①①着と安定感を見せているからだ。昇級初戦で26年ぶりの牝馬による函館記念制覇で重賞初Vを飾るかもしれない。

△ 1サヴォーナ ... 馬体重が532kg。馬体重が520kg以上の大型馬は、【0.0.1.14】。17年3着ヤマカツライデンのみと不振。だが、デビュー14戦で6着以内と安定感を見せているので、3着には来るかもしれない。

△ 10トップナイフ ... 前走から斤量が0.5kg増えての57.5kgで、斤量増は、【0.1.1.12】と不振。そして、57.5㎏は、19年3着ステイフーリッシュ以降、1頭も好走していないのが懸念材料。だが、鞍上の横山和生騎手とは、⑥③①②着と3戦連続馬券圏内に絡んでいる。そして、芝2000m戦は、①➃②②②⑦②着で、崩れたのは、昨年皐月賞(7着)のみで、重馬場だった。残りの6戦は良馬場で行われていたので、3着には来るかもしれない。

△ 12ホウオウビスケッツ ... 巴賞と函館記念を連勝したのは、05年エリモハリアーが最後。06年以降で好走したのは、08年2着フィールドベアーのみ。これが懸念材料。だが、鞍上の岩田康誠騎手とは、今年の東京新聞杯からコンビ継続で、③③①着と馬券圏内に絡んでるので、主導権を握るとしたら、3着には逃げ粘れるかもしれない。

△ 13デビットバローズ ... 巴賞2着馬による函館記念制覇は、エリモハリアーが連覇を飾った06年。07年以降、1頭も好走していない。そして、鞍上の武豊騎手は、13年トウケイヘイローで制して以降、1頭も好走していないのも懸念材料。だが、芝2000m戦に関しては、④①①➃着と4着以内に好走しているので、3着には来るかもしれない。

△ 16マイネルクリソーラ ... チャックネイトと同じ8枠で、チャックネイトでも述べたように、8枠16番は、【0.0.0.9】と1頭も好走していないのが懸念材料。だが、函館コースは、【1.1.0.0】と連対率100%なので、3着には来るかもしれない。

 

 馬券の買い目

 複勝  4

 ワイド 4 - 3, 6, 10, 15

 

 この予想と買い目は、あくまで個人の見解であり、何も保証するものではない。

 競馬の勝ち馬投票は、自己責任で宜しく!