今晩は!

 明日の重賞は、函館スプリントSGIII&エプソムCGIIIの東西WGIII重賞。まず、函館スプリントSGIII。夏の北海道シリーズ開幕を告げるスプリント重賞。06年に始まったサマースプリント第1戦で歴戦の古馬に3歳馬も加わり、初夏の函館で覇を競う。10年ワンカラットと22年ナムラクレアの2頭はこのレースを制し、サマースプリント女王に輝いた。11年カレンチャンは2走後のスプリンターズSでGI初制覇を飾った!昨年はキミワクイーンが重賞初制覇を飾った。そのキミワクイーンが連覇に挑む!短距離で真価発揮中のアサカラキング、スプリント戦連対率100%のサトノレーヴ、昨年の青函S勝ち馬ゾンニッヒ、スプリント戦で一変したジャスティンスカイ、オーシャンステークス2着や葵ステークス3着など重賞級の実力は十分に見せているビッグシーザー、スプリント戦初出走となるウイングレイテスト、1200m戦複勝率100%のサウザンサニー、2年連続2着のジュビリーヘッドと快足馬が参戦!サマースプリントシリーズ初戦を制し、サマースプリント王者/女王に1歩踏み出すのは、史上2頭目の連覇か、短距離で真価発揮中の4歳馬か、スプリント戦連対率100%馬か、重賞級の実力馬か、スプリント初出走馬か、複勝率100%バカ、3年連続の出走で悲願の初制覇か、それとも伏兵か。では、函館スプリントSの予想と買い目を発表しよう!

 

 函館スプリントSGIII

◎ 8カルネアサーダ ... 芝1200m戦は、②⑤⑥③①①②⑨⑫②⑩②①➃➃着で、前年の函館S(12着)を除く、14戦で勝ち馬との着差が0.7秒以内に善戦している。鮫島克駿騎手は、21年から②③③着と馬券圏内に絡んでいる。鮫島克駿騎手とのコンビは、【4.2.0.0】と連対率100%!6戦中5戦がダートで、芝は、2年前の1回だけで、勝利を飾っている。福永祐一調教師に重賞初制覇をプレゼントだ!

〇 4サトノレーヴ ... デビューから、【5.1.0.1】で、唯一の着外は、2走前の阪急杯4着。これに関しては距離が敗因だと思う。スプリント戦に関しては、【4.1.0.0】と連対率100%。そして、鞍上の浜中俊騎手とは、【3.1.0.0】とこちらも連対率100%。函館芝1200m戦も、【1.1.0.0】と連対率100%。2度目の重賞挑戦で初制覇を飾るかもしれない。ただ、2枠は、【0.1.0.16】と16年2着シュウジのみなので、2番手に評価を下げた。

▲ 3アサカラキング ... 前走初の1200m戦となったモルガナイトSを1番人気に応えて逃げ切り勝ち。斎藤新騎手との戦績は、【4.1.0.1】で、芝1600m以下では、5走連続連対している。18年から6年連続1番人気が馬券圏内に絡んでおり、好走した6頭は全て当日の人気が4倍未満であること。今現在1.9倍と圧倒的なオッズ。3度目の重賞挑戦で悲願の初制覇なるか。ただ、前走逃げた馬は、【0.0.1.14】と3着1回止まり。そして、サトノレーヴと同じ2枠を引いてしまい、2枠は、【0.1.0.16】と16年2着シュウジのみ。この2点が懸念材料で3番手に評価を下げた。

注 1サウザンサニー ... 1枠は18年セイウンコウセイが逃げ切り勝ちして以降、23年3着トウシンマカオしか好走していないのが懸念材料。だが、この馬が来てもおかしくない理由として、やはり芝1200mの戦績というべきだ。昨年の夏の福島競馬で、芝1200mのレースに出走して、②③②②①①①着と7戦連続3着以内に好走しており複勝率100%と好成績。重賞は、昨年のファルコンSを3着と好走経験があるので、久々の重賞挑戦で上位に好走するかもしれない。

△ 9キミワクイーン ... 05,06年を連覇したシーイズトウショウ以降、連覇に挑んだ馬は4,5頭いたが、馬券圏外に敗れているのが懸念材料。だが、横山武史騎手との戦績は、【3.2.0.3】で、敗れた3戦はいずれも敗因が明確。そして、函館の芝は昨年のこのレースで優勝経験があるので、3着には来るかもしれない。

△ 11ジャスティンスカイ ... キタサンブラック産駒は、スプリント重賞初出走が懸念材料。だが、スプリント初出走を勝利に導いた池添謙一騎手とのコンビでなら、3着までには来るかもしれない。

△ 12ジュビリーヘッド ... 前走高松宮記念組以外の同距離で掲示板を外していた馬は、【0.1.0.9】で、昨年2着ジュビリーヘッドだけ。だが、函館芝1200m戦は、4戦全てで2着に好走しており、函館スプリントSに関しては、2年連続2着なので、3着には来るかもしれない。

△ 13ビッグシーザー ... 高松宮記念組は、【2.0.2.22】で、好走した4頭中3頭が当日1番人気で、2番人気以下で好走したのは、10年前のガルボ(8番人気1着)だけ。だが、芝1200m戦は、【5.2.2.4】で、馬券圏外に敗れた4戦中3戦で敗因が明確だった。鞍上の坂井瑠星騎手とは、⑤①②着と3戦全てで5着以内と堅実な走りを見せているので、3着には来るかもしれない。

 

 馬券の買い目

 複勝  8

 ワイド 8 - 1, 3, 4

 

 次に、エプソムCGIII。1983年に東京競馬場とイギリスのエプソム競馬場が姉妹提携を行ったのを機に、翌84年に創設、ほぼ6月上旬~中旬に行われているが、安田記念や宝塚記念の施行時期変更の影響を受け、レースの性格は変わってきており、現在は両G1競走の間に配置され、秋のG1を目指す新勢力やこの路線のベテランなど、さまざまなタイプの馬が出走する。91年プレクラスニーは、同年秋の天皇賞制覇、96年マーベラスサンデーは、暮れの有馬記念で2着、翌年の宝塚記念でGI初制覇、00年アメリカンボスは、翌年の有馬記念で2着、07年エイシンデピュティは、翌年の宝塚記念でGI初制覇、11年ダークシャドウは、同年秋の天皇賞を2着、15年エイシンヒカリは、暮れの香港Cと翌年フランスGIイスパーン賞制覇、一昨年ノースブリッジは、2ヵ月前のQEII世Cで3着、昨年ジャスティンカフェは、同年のマイルCSで3着と同年の秋もしくは来年のGI戦線で活躍している。昨年は、2年前1.44.1のレコード決着となった毎日王冠でサリオスの1/2馬身差の2着だったジャスティンカフェが待望の重賞初制覇を飾った!今年は、コントレイル世代ヴェルトライゼンデが昨年大阪杯(9着)以来、1年2ヶ月ぶりに復帰!更に、21朝日杯FS4着馬アルナシーム、ヴィクトリアマイル5着馬ルージュリナージュ、セントライト記念覇者レーベンスティール、ラジオNIKKEI賞でレーベンスティールに先着したシルトホルン、素質馬トゥデイイズザデイ、1800m戦複勝率100%のジョイパームス、ラケマーダ、グランディア、そして、サイルーンと上り馬も参戦!ここを勝って、大舞台に駆け上がるのは、復帰初戦を迎える7歳馬か、久々の重賞制覇か、悲願か、それとも伏兵か。では、エプソムCの予想と買い目を発表しよう!

 

 エプソムCGIII

◎ 15アルナシーム ... 都大路S(2着)からの出走。都大路S組は、【2.1.1.10】で、好走した4頭中3頭が前走連対馬。都大路S2着からの出走で、条件を満たしている。芝1800m戦は、①⑥②⑦①①①➃②着で、馬券圏外に敗れた3戦中2戦が共にGII重賞。GIII以下になると、7戦全てで4着以内に好走している。久々の左回りになるが、ダービージョッキー・横山典弘騎手とのコンビで悲願の重賞初制覇を飾る!

〇 10シルトホルン ... メイSからの出走で、メイS組は、【2.4.1.27】で、好走した7頭は全て前走4番人気以内で、好走した7頭中5頭が前走3着以内。メイSを4番人気で3着に好走しているので、好走条件を満たしている。17年以降重賞未勝利馬が7年連続勝優勝中で、18年からの勝ち馬の共通点で、重賞の最高着順が2着or3着だった。メンバーでその共通点に該当しているのがこの馬だけ。3歳時のラジオNIKKEI賞で2着と好走経験がある。ここで重賞初制覇を飾る。ただ、気になるのが4歳世代のレベルだ!今日の東京メインでは、4歳馬が1〜4番人気と上位を独占していたにもかかわらず、人気を裏切る結果になってしまったので、2番手に評価を下げた。

▲ 6レーベンスティール ... セントライト記念で重賞V以降、⑧⑪着と1番人気の期待を裏切る結果が続いている。これに関して言えば、距離が敗因や展開に泣いたというべきかもしれない。だが、1800m戦に戻れば、実績を取り戻せるチャンスだと思っている。デビュー戦から5戦連続1800m戦に出走して、②①②①③着と複勝率100%と安定した成績を残しており、このレースと同じ東京芝1800m戦は、②①着と連対。ここ2走は末脚不発に終わっているが、デビュー戦から6戦連続で上り最速をマークしている実績馬がいよいよ復活を果たす!ただ、新潟大賞典組は、20年1着ダイワキャグニー以降、1頭も好走していない。そして、4歳世代のレベルが低いという事実。この2点が懸念材料で3番手に評価を下げた。

注 11サイルーン ... 久々の1800m戦が懸念材料。だが、左回りの1800m戦の成績に注目している。1800m戦は、②①②⑫⑤着で、右回りの1800m戦は1回のみで12着と惨敗したのに対して、左回りは、②①②⑤着と4回出走して掲示板内に好走している。東京コースに関しても、【2.3.0.1】で、唯一の着外は昨年の2勝クラス(5着)と堅実な走りをしている。重賞初出走で初制覇を飾ってもおかしくない。

△ 1トゥデイイズザデイ ... 谷川岳S(2着)からの出走で、谷川岳S組は、【0.0.0.7】と苦戦傾向。だが、この馬の1800m戦は、【2.2.1.1】で、唯一の着外は昨年の新潟3勝クラス(5着)で、5着以内と堅実な結果を残しているので、3着には来るかもしれない。

△ 4ヴェルトライゼンデ ... 7歳馬は、【0.0.1.31】で14年3着ダークシャドウのみと苦戦傾向。だが、芝1800m戦は、【2.1.0.0】と連対率100%。2歳時に萩S制覇、3歳時にスプリングSを2着と好走しているので、3着には来るかもしれない。

 

 馬券の買い目

 複勝  15

 ワイド 15 - 6, 10, 11

 

 この予想と買い目は、あくまで個人の見解であり、何も保証するものではない。

 競馬の勝ち馬投票は、自己責任で宜しく!