今晩は!

 明日の重賞は、東京5週連続GIを締めくくり、安田記念GI。春の古馬マイル王決定戦。84年のグレード制導入でG1に格付けされ、同年より負担重量が定量に変更され、外国産馬も出走可能となり、93年には国際競走に指定、96年に開催時期を日本ダービーの翌週に移設、現在では東京競馬場5週連続G1のフィナーレを飾る春の古馬マイル王決定戦として定着している。85年ニホンピロウイナー、94年ノースフライト、98年タイキシャトル、99年エアジハード、07年ダイワメジャー、15年モーリス、19年インディチャンプ、そして20年グランアレグリアの8頭は同年秋のマイルCSを制し、春秋マイルGI達成、85年ニホンピロウイナー、88年ニッポーテイオー、90年オグリキャップ、96年トロットサンダー、98年タイキシャトル、03年アグネスデジタル、そして07年ダイワメジャーの8頭は、秋春マイルGI達成、92&93年ヤマニンゼファー、08&09年ウオッカ、そして、22&23年ソングラインが連覇を飾り、93年ヤマニンゼファー、01年ブラックホーク、02年アドマイヤコジーン、08年ウオッカ、そして、16年ロゴタイプの5頭が復活の勝利、95年UAEハートレイク、00年香フェアリーキングプローン、06年香ブリッシュラックの3頭の外国馬が日本馬を打倒と様々な名勝負が生まれた。昨年は、ヴィクトリアマイルで復活を果たしたソングラインが連覇を飾り、09年ウオッカ以来14年ぶり史上2頭目のヴィクトリアマイル&安田記念を連勝、史上3頭目の連覇を飾った!今年は、マイル女王ソングラインは、秋のBCマイル(5着)を最後に、現役引退を表明し、マイル界に主役が不在!だが、秋のマイル女王ナミュール、同2着馬ソウルラッシュ、同4着馬エルトンバローズ、3週間前のヴィクトリアマイル2着馬フィアスプライド、22年秋のマイル王者セリフォス、22NHKマイルC馬ダノンスコーピオン、22皐月賞馬ジオグリフ、20朝日杯FS2着馬ステラヴェローチェ、フェブラリーS2着馬ガイアフォース、マイル2戦2勝のパラレルヴィジョンとマイルの実力馬が参戦!そして、18年ウエスタンエクスプレス以来6年ぶりに外国馬が参戦!しかも17年以来7年ぶりに2頭が参戦、2頭とも香港馬で、2ヵ月前のクイーンエリザベスII世Cで初の3連覇を飾り、目下のGI4連勝中、香港・オーストラリアで中距離GIを7勝している中距離界最強馬ロマンチックウォリアーと昨年の香港マイル、前走のチャンピオンズマイルでマイル最強馬ゴールデンシックスティと互角に勝負しているヴォイッジバブルの2頭が参戦!春の古馬マイル王になるのは、史上13頭目の春秋マイルGI連覇か、復活か、悲願か、18年ぶりの外国馬か、それとも伏兵か。では、安田記念の予想と買い目を発表しよう!

 

 安田記念GI

◎ 9パラレルヴィジョン ... 15年モーリス・16年ロゴタイプと2連覇V以降、1頭も好走していないダービー卿CTGIIIからの出走だが、来てもおかしくないのは、C.ルメール騎手、そして、東京コースの戦績の2点だ。C.ルメール騎手は、18年モズアスコットで初制覇を飾ってから、①③②②②③着と6年連続で馬券圏内に絡んでいる。パラレルヴィジョンとのコンビは、【5.0.2.1】で、唯一の着外は、3歳時の神戸新聞杯(7着)で、条件的に厳しすぎかったが、残りの7戦で3着以内に好走している。マイルは芝・ダート問わず、3戦3勝と負けなし。そして、東京コースは、【2.0.1.0】と3戦全てで馬券圏内に絡んでいる。GI初挑戦でGI初制覇を飾る!

〇 7香ロマンチックウォリアー ... 4月下旬のクイーンエリザベスII世Cで史上初の3連覇を飾った香港最強馬が遂に日本に参戦!これまで、【14.3.0.2】と19戦走って、全て4着以内と安定感抜群の成績を残しており、J.マクドナルド騎手との戦績も、【7.0.0.1】と唯一の敗戦は、昨秋のオーストラリアGI・ターンブルS(4着)で、その後は目下GI4連勝中。マイルは2回走って、①②着と連対圏内に絡んでいる。1番人気で、前走1番人気Vは、【2.2.3.0】と複勝率100%。相性抜群の成績、J.マクドナルド騎手との戦績、そして、連対率100%のマイルコースで、06年ブリッシュラック以来18年ぶりの外国馬Vを飾る!ただ、これまでキャリア19戦全てが右回りで、左回りが初出走なので、2番手に評価を下げた。

▲ 17セリフォス ... マイルは、【5.3.0.4】で、2走前の香港マイル(7着)を除けば、0.4秒差以内に差を縮めている。左回りのマイルになれば、【3.1.0.2】で、6戦全てで掲示板内に好走している。前年2着馬で、前年3着以内馬のリピーターは、10頭が翌年の安田記念でも好走している。22マイルCS以来、1年半ぶりの勝利でGI・2勝目を飾る!ただ、ダイワメジャー産駒は、【0.1.0.12】で昨年この馬が好走しただけ。そして、マイラーズC2着馬は、1頭も好走していない。この2点が懸念材料で3番手に評価を下げた。

注 15香ヴォイッジバブル ... 左回りに関しては、2走前のドバイターフで惨敗しているのが懸念材料だが、この馬が来てもおかしくはない理由が3点ある。1点目は、マイル戦の成績。マイル戦は【3.1.2.1】で、①①➃③②①③着と7戦連続4着以内に好走。しかも、暮れの香港マイル、前走のチャンピオンズマイルでは、②③着で、あのマイル王者ゴールデンシックスティと互角に勝負してきている。更に、Z.パートン騎手とのコンビ。Z.パートン騎手とは、【1.2.0.0】と連対率100%!安定感抜群の距離とコンビで、06年ブリッシュラック以来18年ぶりの外国馬による安田記念制覇に期待出来る!

△ 2ガイアフォース ... フェブラリーS(2着)からの出走で、ダート組は、【0.0.0.4】と好走例がない。だが、芝1600m戦は、昨年のマイラーズCと安田記念で②➃着と好走しているので、3着には来るかもしれない。

△ 5ナミュール ... ヴィクトリアマイル組で、特に関西馬は、【0.0.0.8】で、08・09年で連覇したウオッカ以降、1頭も好走していない。だが、左回りは、【3.2.1.3】で、昨年の安田記念(16着)を除けば、0.6秒差以内に好走しているので、3着には来るかもしれない。

△ 10ソウルラッシュ ... マイラーズC1着馬は、【0.0.2.7】で、3着2回止まり。そして、6歳馬は17年以降1頭も好走していないのが懸念材料。だが、J.モレイラ騎手とは、昨秋のマイルCS2着、香港マイル4着と上位に好走しているので、3着には来るかもしれない。

△ 13ステラヴェローチェ ... 大阪杯組は、17年GIに昇格後、【0.0.1.11】で、18年3着スワ―ヴリチャードのみ。そして、ソウルラッシュと同じ6歳馬で17年以降1頭も好走していないのが懸念材料。だが、芝マイルは、【2.1.0.1】で、唯一の着外は、脚部不安により22ドバイシーマクラシック(9着)以来1年7ヶ月ぶりの復帰戦となった昨秋の富士S(7着)。2歳時に新馬戦、続くサウジアラビアRCを連勝し、朝日杯FS2着と実績を残しているので、3着には来るかもしれない。

 

 馬券の買い目

 複勝  9

 ワイド 9 - 7, 15, 17

 

 この予想と買い目は、あくまで個人の見解であり、何も保証するものではない。

 競馬の勝ち馬投票は、自己責任で宜しく!