今晩は!

 PART Iに続いて、PARTIIでは、香港チャンピオンズデーのGI3レースの予想をお伝えしよう。昨年の香港C3着馬ヒシイグアス、昨年のQE2世C2着馬プログノーシス、マイルCS4着馬エルトンバローズ、春の短距離王マッドクールと3競走に日本馬8頭が参戦!では、まず、チェアマンズスプリントプライズ。1979年に香港スプリントチャンピオンシップという名で創設され、香港競馬のシーズン下半期における短距離王者を決めるレース。G1格付けを得たのは香港調教馬以外にも門戸が開かれた2016年のことで、このタイミングで施行時期も2月中旬から2か月半ほど後ろに移動。現在では、クイーンエリザベスⅡ世C(G1・芝2000メートル)、チャンピオンズマイル(G1・芝1600メートル)とともに、香港競馬における春の一大イベントである「チャンピオンズデー」の根幹をなすだけでなく、短距離3レースで構成される「香港スピードシリーズ」の最終戦にも指定されている〔他の2レースは、1月のセンテナリースプリントC(G1・芝1200メートル)と3月のクイーンズシルバージュビリーC(G1・芝1400メートル)〕。45回の歴史で、44回は地元香港馬が優勝しており、フェアリーキングプローン、サイレントウィットネス、セイクリッドキングダム、ラッキーライン、ラッキースワイネスとGI馬が大活躍する。昨年の覇者ラッキースワイネスが骨折で出走回避したのは残念だが、先月のドバイWCデーのGIの1つ、アルクオーツスプリントを制したカリフォルニアスパングル、高松宮記念3着馬ビクターザウィナーのGI馬2頭、日本馬から春の短距離王マッドクールとサンライズロナウドの2頭が参戦!香港馬が意地を見せるのか、日本馬の悲願か、それとも8年ぶりに香港馬以外からか。では、チェアマンズスプリントプライズの予想と買い目を発表しよう!

 

 チェアマンズスプリントプライズGI

◎ 3香ビクターザウィナー

〇 1香カリフォルニアスパングル

▲ 2日マッドクール

注 5香インビンシブルセージ

△ 4香ラッキーウィズユー

△ 6香ハウディープイズユアライブ

 

 ポイント

 芝1200m戦は、【7.2.1.5】で2年前のハンデ戦(7着)を除けば、14戦で5着以内に好走しており、メンバーで芝1200mを最多の7勝挙げているビクターザウィナーが高松宮記念3着の雪辱を晴らす!久々のスプリント戦となったカリフォルニアスパングルも侮れない。香港スプリント最強馬ラッキースワイネスが不在なら、マッドクールの逆襲にも注目!更に、芝1200m戦は【2.2.3.1】と安定感を見せているインビンシブルセージ、後はラッキーウィズユーとハウディープイズユアライブも侮れない!

 

 馬券の買い目

 単勝  3

 複勝  3

 ワイド 3 - 1, 2, 5

 

 次は、チャンピオンズマイルGI。2001年に創設された香港競馬の下半期におけるマイル最強馬を決めるレース。現在ではクイーンエリザベスⅡ世C(G1・芝2000メートル)、チェアマンズスプリントプライズ(G1・芝1200メートル)とともに、2018年に創設された香港競馬における春の祭典である「チャンピオンズデー」の看板レースになっている。香港調教馬以外が参戦可能となったのは2005年で、日本からコスモバルク、イギリスから英1000ギニー馬アトラクションも参戦(それぞれ10着、11着)したこの年は、デビューから17連勝中だった地元のサイレントウィットネスが同じA.クルーズ厩舎のブリッシュラックに差されて2着に敗れるという波乱の結末。2007年にGIに昇格以降、2008年のグッドババ、2015年のエイブルフレンド、2018&2019年を2連覇のビューティージェネレーション、そして2021&2022&2023年と3連覇中のゴールデンシックスティなど香港を代表するトップマイラーが優勝。海外調教馬では2014年に南アフリカのヴァライエティクラブが初勝利を挙げ、2016年には日本のモーリスが制している。今年は、香港マイル最強馬ゴールデンシックスティが遂にラストランを向かえる。他にも、ドバイターフ1番人気馬ヴォイッジバブル、16戦中14戦で馬券圏内に絡んでいるビューティーエターナルの香港勢に、日本馬からは、昨年の3歳マイル王シャンパンカラー、マイルCS4着馬エルトンバローズ、そして、オーストラリアの1着賞金5億円のレースを制したオオバンブルマイの3頭、イギリスから、ブレーヴエンペラーが参戦!香港マイル最強馬が4連覇で有終の美を飾るのか、それとも新マイル王者の降臨か、8年ぶりの日本馬か、イギリス馬初制覇か、それとも伏兵か。では、チャンピオンズマイルの予想と買い目を発表しよう!

 

 チャンピオンズマイルGI

◎ 1香ゴールデンシックスティ

〇 3香ビューティーエターナル

▲ 2香ヴォイッジバブル

注 6英ブレーヴエンペラー

△ 5日オオバンブルマイ

△ 8日エルトンバローズ

 

 ポイント

 香港マイル最強馬ゴールデンシックスティが史上初の同一レース4連覇で、有終の美を飾る!キャリア16戦中14戦で3着以内に好走しているビューティーエターナルに、マイル【3.1.1.1】と連対率100%のヴォイッジバブルに、マイル【5.2.0.0】と連対率100%のブレーヴエンペラー、前走馬場が合わなかったオオバンブルマイとエルトンバローズの日本馬2頭にも要注意。

 

 馬券の買い目

 単勝  1

 複勝  1

 ワイド 1 - 2, 3, 6

 

 メインは、クイーンエリザベスII世CGI。香港競馬のシーズン下半期における中距離王者決定戦。2022年に崩御されたイギリスのエリザベス女王が香港のハッピーバレー競馬場に来訪されたことを記念して1975年に創設され、2001年にG1に格付けされた。現在はチャンピオンズマイル(G1・芝1600メートル)、チェアマンズスプリントプライズ(G1・芝1200メートル)とともに、3つのG1を1日でまとめて行う春のビッグイベントとして2018年に創設された「チャンピオンズデー」のメインレースという位置付けにもある。これまで2001年に優勝したドイツのシルヴァノ、2007年と2010年に制した地元のヴィヴァパタカ、同じく香港調教馬で2022年、2023年と連勝中のロマンチックウォリアーなど数多くのトップホースが優勝。日本調教馬の活躍も目立っており、2002年、2003年と連覇したエイシンプレストンのほか、2012年にルーラーシップ、2017年にネオリアリズム、2019年にウインブライト、そして日本調教馬が4頭が出走して1着から4着まで上位を独占した2021年にはラヴズオンリーユーが制している。今年は今現在2連覇中の香港馬ロマンチックウォリアーが参戦!昨年のQE2世C3着馬イギリス馬ドバイオナー、2000m戦2連勝中の地元香港馬マッシヴソヴリンに、日本馬から昨年のQE2世C2着馬プログノーシス、香港C3着のヒシイグアス、そして、ノースブリッジの3頭が参戦!

 

 クイーンエリザベスII世CGI

◎ 1香ロマンチックウォリアー

〇 4日プログノーシス

▲ 9日ノースブリッジ

注 11香マッシヴソヴリン

△ 2英ドバイオナー

△ 3日ヒシイグアス

 

 ポイント

 安田記念参戦を表明したロマンチックウォリアーが史上初のQE2世C3連覇を飾る!そのロマンチックウォリアーに0秒3差の2着だったプログノーシス、12頭未満で、①①①①①⑤⑩④着と5着以内に好走しているノースブリッジにも注目。地元香港芝2000mを2戦2勝と連勝中のマッシヴソヴリン、昨年のQE2世C3着馬ドバイオナー、香港Cでロマンチックウォリアーに同タイムの3着だったヒシイグアスも侮れない。

 

 馬券の買い目

 単勝  1

 複勝  1

 ワイド 1 - 4, 9, 11

 

 この予想と買い目はあくまで個人の見解であり、何も保証するものではない。

 競馬の勝ち馬投票は、自己責任でよろしく!