今晩は!

 明日の重賞は、春の6週連続GI開幕戦、天皇賞・春GI。そして、日曜の夕方には、香港シャティン競馬場では、チャンピオンズCデーが行われ、3競走に日本馬8頭が参戦する!そこで、今日は、国内の予想と香港の予想を、Part 1とPart 2に分けてお伝えしよう。では、まず、Part Iでは国内の重賞予想をお伝えしよう。最初は、春の古馬長距離王決定戦、天皇賞・春GI。オルフェーヴル(2012年)、ゴールドシップ(2013&2014年)やキズナ(2014&2015年)といったクラシックホースが馬券圏外に敗退した一方で、2015年にはゴールドシップが3度目の挑戦で念願のタイトルを手にすると、続く16&17年の2年はキタサンブラックが連覇。また2019~20年は菊花賞馬・フィエールマンが2連覇で長距離王としての貫禄を見せ、21・22年も菊花賞馬のワールドプレミアやタイトルホルダーが優勝した。昨年は、リニューアルした新・京都競馬場で行われた最初のGIで、22・菊花賞3着馬ジャスティンパレスが、悲願のGI初制覇を飾った。今年は、昨年の菊花賞馬ドゥレッツァ、皐月賞2着・ダービー優勝・菊花賞2着とクラシック3冠全てで連対したタスティエーラ、ダイヤモンドSと阪神大賞典を連勝中で充実期を迎えている2年前の3着馬テーオーロイヤル、3年連続2着のディープボンド、昨年の3着馬シルヴァーソニック、昨年の5着馬マテンロウレオ、3000m以上の重賞3連戦で④③②着と1戦ずつ着順を上げているワープスピード、昨年の菊花賞5着馬サヴォーナなどステイヤーが集結!春の長距離王に輝くのは、昨年の菊花賞馬か、ダービー馬の復活か、充実期を迎えている6歳馬か、4度目の正直か、悲願か、71年ぶり史上2頭目の牝馬か、それとも伏兵か。では、天皇賞・春の予想と買い目を発表しよう!

 

 天皇賞・春GI

◎ 14テーオーロイヤル ... 阪神大賞典の勝ち方が印象強かった。ポンとスタートを決めて好位3番手インでロスなく追走、勝負どころで周りの手が動く中で、持ったままの手応えで直線を向かえると、ラチ沿いからグンと加速し、残り1ハロン手前で先頭に抜け出すと、後続に5馬身の差をつけての圧勝。88年のタマモクロス、91&92年のメジロマックイーン、97年のマヤノトップガン、98年のメジロブライト、99年のスペシャルウィーク、00年のテイエムオペラオー、06年のディープインパクト、08年のアドマイヤジュピタ、15年のゴールドシップ、18年のレインボーライン、そして、昨年のジャスティンパレスの11頭が阪神大賞典→天皇賞・春を連勝した。芝3000m以上のレースは、①③②①①着と5戦全てが重賞で3着以内に好走。2年前の天皇賞・春3着馬が2年越しの悲願を叶え、人馬共に悲願のGI初制覇を飾る!

〇 12ドゥレッツァ ... 金鯱賞では、59kgを背負うも、2着と菊花賞馬の実力をアピールできた。天皇賞・春はいわば菊花賞馬が大活躍する舞台である。昨年と一昨年でも述べたように、91&92年のメジロマックイーン、93,95年のライスシャワー、94年のビワハヤヒデ、97年のマヤノトップガン、02年のマンハッタンカフェ、03年のヒシミラクル、06年のディープインパクトの菊花賞馬7頭が活躍する大舞台だが、07年から14年までの8年間で、アサクサキングス、オウケンブルースリ、オルフェーヴル、ゴールドシップと4頭の菊花賞馬が出走するも中々勝てずに終わっていたが、15年に、ゴールドシップが3度目の天皇賞・春挑戦で、念願の天皇賞・春制覇を飾ったのを機に、16,17年キタサンブラック、19,20年フィエールマン、21年ワールドプレミア、そして、一昨年のタイトルホルダーと菊花賞馬が7連勝を飾った。条件戦を制しての出走となった菊花賞では、春2冠を分け合った皐月賞馬ソールオリエンスとダービー馬タスティエーラの2頭のクラシックホースに3馬身半の差を突けて5連勝で菊花賞を制した。7戦全て3着以内に好走しており、戸崎圭太騎手とのコンビは3走前の3勝クラスを制した相性抜群。ここでも上位に好走するのは間違いない。ただ、4歳馬は先月下旬の大阪杯でべラジオオペラが制し、続く翌週の阪神牝馬Sでマスクトディーヴァと2連勝しているが、2勝のみと勝ち切れていないので、2番手に評価を下げた。

▲ 16チャックネイト ... キャリア15戦全てで5着以内に好走。長距離戦は、【5.1.5.2】と好成績。ブリンカーを着用しての出走で、④③①③③①③①着と8戦全てで4着以内に好走。そして、AJCCを制してからの出走で、3ヶ月の休み明けとなるが、休み明け初戦は、【4.0.2.0】と6戦全てで馬券圏内に好走している。6歳で初めてのGIになるが、ここでも好走するのは間違いない。ただ、初めての3000m以上のレース。そして、ハーツクライ産駒は、【0.5.2.15】と未勝利なので、3番手に評価を下げた。

注 1サリエラ ... ダイヤモンドS組は、【0.1.1.16】で、好走した2頭はいずれも優勝馬で、2着以下からは1頭も好走していない。そして、牝馬は、3年前の3着カレンブーケドールの1頭しか好走していない。だが、71年ぶりの牝馬Vを果たせる要因として、主に3点。まず、1枠。1枠は、【4.0.1.13】と最多の4勝。次に、武豊騎手。武豊騎手は天皇賞・春を8勝。8勝中6勝が5番枠から内で、【6.2.0.2】で連対した8回は全て良馬場。そして、メンバー唯一のディープインパクト産駒。ディープインパクト産駒は京都開催の天皇賞・春を現在3連覇中。この3点が悲願の重賞初制覇をGIで飾ってもおかしくない!

△ 4ワープスピード ... 阪神大賞典2着馬は、【0.1.0.9】で、17年2着のシュヴァルグランのみと不振。だが、長距離戦は、④①⑦➃①➃⑩①③➃①➃③②着と12戦で4着以内に好走しており、6走前にブリンカー着用後の成績は、⑦➃①➃⑩①③➃①➃②着。京都の芝3000m以上のレースは、4走前で初出走Vを果たしているので、3着には来るかもしれない。

△ 5ブローザホーン ... 阪神大賞典3着馬は、【0.0.1.7】で、18年3着クリンチャーのみとこちらも2着馬と同様に不振。だが、1周半の距離は、昨夏の札幌日経OPで6馬身差の圧勝。京都コースは、約1年前の3勝クラスで5馬身、2走前の日経新春杯の2勝を挙げているので、3着には来るかもしれない。

△ 6ディープボンド ... 阪神大賞典7着で、6着以下から巻き返したのは、2016年2着のカレンミロティックのみと不振。だが、天皇賞・春4年連続の出走で、3年連続2着。京都コースは、【2.1.2.2】で、6着以内に好走している。4度目の出走は、3着まで。

△ 7タスティエーラ ... 4歳馬は、【4.2.4.30】で、好走した10頭は全て前走3着以内で、4着以下は1頭も好走していないのが懸念材料。だが、大阪杯組はGI連対歴のある実績馬が好走しており、モレイラ騎手とは菊花賞でコンビを組み、2着と好走しているので、3着には来るかもしれない。

 

 馬券の買い目

 単勝  14

 複勝  14

 ワイド 14 - 1, 12, 16 

 

 この予想と買い目は、あくまで個人の見解であり、何も保証するものではない。

 競馬の勝ち馬投票は、自己責任で宜しく! 

 では、Part IIに続く!