今晩は!

 明日の重賞は、青葉賞GII&ユニコーンSGIIIの東西W3歳重賞。では、まず、青葉賞GII。日本競馬の祭典、牡馬クラシック第2弾日本ダービーまであと1ヶ月。その日本ダービーと同じ東京芝2400mで行われるダービートライアル。2着までに入ると日本ダービーの出走権を獲得できるため、デビューが遅れた馬、出世街道に乗るのに手間取った馬、そして皐月賞出走を逃した馬などが、日本ダービー出走へ向けて激しいレースを繰り広げる。だが、ダービー本番と同じ舞台で行われている青葉賞組は、重賞に昇格した1994年第1回勝ち馬エアダブリンが日本ダービーで2着に入って以降、本番で【0-6-6-67】と未勝利で、「青葉賞組はダービーを勝てない」という名言が有名になっている。後にGI馬となったシンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、そして、フェノーメノの3頭も青葉賞を勝ったが、本番で2着と泣いている。昨年は、青葉賞と同じ東京芝2400mのゆりかもめ賞を制したスキルヴィングが3連勝で青葉賞を制した。今年は、キタサンブラックの半弟で、未勝利戦と1勝クラスと2連勝中のシュガークン、マーシャルポイント、そしてヘデントールの3頭、昨年の勝ち馬スキルヴィングと同じゆりかもめ賞を制したウインマクシマム、同条件のゆきやなぎ賞を制したショウナンラプンタと1勝クラスを制した馬に、弥生賞1番人気馬トロヴァトーレ、重賞2連戦で惜敗続きのコスモブッドレアとシュバルツクーゲル、共同通信杯3着馬パワーホールと実績馬が参戦!ここを勝って、競馬の祭典への切符を手にするのは、2連勝中の3頭か、重賞組か、それとも伏兵か。では、青葉賞の予想と買い目を発表しよう!

 

 青葉賞GII

◎ 7シュガークン ... 前走1勝クラス組で前走1着馬は連対馬12頭中10頭。大寒桜賞1着馬が、京都新聞杯か青葉賞のどちらかに出走した結果、【2・3・3・4】と12頭中8頭が3着内に好走している。武豊騎手とのコンビは、デビューから継続で、②①①着と3戦全て連対圏内に絡んでいる。3連勝でダービーの切符を手にする!

〇 9ヘデントール ... 新馬戦では、皐月賞馬ジャスティンミラノに2着。未勝利戦と1勝クラスを2連勝中。木村哲也調教師の管理馬で、当日6番人気以内に支持されていれば、【2.0.2.0】と4頭全てが馬券圏内に絡んでいる。そして、鞍上に、先月のドバイゴールデンシャヒーンをタズ、メインのWCをローレルバーンで制したタイグ・オシェア騎手が初来日。ローレルバーンをワールドレースホースランキング1位に導いた名手とのコンビがどんな競馬をするのか楽しみだ。だが、1勝クラス組で、前走2000m組からは1頭も勝っていないので、2番手に評価を下げた。

▲ 13マーシャルポイント ... 新馬戦では、後のフラワーC勝ち馬ミアネーロに2着。そして、未勝利戦から2連勝中で、前走フリージア賞では、先週のフローラSを制したアドマイヤベルにクビ差で競り勝った。東京コースは2戦2勝。ここでも上位に好走するのは間違いない。だが、ヘデントールで述べたように、前走2000mの1勝クラス組は、1頭も勝っていない。そして、7枠は、ここ5年で3着1回のみと不振。この2点が懸念材料で3番手に評価を下げた。

注 10ウインマクシマム ... この馬が逃げるとしたら、少し心配。その理由は、逃げ馬は、19年リオンリオンただ1頭しか勝利しておらず、好走したのも同馬のみだからだ。だが、この馬が来てもおかしくないのは、ゆりかもめ賞という青葉賞と同じ東京芝2400mを制しての出走。これは昨年の勝ち馬スキルヴィングと同じローテ。松岡正海騎手とのコンビは、【2.1.0.1】で、唯一の着外は、2走前(ホープフルS12着)で、残りの3戦で連対圏内に絡んでいる。ここでも上位に好走するのは間違いない。

△ 15ショウナンラプンタ ... 8枠は、16年3着のレーヴァテインのみと苦戦傾向。だが、ゆきやなぎ賞という芝2400mの1勝クラスを制しての出走、そして、デビュー4戦中3戦で上り最速をマークしているので、3着には来るかもしれない。

△ 16デュアルウィルダー ... 未勝利戦組は、一昨年1着のプラダリアのみ。そして、ショウナンラプンタと同じ理由で3着1回止まりの8枠。この2点が懸念材料。だが、モレイラ騎手が騎乗するので、3着には来るかもしれない。

 

 馬券の買い目

 単勝  7

 複勝  7

 ワイド 7 - 9, 10, 13

 

 次は、ユニコーンSGIII。中央競馬の3歳限定戦としては、レパードSと並ぶ貴重なダート重賞。創設当初は秋に行われていたが、2001年からは6月の東京に移行。そして今年からは3歳ダート路線の整備に伴いさらに施行時期が繰り上がり、東京ダービーの前哨戦としてこの時期の京都ダート1900mを舞台に行われる。レースの性格は大幅に変更されているが、タイキシャトル、ウイングアロー、ゴールドティアラ、ユートピア、カネヒキリ、ベストウォーリア、ノンコノユメ、ゴールドドリーム、サンライズノヴァ、ルヴァンスレーヴ、ワイドバッハ、カフェファラオと後のGI馬を輩出している超出世レース。昨年は、ぺリエールがUAEダービー4着からの雪辱で重賞初制覇を飾った。今年はダート転向後、連対率100%のアラレタバシルとムルソー、そして、サトノエピック、2戦2勝のミッキーファイト、L競走勝ち馬ラムジェットとダート実績馬が集結。数日前、ダート1冠目の羽田盃が行われ、白毛馬アマンテビアンコが1冠目を制した。アマンテビアンコの2冠を阻むのは、メンバー唯一の2戦2勝馬か、ダート連対率100%の3頭か、L勝ち馬か、それとも伏兵か。では、ユニコーンSの予想と買い目を発表しよう!

 

 ユニコーンSGIII

◎ 15アラレタバシル ... 4走前に路線を芝からダート転向してから、①②①②着と4戦連続連対圏内に絡んでいる。京都ダートは、3走前のもちのき賞では、後の羽田盃2着馬アンモシエラの同タイムの2着。OP組は、前走5着以内若しくは前走3番人気以内組が好走している。ダート転向後連対率100%の実力を発揮する。

〇 12ムルソー ... 京都ダート1900m戦は2走前後続に2秒3をつける大差で初勝利を飾り、続く阪神ダート1800m戦でも、8馬身差の圧勝で逃げ切り勝ちで2連勝!ダート転向後2連勝中。ここでも上位に好走するのは確かだ。だが、1勝クラス組は、【0.0.5.52】と連対がないので、2番手に評価を下げた。

▲ 4ミッキーファイト ... 前走初の周回距離を走って3番手から抜け出して、5馬身の圧勝でデビューから2連勝。ここでも上位に好走するかもしれない。ただ、ムルソーで述べたように、1勝クラス組は、【0.0.5.52】と3着を5回量産している。そして、初の長距離遠征。この2点が懸念材料で3番手に評価を下げた。

注 16ハーバーライト ... OP組で前走6着以下且つ前走4番人気以下は、3年前の2着サヴァのみと懸念材料だが、京都ダート1900m戦の戦績に注目している。京都ダート1900m戦は、2戦2勝とメンバー唯一ダート1900m戦を2勝以上している。ここでも上位に好走するのは間違いない。

△ 3マルチャレアル ... 1勝クラス組は、【0.0.5.52】と1頭も連対がなく、3着を5回も量産しているのが懸念材料。だが、ダート1800m戦は、③①①着と3戦全てで3着には来るかもしれない。

△ 5ラムジェット ... ダート5戦は1400~1600戦で、周回距離は今回が初出走というのが懸念材料。だが、地元のダート戦は、①③①着と3着以内に好走しており、鞍上の三浦皇成騎手とは2戦2勝と負けなしなので、3着には来るかもしれない。

△ 6サンライズフレイム ... 二桁人気馬は、2頭しか好走していないのが懸念材料。だが、地元ダート1800mでは、①②着と連対しているので、3着には好走するかもしれない。

△ 9サトノエピック ... マルチャレアルと同じく1勝クラスの出走が懸念材料。だが、2走前にダート転向してから、2連勝中なので、3着には来るかもしれない。

△ 14ピュアキアン ... ダート1800m戦は地元関東では、、①③②③①着と5戦全て3着以内に好走するのに対して、長距離遠征は1回走って8着と惨敗しているのが懸念材料。だが、6戦全てで吉田豊騎手とは、【2.1.2.1】と2戦目(8着)以外は3着以内に好走しているので、3着には来るかもしれない。

 

 馬券の買い目 

 複勝  15

 ワイド 15 - 4, 12, 16

 

 この予想と買い目は、あくまで個人の見解であり、何も保証するものではない。

 競馬の勝ち馬投票は、自己責任で宜しく!