今晩は!

 明日の重賞レースは、フローラSGII&マイラーズCGIIの春のGIに繋がる東西WGII重賞だ。では、まずオークストライアル、フローラSGII。東京芝2000mで行われ、2着までにオークスへの優先出走権を獲得出来る。近年は、桜花賞から中1週と間隔が詰まっているので、桜花賞不出走馬がオークス出走権をかけて出走する馬が多い。10年の1着馬サンテミリオンはここを勝って、オークスでアパパネと同着優勝したが、フローラSとオークスを連勝したのはこの馬だけだが、3年前の3着馬ユーバーレーベンも本番で3戦連続重賞3着から巻き返し勝利を飾った。4年前の1着馬ウインマリリンは、続くオークスで2着、昨年の秋、エリザベス女王杯を2着、そして、2年前の香港ヴァーズで嬉しいGI初制覇を飾った。昨年は、フラワーC4着のゴールデンハインドが惜敗続きにピリオドを打った!今年は、デビュー2戦2勝のクリスマスパレード、フラワーC5着馬エルフストラック、同6着馬カニキュル、惜敗続きのアドマイヤベル、3戦複勝率100%のバロネッサと素質馬が参戦!ここを勝って、オークスへの優先出走権を獲得するのは、メンバー唯一の2戦2勝馬か、重賞5・6着馬か、惜敗続きに終止符か、それとも伏兵か。では、フローラSの予想と買い目を発表しよう!

 

 フローラSGII

◎ 14クリスマスパレード ... メンバー唯一の2戦2勝馬。1勝クラス組は、前走1勝クラス組は、【6.3.3.59】複勝率16.9%で、前走芝1800m以上の連対馬は【5.3.2.20】同33.3%の好成績。2走は2000m、2200mと2000m以上のレースを連勝している。東京開幕週は先行馬が有利な展開。20年以降は、先行馬が勝利している。3連勝でオークスへの優先出走権を手にする!

〇 13カニキュル ... 芝2000mは、②①着と上位に好走。前走フラワーCでは、距離短縮がマイナス材料となってしまったせいか6着に敗れた。前走フラワーC組で好走した8頭は全て前走6着以内+関東馬。そして、8頭中7頭が乗り替わりで、この条件を満たしているのがこの馬のみ。東京芝2000mは2走前の未勝利戦を制した実績がある。1勝馬で、前走重賞を走っていた馬が3連勝中。ここでも上位に好走するのは間違いない。ただ、差し馬は、18年を最後に未勝利中なので、2番手に評価を下げた。

▲ 8アドマイヤベル ... キャリア3戦全て左回りで①③②着と安定感を見せている。東京芝2000m戦は③②着とメンバーで唯一東京芝2000m複数回経験している。ここ近年1勝馬が3連勝中。ここでも上位に好走するのは間違いない。ただ、あと一歩伸びが足りないのと、5枠は、【0.0.1.19】と3着1回のみ。この2点が懸念材料なので、3番手に評価を下げた。

注 4エルフストラック ... フラワーC組の関西馬は、【0.0.0.5】と全滅。18年以降、2・3着止まりの関西馬の2点が懸念材料。だが、芝2000m戦の戦績に注目している。未勝利戦から前走までの4戦を芝1800~2000mを使って、③①➃②⑤着と先行して掲示板内に好走している。前走6戦目で初めて主導権を握り5着と逃げ粘った。19年からは先行馬と内枠が有利で、内枠でこの条件を満たしているのはこの馬だけ。初勝利を挙げた2000mで重賞初制覇を飾る!

△ 1バロネッサ ... 未勝利組は、【0.2.2.30】と意外と勝ち切れないのが懸念材料。だが、芝1800m戦の未勝利戦を②①着と連対しているので、3着には来るだろう。

 

 馬券の買い目

 複勝   14

 ワイド  14 - 4, 8, 12

 

 次は、マイラーズCGII。古馬のトップマイラーが集結し、レベルの高いレースが繰り広げられている安田記念前哨戦。85年ニホンピロウイナーと94年ノースフライトの2頭がここを勝って、安田記念本番を連勝した。95年以降、マイラーズC1着馬による安田記念制覇は一頭もいないが、19年の3着馬インディチャンプは本番で巻き返し、アーモンドアイVSダノンプレミアムの2強対決に割ってGI初制覇を飾った。メンバー唯一のGI馬セリフォスが参戦!3年連続の参戦となるソウルラッシュに、京都金杯勝ち馬コレペティトール、フローラSに出走するカニキュルの兄トランキリテ、京都金杯2着馬セッションらマイラーが集結!昨年は、改修工事を終えた京都競馬場がグランドオープンして改装された京都競馬場で行われる最初の重賞で、メンバー唯一のGI馬シュネルマイスターが21毎日王冠以来、1年半ぶりの重賞初制覇を飾った!安田記念に駒を進めるのは、復活を期す唯一のGI馬か、3年連続の出走か、復活っを期す重賞馬か、悲願か、それとも伏兵か。では、マイラーズCの予想と買い目を発表しよう!

 

 マイラーズCGII

◎ 3セリフォス ... 2年前のマイルCS制覇後、⑤②⑧⑦着と勝利から遠ざかっているが、秋2戦は久々の実戦と中2週と敗因が明確。右回りマイル戦は、2歳時のデイリー杯2歳S1着、朝日杯FS2着、3歳時のマイルCSを制覇しているので、ここでは負けられない。GI馬は今現在出走機会4連勝中。ここで復活を果たす!

〇 14ソウルラッシュ ... 3年連続マイラーズCの出走となる。3年前の冬(12月)に路線をマイルに転向。そこから3連勝でOP入りを果たし、昨年のマイラーズCで重賞初挑戦で4連勝を飾った。その後、安田記念⑬着、富士S②着、マイルCS➃着とマイル路線で勝ち切れないが、安田記念は、前が壁で負えない状況に追い込まれたが、0.6差。マイルCSも0.3差の争い。昨年のマイラーズCは3着、安田記念は見せ場なしの9着、京成杯AHで復活の重賞2勝目を挙げ、マイルCSではあと一歩の2着、香港マイルでは、ゴールデンシックスティに3馬身離された4着。右回りマイル戦は、①①①➃③①②➃着と8戦全てで4着以内と堅実な走り。京都マイルは昨年のマイラーズCでシュネルマイスターに0.1秒差の3着、秋のマイルCSでは、最内から抜け出すもゴール手前でナミュールに交わされ2着と好走経験がある。史上4頭目の2度のマイラーズC制覇に期待がかかる。だが、鞍上の松山弘平騎手は、今日の京都競馬場で落馬負傷で、団野大成騎手に乗り替わりとなったので、2番手に評価を下げた。

▲ 10コレペティトール ... 京都金杯では最内から抜け出しての勝利。マイル戦は、①⑤➃①着と堅実な走りを見せている。岩田康誠騎手とは、3走連続のコンビで2連勝中。重賞初制覇を飾った京都マイルで3連勝を飾る。ただ、前走の斤量が54kgで、今回は3kg増えた57kgで、前走から斤量が2kg以上増加している馬は、【0.0.0.9】と不振。そして、5枠は、【0.1.0.17】で、20年2着ベステンダンクしか好走していない。この2点が懸念材料で3番手に評価を下げた。

注 9ニホンピロキーフ ... 3勝クラス組は、一昨年ソウルラッシュが制したが、好走したのは同馬のみ。だが、田口貫太騎手との戦績。そして、マイルの成績の2点が今回の好走に繋がると思っている。田口貫太騎手とは、昨夏の新潟1勝クラスからのコンビで、②①①⑦②①着と3走前(7着)を除く5戦で連対圏内に好走。そして、マイルは2戦して②①着と連対。京都マイルも勝利経験がある。3勝クラス組で今回が重賞初出走という点がソウルラッシュと一致しているので、重賞初出走Vで、GI馬を撃破するかもしれない。

△ 1トゥードジボン ... 六甲S組は、【0.1.1.20】で、好走した2頭は前走2番人気以内+2着以内馬。どちらか一方もしくは両方満たしていない馬からは1頭も好走していないのが懸念材料。だが、京都マイル戦は、【2.1.1.0】と3着以内に好走しているので、3着には来るかもしれない。

△ 5エアロロノア ... 7歳以上は、20年2着ベステンダンク以降、1頭も好走していないのが懸念材料。だが、京都マイルは、【1.0.2.2】で5戦中4戦で5着以内に好走しているので、3着には来るかもしれない。

△ 8トランキリテ ... 前走から斤量が2kg以上増加してる馬は、【0.0.0.9】と不振。コレペティトールで説明したように、前走の斤量が55kgで、今回は57kgと2㎏増加しているのが懸念材料。だが、京都マイルは、2走連続連対圏内に絡んでいるので、3着には来るかもしれない。

△ 13セッション ... ダービー卿CT組は、16年3着クラレントしか好走していないのが懸念材料。だが、地元関西でのレースは、【2.2.2.0】と複勝率100%を誇る安定感なので、3着には来るかもしれない。

 

 馬券の買い目

 複勝   3

 ワイド  3 - 9, 10, 14

 

 この予想と買い目は、あくまで個人の見解であり、何も保証するものではない。

 競馬の勝ち馬投票は、自己責任で宜しく!