今晩は!

 まず、お伝えしなければならないことがある。皆さんもご存じの通り、今でも信じられないと思っているが、昨日藤岡康太騎手が天国に旅立ってしまった!享年35歳。先週の阪神7Rで落馬し、頭部と胸部を負傷し、担架で病院に搬送され、意識不明の状態が続き、兄の藤岡佑介騎手、父の藤岡健一調教師ら藤岡家が見守る中、一昨日の午後7時49分、死去した。騎乗中の事故でなJRA騎手の落馬による死亡事故は04年の竹本貴志騎手以来、20年ぶり20人目で、騎乗中の事故で亡くなったGIジョッキーは93年の岡潤一郎騎手以来だった。藤岡康太騎手は、競馬学校23期生で同期に浜中俊騎手、丸田恭介騎手、荻野琢真騎手らがいる。3年目の09年にはNHKマイルCをジョーカプチーノで制し、GI初制覇でGIジョッキーの仲間入りを果たした。昨年のマイルCSをナミュールで制し、14年半ぶりのGI2勝目を挙げたのはごく最近だった。3年前の京都大賞典では、16年の日本ダービー馬マカヒキに騎乗し、16年ニエル賞以来5年1ヶ月ぶりの勝利でマカヒキに復活を導いたのも藤岡康太騎手だった。GI2勝、通算803勝で、これからも期待できる騎手がこのような形で亡くなってしまったことをご冥福をお祈り申し上げます!

 明日の重賞は、NHKマイルCトライアルレース、アーリントンCGIII。17年までは2月下旬に行われたが、18年からは、NHKマイルCトライアルとして開催時期を4月中旬に移行。17年までの2月開催で、01年のダンツフレーム、02年のタニノギムレット、03年のウインクリューガー、12年のジャスタウェイ、13年のコパノリチャード、14年のミッキーアイル、16年のレインボーライン、そして、17年のペルシアンナイトと後のGI馬を輩出して来た。4月開催になってからは、一昨年、ダノンスコーピオンがここを勝ち、続くNHKマイルCを連勝し、3歳マイル王に君臨した。昨年は、メンバー唯一の重賞ウィナー、オオバンブルマイが制し、続くNHKマイルCを3着と好走、秋のゴールデンイーグルを制し、1着賞金5億円を手にした!今年は、メンバー唯一の重賞ウィナー、小倉2歳王者アスクワンタイムが出走!きさらぎ賞3着馬シヴァース、芝1600m複勝率100%のオフトレイル&ポッドテオ、朝日杯FS5着馬タガノデュードと面白いメンバーが出走!3着までにNHKマイルCの優先出走権を手にするのは、メンバー唯一の重賞ウィナーか、GI5着馬か、重賞3着馬か、1600m複勝率100%の2頭か、それとも伏兵か。では、アーリントンCの予想と買い目を発表しよう!

 

 アーリントンCGIII

 ◎ 7チャンネルトンネル ... デビュー4戦全てで①②➃➃着で4戦全てで4着以内。前走初の1800m戦となったスプリングSでは4着と前残った。距離短縮はプラス材料。4月開催になった18年以降の勝ち馬は全て前走重賞組。13年から勝ち馬は6~10番。重賞組+6〜10番枠を引いているのはこの馬のみ。ここを勝って、福永祐一調教師転居初戦を重賞初制覇でプレゼント!

 〇 1ポッドテオ ... キャリア8戦と経験豊富で、マイル戦は、②③①着と安定感を残しており、鞍上の北村宏司騎手との戦績も、【1.2.3.0】と複勝率100%と安定感を発揮している。初の長距離輸送になるが、安定感を残しているマイルなので、来てもおかしくない。ただ、1枠は、4月開催になってからは、【0.1.2.7】と勝ち切れてないので、2番手に評価を下げた。

 ▲ 3ディスペランツァ ... デビューから前々走までの4戦は芝2000m戦を走って、⑤①⑥⑨着。前走は初のマイル戦で最後方から残り1F標手前で大外へ持ち出すとグングンと加速して一気に抜け出し、未勝利戦以来3戦ぶりの勝利で2勝目を挙げた。マイル適性があると考えるべきだと思う。先週の桜花賞を制したモレイラ騎手とのコンビで重賞3度目の挑戦で悲願の初制覇に期待が高まる。ただ、2枠は4月開催になってから、昨年のセッション(2着)のみ。そして、1勝クラス組は、【0.3.4.60】で、好走した7頭はいずれも前走2番人気以内。それに対して3番人気以下は全滅に終わっている。この2点が懸念材料で3番手に評価を下げた。

 注 15オフトレイル ... 8枠は4月開催になってから1頭も好走していないのが懸念材料。だが、1600m戦の戦績に注目!4戦全てマイル戦に出走して、②①③①着と安定感を発揮しているのだ。ここでも上位に好走するのは確かだ!

 △ 5シヴァース ... キャリア2戦馬は、1頭も好走していないのが懸念材料。だが、マイル戦は、京都芝1600mのデビュー戦を制しているので、3着には来るかもしれない。

 △ 13ジュンヴァンケット ... 未勝利戦組は、【0.1.1.7】で、好走した2頭は前走1番人気だったのに対して、2番人気以下は全滅に終わっているのが懸念材料。だが、前走では直線に向いて最もラップが速くなった区間で一気に抜き去り、ラスト100メートルほどは流して圧勝。上がり3ハロンは最速の33秒4だったが、その数字以上に凄い脚を使っているので、3着までには来るかもしれない。

 

 馬券の買い目

 複勝  7

 ワイド 7 - 1, 3, 15

 

 この予想と買い目は、あくまで個人の見解であり、何も保証するものではない。

 競馬の勝ち馬投票は、自己責任で宜しく!