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 今日の重賞は、マーチSGIII&高松宮記念GIの東西W重賞。まず、マーチSGIII。荒れるダートハンデ重賞で、フェブラリーSから約1ヶ月後に行われるダート重賞で、クセのある中山ダート1800m、季節の変わり目、ハンデ戦など、難しい条件がそろうためか、毎年一筋縄ではいかない結果になっている。09年のエスポワールシチーは、暮れのジャパンCダート(現:チャンピオンズC)、翌年のフェブラリーSを含むGI9勝、一昨年のメイショウハリオは、上半期グランプリ帝王賞でGI初制覇を飾り、昨年かしわ記念と帝王賞のGI3勝と大活躍。昨年は、2番人気のハヤブサナンデクンが7歳で待望の重賞初制覇を飾った。今年は、重賞ウィナーは3頭(クリノドラゴン、ペイシャエス、ミトノオー)のみとハンデ重賞らしいが、23JDDでミトノオーをゴール前で交わして2着に入ったキリンジ、マーチSと同該舞台のポルックスS1・2着馬ヴァルツァーシャルとキタノリューオーに、総武S1・3着馬ゴールドハイアーとキタノヴィジョン、仁川S2着馬ウェルカムニュース、8歳の古豪ニューモニュメント、9走全て4着以内と安定した成績を残しているブライアンセンスら、ダート1800m実績馬が参戦!ここを勝つのは、重賞ウィナーか、OP1~3着馬か、10年ぶりの4歳馬か、それとも伏兵か。では、マーチSの予想と買い目を発表しよう!

 

 マーチSGIII

◎ 2キタノリューオー ... 中山ダート1800m戦は、②⑥③➃①⑤①②着と7戦全てで6着以内に好走!鞍上の原騎手とは3回騎乗して、②①②着と連対を未だに外したことがない。久々の重賞挑戦にはなるが、相性抜群の中山ダート1800mで人馬共に悲願の重賞初制覇を飾る!

○ 1ヴァルツァーシャル ... 中山ダート1800m戦は、【2.2.0.2】で、初の道悪となった昨年のマーチS(16着)を除く5戦で6着以内に好走している。ここでも上位に好走するのは間違いない。ただ、高木調教師は、1頭も馬券に絡んでいないのが懸念材料なので、2番手に評価を下げた。

▲ 12ブライアンセンス ... ダート1800m戦は、【3.0.1.1】で、5走全て4着以内と堅実な走りを見せている。中山ダートコースに関しても、2歳時の新馬戦と未勝利戦を③①着と好走しているので、ここでも上位に好走するのは間違いない。ただ、4歳馬に関しては、17年以降20頭が出走して全滅なので、3番手に評価を下げた。

注 7ゴールドハイアー ... 総武S組は、19年以降連対がなく、3着1回止まりと低迷しているのが懸念材料。だが、ダートの戦績と馬場状態に注目している!キャリア20戦全てダートに出走して、②②①①③➃②②②①➃➃①⑤⑧⑧⑨⑤③①着。馬券圏外に敗れた2戦(23アンタレスS&三宮S)は共に重馬場開催だった。つまり、良馬場or稍重では、昨年のラジオ日本賞(9着)を除く18戦で、5着以内に好走している。ここでも上位に来るのは間違いない。

△ 4ウェルカムニュース ... 仁川S組は、ここ2年馬券に絡んでいないのが懸念材料。だが、ダート1800m戦は、【3.1.2.3】で、9走連続7着以内と安定した成績なので、3着までには来るだろう。

△ 5ニューモニュメント ... 斤量58㎏で、58㎏以上の馬は、【0.0.0.12】と1頭も馬券に絡んでいないのが懸念材料。だが、3年前のカノープスS以降の戦績を見てみると、④②②③③②①②①③⑤⑨③⑥➃着と2走前と4走前を除けば、5着以内に好走しており、中山ダートコースも②①着と2走連続連対圏内に好走しているので、3着なら。

 

 馬券の買い目

 複勝  2

 ワイド 2 - 1, 7, 12

 

 次は、高松宮記念GI。春のGIシーズン開幕戦であり、春の古馬短距離王決定戦で、短距離G1になって今年で29回目。日本馬調教馬初の香港スプリント制覇を飾ったロードカナロアを始め、カレンチャン、ファインニードル、ダノンスマッシュなどスプリントGIを2勝以上挙げた名馬がその名を連ねてきた。昨年は、12番人気のファストフォースがシルクロードS2着の雪辱を果たし、悲願のGI初制覇。2着に2番人気のナムラクレア、3着に13番人気のトゥラヴェスーラが入り、3連単66万8280円、一昨年は、8番人気のナランフレグが制し、2着に5番人気のロータスランド、3着にブービー17番人気のキルロードが入り、3連単278万超えとここ2年波乱の決着が続いている。今年は、秋のスプリント女王ママコチャが史上8頭目の春秋スプリントGI制覇に向けて5歳初戦として始動!更に、スプリンターズSでママコチャにハナ差の2着だったマッドクール、昨年の高松宮記念2着、スプリンターズS3着のナムラクレア、前哨戦のシルクロードS・阪急杯・オーシャンSを制したルガル、ウインマーベル、そして、トウシンマカオの3頭に、このレースで初めてのスプリント戦となる、ソーダズリング、ウインカーネリアン、シャンパンカラーに、このレースがラストランになるおてんば娘メイケイエールと佐々木大魔神所有馬のディヴィーナの2頭、一昨年の2着馬ロータスランド、そして、香港GI馬ビクターザウィナーが外国馬代表として6年ぶりに参戦!スプリンターからマイラーまでの実績馬が集結!春の桶狭間で行われる春の古馬短距離王を制すのは、秋のスプリント女王か、昨年の3歳マイル王か、悲願のGI初制覇か、前哨戦を制した馬たちか、初のスプリント挑戦馬か、9年ぶりの外国馬か、有終の美か、3年連続人馬共にGI初制覇か、それとも伏兵か。それでは、高松宮記念の予想と買い目を発表しよう!

 

 高松宮記念GI

◎ 10香ビクターザウィナー ... 18年ブリザード(5着)以来、6年ぶりに外国馬が参戦!芝1200m戦は、【7.2.0.4】で2年前のハンデ戦(7着)を除けば、17戦で5着以内に好走しており、メンバーで芝1200mを最多の7勝挙げている。重馬場は未経験だが、稍重のハンデ戦の勝利実績があるので、重馬場を乗りこなせるだろう。15年エアロヴェロシティ以来、9年ぶりに香港馬による高松宮記念制覇を飾る!

○ 6ルガル ... 前走シルクロードSでは、2番手から抜け出して後続に3馬身突き抜けて重賞初制覇。良馬場で3馬身以上の差を突けてスプリントGIに挑戦した馬は、97年スギノハヤカゼ(スプリンターズS2着)、02年アドマイヤコジーン(高松宮記念2着)、そして、19年タワーオブロンドン(スプリンターズS1着)の3頭は見事に馬券圏内に絡んでいる。4歳馬は、昨年のナムラクレア(2着)を除く7頭は、芝1200m未経験馬or芝1200m連対率100%のどちらかに該当している。ルガルは、芝1200m戦は【1.2.0.0】と連対率100%と条件を満たしている。2年連続人馬共にGI初制覇を飾っているので、西村淳也騎手待望のGI初制覇を飾る!ただ、4歳馬は、先週までの古馬GII以上の重賞で未勝利なので、2番手に評価を下げた。

▲ 3ナムラクレア ... スプリント戦は、【5.1.2.1】で、唯一の馬券圏外は、22年スプリンターズS(5着)で、9戦全て掲示板内に好走している。浜中俊騎手との芝1200m戦の成績は、【4.2.2.1】とこちらも5着以内。道悪コースは、【2.1.0.0】と3戦連続連対中に好走している。昨年は、高松宮記念2着、スプリンターズS3着と惜敗続き。昨年2着の雪辱を晴らす!ただ、牝馬は、【1.6.3.49】で、20年モズスーパーフレアの1勝のみで、2着6回と勝ち切れない結果が続いている。栗東CWで調教を行っており、栗東CW組は、【0.0.2.16】と3着2回と連対がない。この2点が懸念材料で3番手に評価を下げた。

注 16ウインマーベル ... 阪急杯1着馬は、【1.2.0.5】で、連対した3頭はいずれも前走0秒1以上の差を突けて勝っていたのに対して、2着馬と同タイムというのと、阪急杯組は、【2.2.3.37】で、好走した7頭はいずれも当日4番人気以内で、5番人気以下は1頭も好走していないのが懸念材料だが、20~23年の4年中3年の勝ち馬、昨年12番人気のファストフォース(前年9着)、21年ダノンスマッシュ(前年10着)、そして20年モズスーパーフレア(前年15着)の3頭が前年のリベンジを果たしている!3走課題のスタートを上手く決めているので、スタートが今回もうまく決めれば、前年10着のリベンジを果たす!

△ 1ビッグシーザー ... 4歳馬で好走した8頭は全て当日の人気が5番人気以内に対して、6番人気以下からは1頭も好走しておらず、10番人気というのが懸念材料。だが、中京芝1200m戦は2戦2勝と相性抜群、オーシャンS2着馬は、【1.2.1.5】で好走した4頭はいずれも6番人気以下なので、3着争いに来るかもしれない。

△ 2マッドクール ... 1枠はここ2年人気薄から好走しているが、上位人気で好走したのは、12年のロードカナロア(1枠1番:3着)を最後に、1頭も好走していないのが懸念材料。だが、鞍上の坂井瑠星騎手との戦績は、【3.1.1.1】で、唯一馬券圏内を逃したのは昨年のCBC賞(9着)で、これは中京開幕週の展開に合わなかっただけでなく、トップハンデ58.5kgの影響を受けたのも敗因といっていい。中京芝1200m戦は、【2.0.1.1】で、馬券に絡まなかったのは、先程述べたCBC賞(9着)のみ。昨年のシルクロードSでは、続く高松宮記念1・2着馬にアタマ+クビ差の3着だったので、3着に好走するかもしれない。

△ 5トウシンマカオ ... オーシャンS1着馬は、【0.0.0.9】と全滅。19回の歴史で17頭が出走して、10年のキンシャサノキセキが優勝しただけ。だが、芝1200m戦は、④①①➃⑮③③①着と1年前の高松宮記念(15着)を除く7戦で4着以内と安定した成績を収めているので、3着には来るかもしれない。

△ 8ソーダズリング ... ビッグシーザーと同じ理由で、7番人気が懸念材料。だが、4歳馬で好走した8頭中5頭がスプリント初出走+芝1400m重賞で連対実績の馬で、前走芝1400mの京都牝馬Sを制しているので、3着争いに来るかもしれない。

△ 14ママコチャ ...  前年のスプリンターズS覇者は、【0.0.1.2】と結果を残せてないのが懸念材料。だが、スプリント戦は、昨年の北九州記念で初出走で2着、続くスプリンターズSで重賞初制覇をGIで飾り、連対圏内に絡んでおり、中京コースも、【1.1.1.0】と3回出走して、馬券圏内に絡んでいるので、3着には来るかもしれない。

 

 馬券の買い目

 複勝  10

 ワイド 10 - 3, 6, 16

 

 この予想と買い目は、あくまで個人の見解であり、何も保証するものではない。

 競馬の勝ち馬投票は、自己責任で宜しく!