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 今日の重賞は、スプリングS&阪神大賞典の東西WGII重賞だ。では、まず東の重賞は、皐月賞を目前に控えた前哨戦・スプリングSGII。皐月賞トライアル最終便で、3着以内馬に皐月賞への優先出走権が与えられる。これまで、ナリタブライアンとオルフェーヴルの2頭がここを勝って、3冠馬に、ミホシンザン、ミホノブルボン、ネオユニヴァース、そして、メイショウサムソンの4頭は2冠馬に、6頭の他に、アンライバルドやロゴタイプも、皐月賞でクラシック1冠目を手にした。他にも、2015年のキタサンブラックは秋に菊花賞を、17年のウインブライトは翌々年の香港GIを2勝し、そして18年のステルヴィオはマイルCSを制し、本競走で2着以下だった馬では、18年2着のエポカドーロが本番の皐月賞を制し、続く日本ダービーでも2着に好走。翌19年には本競走では2番人気7着に終わったロジャーバローズが、京都新聞杯2着を挟みダービーの栄冠を手にした。皐月賞はもちろん、後のG1へ向けても重要なこの一戦。今年は、10頭と少頭数で行われるが、2走連続重賞で2桁人気で激走中のウォーターリヒト、京成杯3着馬コスモブッドレア、京成杯を12着と1番人気の期待を大きく下回ってしまったジュンゴールド、メンバー唯一の無敗馬シックスペンスに、4戦連続連対中のペッレグリーニ、芝1800m戦2戦2勝と負けなしのルカランフィーストと素質馬が集結!ここを勝って、皐月賞を含む3冠に、古馬GIに向けて活躍し、3枚の皐月賞への優先出走権を手にするのは、メンバー唯一の無敗馬か、2走連続重賞で激走中の穴馬か、重賞3着馬か、前走大敗からの巻き返しか、5戦連続の連対か、1800m2戦2勝馬か、それとも伏兵か。では、スプリングSの予想と買い目を発表しよう!

 

 スプリングSGII

◎ 6ペッレグリーニ ... デビューから4戦連続芝1800m戦に出走して、②②①①着と連対中。今回の出走メンバーで、1800m戦の戦績を考慮すると、この馬が実力No.11勝クラス1着馬で前走1800m以上かつ連勝中は【2.3.0.3】と安定した成績を残している。今回初の右回りが懸念材料だが、3連勝で皐月賞への切符を手にする!

〇 4シックスペンス ... 出走メンバー10頭の中で唯一の2戦2勝馬。中山マイルを2戦2勝と負けなし。上り2位で勝利を飾っている。中山コースは2戦2勝と負けなし。ここでも上位に好走するのは間違いない。ただ、距離延長が懸念材料なので、2番手に評価を下げた。

▲ 3ウォーターリヒト ... デビューから初勝利を挙げる4戦目までは、芝2000m戦を使って、⑤③③①着。5戦目で重賞挑戦となったシンザン記念ではブービー17番人気と低評価だったが、上り最速で3着に好走、続くきさらぎ賞でも10番人気で2着と重賞2走連続二桁人気で上位に好走し、フロックではないことを証明し続けている。周回距離は、デビュー戦から4戦目で、⑤③③①着と安定した結果を残している。ここ2走重賞で着順を一つ上げて好走しているので、今度こそ悲願の重賞初制覇を飾る!ただ、今回キャリア7戦目で初の長距離輸送、そして、キャリア6戦以上の馬は、【0.0.2.12】と3着2回止まり。この2点が懸念材料で3番手に評価を下げた。

注 2ルカランフィースト ... 2枠は、昨年べラジオオペラが優勝したが、【2.0.0.12】と勝つか馬券圏外に終わるかの極端な成績に終わっているのが懸念材料だが、1800m戦の成績に注目!芝1800m戦は、2戦2勝と負けなし。いずれも上り最速で制している。前走若竹賞では、最後方から上り最速で後続に1馬身1/4の差を突けて2勝目を挙げた。ここでも上位に好走は間違いない!

△ 7アレグロブリランテ ... 前走1勝クラス組で2着以下は、ここ2年は馬券に絡んでいないのが懸念材料。だが、スプリングSと同じ周回の1800m戦は、①②着と好走経験があるので、3着には来るかもしれない。

△ 9コスモブッドレア ... 京成杯組は、【0.1.0.11】と不振傾向。だが、キャリア4戦全て②①➃③着と4着以内に好走しており、芦毛馬は、【3.0.2.3】と勝率38%、複勝率63%と好成績を残しているので、3着には来るかもしれない。

 

 馬券の買い目

 単勝  6

 複勝  6

 ワイド 6 - 2, 3, 4

 

 次は、西の重賞、阪神大賞典GII。天皇賞・春の前哨戦。菊花賞と同じ芝3000mで行われるため、長距離得意な馬が多く集まる。1着馬に4月に行われる天皇賞春の優先出走権が与えられる。これまで、タマモクロス、メジロマックイーン、マヤノトップガン、メジロブライト、スペシャルウィーク、テイエムオペラオー、ディープインパクト、アドマイヤジュピタ、ゴールドシップ、そして、レインボーラインの10頭がこのレースと、天皇賞・春を連勝した。21・22年のディープボンドも、2年連続天皇賞・春を2着。昨年は、ジャスティンパレスが勝利し、続く天皇賞・春を連勝でGI初制覇を飾った。今年は、20年の勝ち馬ユーキャンスマイルが5年連続参戦、21・22年と2連覇したディープボンドも4年連続参戦、昨年の天皇賞・春(3着)以来、11ヶ月ぶりの出走で、一昨年のこのレース3着馬シルヴァーソニックに、ダイヤモンドSで2年ぶり2度目の制覇を飾ったテーオーロイヤルに、日経新春杯で重賞ウィナーの仲間入りを果たしたブローザホーン、日経新春杯2着馬サヴォーナなど長距離適性のある馬達が集結!ここを勝って、天皇賞・春に駒を進めるのは、5年連続参戦で4年ぶり2度目の制覇か、4年連続参戦で3度目の制覇か、一昨年の雪辱か、ダイヤモンドSに続く連勝か、日経新春杯に続く連勝か、悲願の重賞初制覇か、それとも伏兵か。では、阪神大賞典の予想と買い目を発表しよう!

 

 阪神大賞典GII

◎ 6テーオーロイヤル ... ダイヤモンドSで2年ぶり2度目の制覇で復活を遂げた。阪神コースは、【3.0.2.1】で、長距離戦に限定すると、【2.0.2.0】と4戦連続3着以内。2年前の天皇賞・春を3着の実績があり、2着馬ディープボンドに0秒1差だった。ダイヤモンドS組は前走4着以内馬が好走している。ここを勝って、天皇賞・春に大きく前進する!

〇 10サヴォーナ ... 日経新春杯では、最内からの猛追で2着と菊花賞4着馬の実力を見せた。長距離戦は、②②①⑥①②⑤②着と初輸送だった青葉賞(6着)を除く7戦で5着以内。阪神芝コースは、【1.2.0.0】で、アザレア賞を制し、神戸新聞杯を2着と相性抜群のコースで悲願の重賞初制覇を飾る!ただ、4歳馬は、今年に関して世代レベルとも言い切れない結果が続いているので、2番手に評価を下げた。

▲ 12ディープボンド ... メンバー唯一の有馬記念組。有馬記念では、ブービー15着に沈んだ。阪神コースは、【2.3.0.3】と8戦全てで5着以内に好走。阪神大賞典は、21から4年連続の参戦で、①①⑤着と5着以内に好走している。2年ぶり3度目の阪神大賞典制覇を飾ってもおかしくない。ただ、7歳馬は、13年3着のフォゲッタブルを最後に、1頭も馬券に絡んでいないので、3番手に評価を下げた。

注 11ゴールデンスナップ ... 【0.1.0.4】と15年2着のデニムアンドルビーしか好走していないのが懸念材料。だが、この馬の長距離戦の成績に注目した!2戦目から長距離戦に距離を延長すると、④③①①②②①②着と4着以内に好走!そして、鞍上の浜中俊騎手とも、2戦目からのコンビ継続で4着以内に好走!史上初の牝馬による阪神大賞典制覇に期待できる!

△ 1プリュムドール ... 牝馬は、先程のゴールデンスナップで述べたように、15年2着のデニムアンドルビーしか好走がないのは懸念材料。だが、長距離戦で、右回りに絞ると、②①③①②⑥着。更に、阪神芝コースは、【2.2.3.0】と7戦連続3着以内に好走しているので、3着には来るだろう。

△ 2ブローザホーン ... 初の3000m以上の長距離戦が懸念材料。だが、1周半の長距離戦は、昨夏の札幌日経OPで、6馬身突ける圧勝を演じ、長距離戦は、【5.0.0.2】と6戦で5着以内に好走しているので、3着には来るだろう。

△ 9ワープスピード ... 関東馬は、【0.1.0.16】で、16年2着のタンタアレグリアのみと不振傾向だが、長距離戦は、④①⑦➃①➃⑩①③➃①➃③着と11戦で4着以内に好走しており、6走前からブリンカーを着用してから、⑦➃①➃⑩①③➃①➃着と5着以下で敗れた2戦は初ブリンカーと初輸送といずれも敗因がはっきりしているので、3着には来るかもしれない。

△ 13シルヴァーソニック ... 8歳馬は、1頭も馬券に絡んでいないのが懸念材料。だが、長距離戦は、【4.0.7.5】で、2年前の天皇賞・春と不良馬場だった4年前の3勝クラス(6着)を除く14戦で5着以内。2年前のこのレースで3着だったので、2年ぶりの出走で3着に好走するだろう。

 

 馬券の買い目

 単勝  6

 複勝  6

 ワイド 6 - 10, 11, 12

 

 この予想と買い目は、あくまで個人の見解であり、何も保証するものではない。

 競馬の勝ち馬投票は、自己責任で宜しく!