今晩は!

 明日の重賞は、フィリーズレビュー&金鯱賞のWGII重賞。まず、フィリーズレビューGII、3着までに桜花賞の優先出走権が与えられる桜花賞トライアル競走。初めて3冠牝馬となったメジロラモーヌをはじめ、キョウエイマーチ、ラインクラフトなど幾多の名馬を輩出している出世レース。17年には、2着馬レーヌミノルが続く桜花賞で2着の雪辱を晴らし、一昨年の2着馬ナムラクレアは、続く桜花賞で3着と好走している。18年以降、フィリーズレビューから、好走したのは一昨年のナムラクレア(3着)のみと近年苦戦傾向にあるが、桜花賞には繋がらなくても、クイーンズリングやメイショウマンボなどといった後の活躍馬は多く、春後半以降も含め注目の欠かせない一戦であることに変わりはない。今年は、阪神JF3着馬コラソンビート、同5着馬シカゴスティング、同8着馬ドナベティ、同16着馬でファンタジーS勝ち馬カルチャーデイ、芝1400m1勝クラスで2勝目を挙げたオメガウインク、バウンシーステップ、2走前に2勝目を挙げ、前走Lで4着に敗れたロゼフレアと2勝以上馬が多数出走!3枚の桜花賞への優先出走権を手にするのは、GI3着馬か、同GI5着馬か、GIを惨敗した2頭の巻き返しか、1勝クラスを制して来た馬たちか、それとも先週のチューリップ賞と同様に伏兵馬が波乱を起こすのか。では、フィリーズレビューGIISの予想と買い目を発表しよう!

 

 フィリーズレビューGII

◎ 1コラソンビート ... 阪神JFでは、新馬戦以来の1600m戦でアスコリピチェーノに0秒2差の3着とあと一歩。芝1400m戦に関しては、2戦2勝とOPとGII重賞を連勝と負けなし。阪神JF3着以内馬は、12年アイムユアーズ以来12年ぶりの出走で、阪神JF組の最先着馬で、前走5着以内馬に絞ると、③②②②②着と複勝率100%。ここを勝って、桜花賞に弾みをつける!

〇 6シカゴスティング ... 前走阪神JFでは、端を奪い、5着に逃げ粘った。阪神JF組で、前走5着馬は、【0.4.0.0】で4頭が出走して全て2着!芝1400m戦は、①③着と3着内に好走!阪神JF5着馬の実力を見せつけてくれるのは間違いない。ただ、阪神JF組は、【1.6.3.19】で、21年のシゲルピンクルビーの1勝のみと勝ち切れないので、2番手に評価を下げた。

▲ 3バウンシーステップ ... 未勝利戦から、1400m戦に出走して、②①③①着と3着以内に好走。菱田裕二騎手との戦績も、④②①着と4着以内に好走。阪神芝1400m戦は牝馬限定未勝利戦で勝利経験がある。ここでも上位に好走するのは間違いない。ただ、2枠は、【0.1.0.19】で、22の2着ナムラクレアのみと苦戦傾向なので、3番手に評価を下げた。

注 2ロゼフレア ... 紅梅Sの着順が懸念材料だが、デビュー6戦全てで芝1400m戦。②②②①①➃着と4着以内に好走しており、フィリーズレビューと同じ阪神芝1400m内回りは、②②①着と3戦連続連対中。相性抜群の距離で上位に好走するのは間違いない!

△ 5カルチャーデイ ... 前走の馬体重が416kgで、420kg未満の馬は、【0.0.3.12】と3着が3回のみ。だが、芝1400m戦は、2走前のファンタジーSを15番人気で制した舞台なので、3着には来るだろう。

△ 7セシリエプラージュ ... カルチャーデイと同じ理由。前走の馬体重が406kgで、420kg未満の馬は、【0.0.3.12】と3着が3回のみだが、前走初の1400mで、上り最速の33.9で4着と勝ち馬ナムラアトムに0秒1差追い詰めたので、ここでも上位に好走するかもしれない。

 

 馬券の買い目

 単勝  1

 複勝  1

 ワイド 1 - 2, 3,  6

 

 次は、金鯱賞GII。11年まで上半期のグランプリ・宝塚記念の前哨戦として5月末に行われ、12年からは有馬記念の前哨戦として年末に時期を移して行われ、17年からは3月に移行して新設G1大阪杯の前哨戦として行われている。17年ヤマカツエースは、前年12月に行われた金鯱賞を勝ち、3か月余りで連覇を果たすと、続く大阪杯で3着と好走。翌年スワ―ヴリチャードは、続く大阪杯でGI初優勝を飾り、翌々年のジャパンCで復活を果たした。一昨年は、ジャックドールがレコードタイムで重賞初制覇を飾り、翌年の大阪杯でGI初制覇!2着馬レイパパレが続く大阪杯で連続2着、4着馬ポタジェが、続く大阪杯で、注目の2強対決(エフフォーリアVSジャックドール)に勝ち、重賞初勝利をGIで飾った。昨年はプログノーシスが重賞初制覇を飾り、続く香港クイーンエリザベス2世Cを2着、秋の天皇賞を3着と好走!今年は、昨年、春の2冠を分け合った皐月賞馬ソールオリエンスとダービー馬タスティエーラの2強に3馬身半差を突けて5連勝で最後のクラシック菊花賞を制したドゥレッツァが2024年、そして4歳始動戦を迎える!昨年の覇者プログノーシスに、6戦5勝が中京と相性抜群のコースで前走・中日新聞杯で重賞初制覇を飾ったヤマニンサルバム、8歳の白毛馬ハヤヤッコ、23ダービー5着馬ノッキングポイント、そして、22年の日経新春杯を制したディープインパクト産駒の素質馬、ヨーホーレイクが2年2ヶ月ぶりにターフに戻ってきた!ここを勝って、大阪杯、4月末の香港GI、そして、春の天皇賞に駒を進めるのは、昨年の菊花賞馬か、史上2頭目の連覇か、中京巧者か、白毛馬の復活か、昨年のダービー5着馬か、2年2ヶ月ぶりにターフに戻ってきた素質馬か、それとも伏兵か。では、金鯱賞の予想と買い目を発表しよう!

 

 金鯱賞GII

◎ 4プログノーシス ... 昨年のこのレースで重賞初制覇を飾ると、GI初挑戦が続く香港・QE2世Cで後方から力強く伸びで2着。札幌記念では、向こう正面でマクリ、2着馬トップナイフに4馬身突けての圧勝。秋の天皇賞では後方2番手から3着まで伸び詰め、香港Cでは、5着まで追い詰めた。川田将雅騎手とは、【6.0.1.1】と8戦全てで掲示板を外していない。香港Cから3ヶ月の休み明けで、休み明け初戦は、【4.1.0.0】と連対率100%。重賞初制覇を飾った舞台で史上2頭目の連覇を飾る!

〇 7ヤマニンサルバム ... 昨年の中日新聞杯で待望の重賞初制覇を飾った。6勝中5勝が中京コース。中京コースの成績は、【5.0.0.1】で、唯一の着外は、昨年の金鯱賞(7着)。三浦皇成騎手とは現在2連勝中。本日から中京競馬開幕週で、先行馬&内有利の展開なので、昨年7着の雪辱を晴らせるかもしれない。ただ、中日新聞杯組で、中日新聞杯1着馬は、2頭出走して⑧⑥着と好走していないのが懸念材料なので、2番手に評価を下げた。

▲ 3ドゥレッツァ ... 前走菊花賞が重賞初挑戦で春2冠を分け合った皐月賞馬ソールオリエンスとダービー馬タスティエーラに3馬身半差をつけて5連勝で菊花賞を制した。重賞初挑戦で菊花賞Vは90年メジロマックイーン以来、33年ぶり史上3頭目の快挙。菊花賞の疲れが取れず、金鯱賞を4歳初戦として迎える。左回りは目下3連勝中。6連勝で天皇賞・春に好スタートを決める!ただ、関東馬は、3月開催に移行してから、【0.1.2.18】と未勝利中で、好走した3頭の人気は⑧⑥⑥人気と伏兵馬で、上位人気に支持された馬は、1頭も好走していない。そして、C.ルメール騎手の不調さ。リーディングジョッキーランキングで38勝の1位と2位の坂井瑠星騎手には11勝差をつけているが、未だに重賞勝利がなく、先月のフェブラリーS、先週の弥生賞ディープインパクト記念、そして、本日の中山牝馬Sで1番人気馬に騎乗するも、期待を裏切る結果が続いている。この2点が懸念材料で3番手に評価を下げた。

注 11エアサージュ ... 3月開催になった17年以降、3勝クラス組からは出走した馬はゼロ。これが懸念材料。だが、この馬には来てもおかしくない理由が2点ある。まず、500㎏以上の大型馬。17~22年の勝ち馬が502kg以上の勝ち馬。昨年は不出走だったが、出走機会6年連続優勝中。前走の馬体重が532kg。更に、芝2000mの成績にも注目!芝2000mは、【3.2.1.0】と6戦出走して馬券圏内に絡んでいるのだ!21菊花賞(8着)以来、2年5ヶ月ぶりの重賞挑戦で悲願の重賞初制覇を飾ってもおかしくない!

△ 6ヨーホーレイク ... GII組からは、1頭も好走していない。そして、22日経新春杯以来、2年2ヶ月ぶりのレースというのも不安要素。だが、この馬の成績を見てみると、GIは3回挑戦して、③⑤⑦着。それに対して、GII以下は、①①②①着と4戦連続連対圏内に絡んでいるので、3着には来るかもしれない。

△ 9ノッキングポイント ... GI組で前走2桁着順だった馬は、1頭も好走していないのが懸念材料。だが、左回りに関しては、①➃①⑤①着と5戦して掲示板を外しておらず、23日本ダービーを5着と好走しているので、3着には来るかもしれない。

△ 12ハヤヤッコ ... 7歳以上は、【0.1.0.15】で、18年の2着サトノノブレスのみ。だが、中京コースは、⑤⑥➃②着と上位で結果を残しており、昨年の金鯱賞を4着と結果を残しているので、3着には来てもおかしくない。

 

 馬券の買い目

 単勝  4

 複勝  4

 ワイド 4 - 3, 7, 11

 

 この予想と買い目は、あくまで個人の見解であり、何も保証するものではない。

 3週連続、不甲斐ない結果が続いているので、今週こそ重賞3レース全てで予想的中できるように頑張るので、応援宜しく!

 競馬の勝ち馬投票は、自己責任で宜しく!