今晩は!

 明日の重賞は、弥生賞ディープインパクト記念GII。牡馬クラシック第一弾皐月賞と同舞台で行われる皐月賞トライアル。83年のミスターシービー、84年のシンボリルドルフ、そして、05年のディープインパクトの3頭の三冠馬を筆頭に、数多くの皐月賞馬を輩出。同馬の功績をたたえ、2020年から正式名称「報知杯弥生賞ディープインパクト記念」として行われている。シンボリルドルフ、サクラスターオー、アグネスタキオン、ディープインパクト、そして、ヴィクトワールピサの5頭が弥生賞を制し、皐月賞を連勝してクラシック1冠目を手にしたが、10年のヴィクトワールピサを最後に、11年以降弥生賞組は2着を7回と量産しており、未勝利記録を13にまで更新中。だが、弥生賞を制した馬は皐月賞だけでなく、日本ダービー、菊花賞と後のクラシックレースだけでなく、クラシック後の古馬GIを制す名馬も輩出している。昨年は、タスティエーラが共同通信杯4着からの雪辱を晴らすと、皐月賞2着、日本ダービー1着、菊花賞2着と3冠全てで連対し、最優秀3歳牡馬を受賞、一昨年は、アスクビクターモアがドウデュースを撃破すると、皐月賞5着、日本ダービー3着、そして、菊花賞1着と上位に好走し、最後の1冠でクラシックタイトルを掴んだ。3年前のタイトルホルダーも菊花賞を制し、クラシックタイトルを掴んだ!勝ち馬だけでなく、敗れた馬からもクラシックホース馬、3歳マイル王と幾多の名馬を輩出している。今年は、ホープフルSを15番人気で3着と激走、続く若駒Sを1番人気で制したサンライズジパングが出走回避したのは残念だが、そのホープフルS2着馬シンエンペラーが始動戦を迎える。他には、ホープフルSを制したレガレイラに勝って2戦2勝のダノンエアズロック、同舞台を2戦2勝のトロヴァトーレ、上記の2頭と同じく2戦2勝のファビュラススター、2走前芙蓉Sを制したシリウスコルト、東スポ2歳S2着馬シュヴァルツクーゲルと実績馬が集結!皐月賞への切符は3枚。ここを勝って、皐月賞に駒を進めるのは、メンバー唯一の重賞ウィナーでGI2着馬か、2戦2勝馬か、OP勝ち馬か、GII2着馬か、それとも伏兵か。では、弥生賞ディープインパクト記念の予想と買い目を発表しよう。

 

 弥生賞ディープインパクト記念GII

◎ 6トロヴァトーレ ... 葉牡丹賞を制し、新馬戦に続き、2連勝を飾った。中山芝2000mは、2戦2勝とメンバー唯一芝2000mを2勝している。父は新種牡馬レイデオロ、レイデオロは、2歳時に葉牡丹賞を制し、暮れのグランプリ・有馬記念の直前のレース、ホープフルS(GII)で重賞初制覇を飾り、3歳時に日本ダービーでGI初制覇を飾り、藤沢和雄調教師にダービー初制覇をプレゼントした。そして、そのレイデオロをダービー馬に導いたC.ルメール騎手が騎乗する。運命の巡り会わせ。得意のコースを3連勝で重賞初制覇を飾って、皐月賞に駒を進める!

〇 5シンエンペラー ... ホープフルSでは、レガレイラに敗れ、2着と初黒星を喫した。だが、京都2歳Sを制した実力をGIでも発揮出来た。ホープフルS組は、GIに昇格後、特に5着以内馬が好走しており、③➃③➃②③①③③⑪②着とほとんどが4着以内に好走している。昨年も2着馬トップナイフが2着に好走していた。更に、ホープフルS・朝日杯FS組で前走連対馬に限定すると、【1.3.3.0】と複勝率100%で7頭全て馬券圏内に絡んでいる。メンバー唯一の重賞ウィナーが初戦を勝利で飾る!ただ、気になるのが、先程述べたGI組で前走連対馬は、【1.3.3.0】で、18年ダノンプレミアムが勝利したものの、残りの6頭は、2・3着を3回量産しているので、2番手に評価を下げた。

▲11ファビュラススター ... 前走は初めての2000m戦でコスモキュランダにクビ差で勝利を飾り、距離は今のところ2000mまで大丈夫と見てもいい。1勝クラス組1着馬は、2020年以降、出走機会3年連続で連対圏内に絡んでいる。更に、8枠は過去10年で【5.1.1.13】と5勝を挙げている。ここで重賞初制覇を飾ってもおかしくない。ただ、中山開催2週目も、開幕週に続き先行馬が有利な展開で、差し馬が届かない傾向なので、3番手に評価を下げた。

注 8ダノンエアズロック ... 初めての右回り、初の2000m戦と気になるが、前走・アイビーSでは、ホープフルSを制した2歳牝馬レガレイラに勝った実績馬というのもあるが、もう一つある。それはアイビーSで記録された上がり4ハロンは45.1秒で、2歳戦の芝1800m以上のレースで上がり4ハロン45.4秒以下が記録されたレースはディープインパクトの新馬戦、ジオグリフの新馬戦、そしてダノンエアズロックのアイビーSと歴代遡ってもわずか3件しかなく、この3つの中で最も速いのがダノンエアズロックで、メンバー最速タイの上がり3ハロン32.7秒を記録、後にホープフルステークスを制するレガレイラを降しており、時計的にもレベル的にも超G1級であることを証明した。初の2000mで無傷の3連勝を飾ってもおかしくない。

△ 3シュヴァルツクーゲル ... 3枠は、【0・0・2・8】と19年以降は全滅、東スポ2歳S組は、【1.1.0.0】で、好走した2頭はいずれも前走1着馬で、2着以下は1頭も馬券に絡んでいないのも懸念材料。だが、中山芝2000mは新馬戦で勝利経験があるので、3着には来るかもしれない。

 

 馬券の買い目

 単勝  6

 複勝  6

 ワイド 6 - 5, 9, 10

 

 この予想と買い目は、あくまで個人の見解であり、何も保証するものではない。

 競馬の勝ち馬投票は、自己責任で宜しく!