こんにちは!

 Part Iに続き、Part IIでは、国内の重賞の予想をお伝えしよう。

 では、まず、中山記念GII。春の中距離GI、大阪杯の前哨戦。大阪杯だけでなく、春の古馬マイルGIのヴィクトリアマイルや安田記念などの春の国内GIに、3月末のドバイターフ、ドバイシーマクラシック、ドバイワールドCを含むドバイ国際競走、4月末の香港・・クイーンエリザベスII世と春の海外GIをステップに実力馬が集結する!96年のサクラローレルは、続く春の天皇賞、暮れの有馬記念のGIを2勝、98年のサイレンススズカは、春のグランプリ・宝塚記念でGI初制覇、11年のヴィクトワールピサは、続くドバイワールドCを制覇、14年のジャスタウェイと一昨年のパンサラッサの2頭は続くドバイターフを制覇、17年ネオリアリズムは続く香港クイーンエリザベス2世を制覇、19年ウインブライトは、続く香港クイーンエリザベスII世を制覇と、国内だけでなく、海外GIを含むビッグレースで活躍する馬が多く見られる。今年は、23・22年皐月賞馬ソールオリエンスとジオグリフの2世代皐月賞馬が24年始動戦として参戦!他にも昨年の毎日王冠で2頭のマイルGI馬(ソングライン・シュネルマイスター)を撃破し、続くマイルCSを4着に好走したエルトンバローズ、チャレンジC2連覇したソーヴァリアント、蛯名正義調教師管理馬レッドモンレーヴ、昨年の2・3着馬ラーグルフとドーブネ、そして、21・23年の中山記念勝ち馬ヒシイグアスと実力馬が参戦。更に、今週で調教師生活にピリオドを打つ中野栄治調教師から、中山金杯3着馬マイネルクリソーラが出走。ここを勝って、大阪杯や春の古馬GI戦線、海外GIで活躍するのは、GI馬の復活か、マイルCS4着馬か、史上初の中山記念3勝を狙う8歳馬か、有終の美か、それとも伏兵か。では、中山記念GIIの予想と買い目を発表しよう!

 

 中山記念GII

◎ 9エルトンバローズ ... マイルCSでは、あと一歩の所で4着と連勝が4でストップ。だが、芝1800mコースは、【2・3・0・0】で5戦連続連対中。23ラジオNIKKEI賞で初勝利を挙げ、続く毎日王冠では、ソングラインとシュネルマイスターのマイルGI馬2頭に大金星を挙げた。これまで5戦全てで強豪馬と戦ってきた実力がある。得意の距離で重賞3勝目を飾る。

〇 5ヒシイグアス ... 香港Cでは、あのロマンチックウォリアーにクビ差の3着とあと一歩の所まで追い詰め、衰えを見せなかった。中山記念は21,23年と出走機会で2連勝中。中山コースは、【5・2・0・1】。19スプリングS(5着)を除く7戦で連対圏内に絡んでいる。21中山金杯で重賞初制覇を飾り、続く中山記念で連勝、そして、昨年の中山記念で2年ぶりの重賞3勝目を中山記念2勝目で飾った。今年は、史上初の中山記念3勝目をR.キング騎手との初コンビで大偉業を狙う。ただ、8歳馬で、8歳馬は09年のカンパニーが連覇を飾ったのが最後なので、2番手に評価を下げた。

▲ 3ソールオリエンス ... ここ2走、菊花賞と有馬記念は距離が敗因と考えていい。2400mまでが最適と考えていいだろう。2000m以内に戻れば、【3.0.0.0】と勝率、連対率共に100%。中山コースは、【2・1・1・1】で、前走有馬記念(8着)を除けば、3着以内に好走している。京成杯、皐月賞を制した皐月賞馬が10ヶ月ぶりの重賞制覇に期待がかかる。ただ、GI馬は、16年のドゥラメンテを最後に、未勝利中。そして、2枠は、11年以降、3着が2回あるのみ。2点が懸念材料で、3番手に評価を下げた。

注 8マテンロウスカイ ... 東京新聞杯を5着に敗れたのが懸念材料だが、この馬の注目ポイントは2点。まず、芝1800mの成績。芝1800m戦は、【2・2・2・1】。7戦で4着以内に好走している。23メイS2着、エプソムC3着と上位に結果を残している。そして、鞍上の横山典弘騎手だ。14年以降、横山典弘騎手は、中山記念に4回騎乗して、【2.2.0.0】と連対率100%を維持している。

△ 12ボーンディスウェイ ... 中山金杯組で前走4着以下からは1頭も好走していないのが懸念材料。だが、1800mコースは、【1・2・1・3】で、4走前を除けば、0秒6差以内に好走しているので、3着には来るかもしれない。

△ 13マイネルクリソーラ ... 中山金杯組で3着に好走したにもかかわらず、13番人気の低評価dが懸念材料。だが、21戦中20戦で5着以内に好走しており、中山金杯組は3着以内馬が好走しており、メンバーで唯一の3着以内馬。そして、中野栄治調教師にとってこれが最後の重賞挑戦。ここで、3着に来てもおかしくはない。

 

 馬券の買い目

 複勝   5

 ワイド  5 - 3, 8, 9

 

 次は、阪急杯GIII。春の古馬短距離王決定戦、高松宮記念の前哨戦。スプリンターだけでなく、マイル路線から距離を短縮してきた馬も出走!04年サニングデール、13年ロードカナロア、そして、14年コパノリチャードの3頭は、続く高松宮記念を優勝。16年のミッキーアイルと2年前のレシステンシアも、続く高松宮記念で2着に好走。昨年は、1400m巧者アグリが昇級初戦で重賞初挑戦Vを飾った。今年は、22年スプリンターズS2着馬で、暮れの阪神Cで復活したウインマーベル、23年NHKマイルC5着馬カルロヴェローチェと実績馬が2頭のみで、同舞台の2勝クラス、3勝クラスを連勝経験のあるダノンティンパニー、3連勝中のアサカラキングと楽しみな馬が出走する!ここを勝って、高松宮記念への優先出走権を手にするのは、どの馬か。では、阪急杯の予想と買い目を発表しよう!

 

 阪急杯GIII

◎ 15ダノンティンパニー ... 前走は参考外と言っていい。出遅れて、最初の1コーナー、直線と再三の不利を受けてしまったが、0秒3差の5着。これにプラスすると初の長距離遠征も敗因と考えていい。だが、地元関西のレースに出走するとプラス材料と言っていい。阪神コースは、【2.1.0.0】と連対率100%。阪神芝1400mコースは、【2・0・0・0】とこちらも勝率&連対率ともに100%。遅咲きの6歳馬が重賞初制覇を狙う。

〇 16アサカラキング ... デビューから7戦目までは2000m戦を走り続けたが、中々成績が振るわず、3走前からマイルに距離を短縮すると、2勝目を挙げると、2走前に1400mに距離を短縮すると、①①着と3連勝中。3勝クラス組からは、4年前にベストアクター、そして、昨年アグリが優勝しており、2頭とも、2勝クラス→3勝クラスを連勝していた。この条件を満たしている。ここでも上位に好走するのは間違いない。ただ、当日において心配なのが馬体重だ。前走の馬体重が524㎏と大型だが、当日の馬体重が520kg以上になると、【0・2・0・20】と2着2回止まりなので、2番手に評価を下げた。

▲ 1ウインマーベル ... 暮れの阪神Cで、GI馬4頭を撃破し、22葵S以来、1年7ヶ月ぶり重賞2勝目をマーク。1400mコースは、初挑戦だった22ファルコンS(15着)以降、①②⑤①着と上位に結果を残している。ここでも上位には狙えるかもしれない。ただ、阪神C組で、前走1着馬は、【0.0.0.3】。1、3、2番人気で8、6、5着と同舞台の阪神Cとの連勝を達成していない。阪神C創設以降までデータを広げても、【0-1-1-4】とやはり連勝はない。そして、今日の馬場状態は重馬場。重馬場コースは、今現在2連敗中で2桁着順続き。この2点が懸念材料で、3番手に評価を下げた。

注 7スマートクラージュ ... セントウルS以来、5ヶ月半の休養明けが懸念材料。だが、相性の良い阪神コースの中で阪神芝1400mコースは、①➃①③①着と4着以内に好走。3走連続3着と惜敗続き。7歳で待望の重賞初制覇で惜敗続きにピリオドを打つ!

△ 4ルプリュフォール ... 8歳以上は、【0.1.1.19】と不振傾向で、18年以降1頭も好走していないのが懸念材料。だが、だが、26戦中18戦で上り最速をマークしており、1400m戦では、【3・1・4・11】で、19戦中15戦で、勝ち馬とは0秒6差と惜しい結果を残しているので、3着までには来るかも。

△ 8カルロヴェローチェ ... 中1週での出走が懸念材料。だが、重馬場での芝1400m戦は、約1年前のファルコンSで2着と好走しているので、3着までには来るかもしれない。

△ 11ボルザコフスキー ... カルロヴェローチェと同様に中1週での出走が懸念材料。だが、ムルザバエフ騎手とのコンビで、芝1400m戦を制した実績があるので、3着には来るかもしれない。

 

 馬券の買い目

 複勝  15

 ワイド 15 - 1, 7, 16

 

 この予想と買い目は、あくまで個人の見解であり、何も保証するものではない。

 競馬の勝ち馬投票は、自己責任で宜しく!