今晩は!

 明日の重賞は、根岸SGIII&シルクロードSの東西WGIII重賞。まず、根岸SGIII、フェブラリーSステップレース。01年から1月開催となり、01年ノボトゥルー、05年メイショウボーラー、16年モーニン、18年ノンコノユメ、そして、20年のモズアスコットの5頭が、このレースとフェブラリーSを連勝した。12年シルクフォーチュンはこのレースを制し、フェブラリーSで2着。07年ビッググラスと翌年08年のワイルドワンダー、17年カフジテイクの3頭もこのレースを制し、フェブラリーSで3着。一昨年のテイエムサウスダンも2着と好走。昨年は、レモンポップが2着に終わった武蔵野Sの雪辱を晴らし、重賞初制覇を飾り、続くフェブラリーSを制し、GIウィナーの仲間入りを果たし、秋にマイルチャンピオンシップ南部杯・チャンピオンズCを制し、最優秀ダートホース馬となった。今年は、武蔵野Sを制したドライスタウトが出走予定だったが、屈腱炎で出走回避したのは残念だが、3年連続の根岸S出走となるヘリオス・タガノビューティーに、4連勝で重賞初挑戦のサンライズフレイム、根岸Sと同じOPを制したアルファマム、OP初戦を迎えるエンペラーワケアと実績巧者が勢揃い。ここを勝って、フェブラリーSに前進するのは、3度目の正直か、重賞初制覇か、24年ぶりの牝馬か、それとも、波乱か。では、根岸Sの予想と買い目を発表しよう。

 

 根岸SGIII

◎ 10サンライズフレイム ... キャリア6戦全てで3着以内と堅実な走りを見せており、1400m戦は4戦4勝と負けなし。OP組は、前走が1400m+3着以内+前走①~⑤番人気以内になると、【0・3・5・10】と未勝利ながらも、約半数が馬券に絡んでいる。今回が重賞初挑戦になるが、4連勝の勢いで重賞初制覇を飾る!

〇 7エンペラーワケア ... 未勝利戦からダートに転向し、同じ1400m戦を走って、①①②①①着と5戦連続連対中で2連勝中。鞍上の川田将雅騎手とは、前走初コンビで3馬身半差を突ける快勝で、OP入りを決めた!OP昇級初戦で重賞初挑戦Vを飾る。ただ、3勝クラス組が根岸Sで好走したのは、10年のサマーウィンドが2着に好走したのを最後に、1頭も絡んでいないので、2番手に評価を下げた。

▲ 12タガノビューティー ... ダート1400m戦は、これまで【3・2・2・5】で、馬券に絡めなかった5戦中4戦は4着or5着のどちらかで、唯一大敗したのは3走前のプロキオンSで勝負どころで異常が発生したが、これは参考外。東京ダート1400m戦は、【2・2・1・1】と4着以内をキープ。武蔵野S組は、【4・2・1・7】と3着内率.500と好成績で、連対した6頭は前走4着以内で、この条件に該当しているのはこの馬だけ。3度目の正直で、悲願の重賞タイトルを掴み取る。ただ、7歳馬は、10年前のゴールスキー以降、17年ベストウォーリアしか好走していない。そして、ここ2年の着順は③➃着と年齢を重ねごとに着順を1つ落としてる。この2点が懸念材料で3番手に評価を下げた。

注 14アルファマム ... 01年に1月開催になってから、1頭も勝っていない牝馬が懸念材料。だが、前走の勝利が印象深い内容だった。前々走までは、5勝中4勝が1200m戦で、1400m戦に関しては、【0・0・1・5】と3着1回のみだったが、14戦中13戦で上り3位以内をマークしており、13戦中11戦が上がり3F最速タイム!そして、前走霜月Sで後方5番手からの強烈な末脚で1400mダート初白星を挙げた。菅原明良騎手とは、3回騎乗して2勝と好相性なので、24年ぶりに牝馬が根岸S制覇を飾るかもしれない。

△ 6シャマル ... ここ2走は、競走中止、出走取消と不調だらけだったので、プロキオンS(競争除外)以来、7ヶ月ぶりの休み明けが懸念材料。だが、1400m戦は、【3・1・1・1】で、唯一馬券に絡めなかったのは、2走前(さきたま杯:競走中止)だけなので、久々の実戦で3着には来るかもしれない。

△ 11パライバトルマリン ... 関東馬は、【2・0・1・27】で、馬券に絡んだ3頭はいずれも東京ダートで馬券圏内を外してなかったが、東京ダートは、【2・0・0・1】と馬券圏内を1度外してしまったのが気になる。だが、これまでキャリア6戦全てで1600m~2100mまでのダートを走って、4着以内と堅実な走りを見せているので、昨年のギルデッドミラー(2着)に続き、2年連続牝馬が馬券に絡むのは間違いない。

 

 馬券の買い目

 単勝  10

 複勝  10

 ワイド 10 - 7, 12, 14

 

 次は、シルクロードSGIII。96年からGIIIに昇格し、春の短距離王決定戦、GI・高松宮記念に繋がるスプリント重賞。本番まではやや間のあるG3のハンデ戦のため、復活を期す実績馬や、ここをG1制覇の足がかりとしたい新勢力など、さまざまなタイプの馬が出走!96年フラワーパーク、01年トロットスター、08年ファイングレイン、そして、18年ファインニードルがこのレースと高松宮記念を連勝した。12年ロードカナロアは、ここを制し、高松宮記念を3着に好走し、秋のスプリンターズSをレコードで制した。13年ドリームバレンチノはここを制し、高松宮記念を2着。14年ストレイトガールも、高松宮記念とヴィクトリアマイルの2戦連続で3着、秋のスプリンターズSで2着と好走。20年アウィルアウェイ・21年シヴァージは秋のスプリンターズSを2着と好走。昨年は、スプリンターズS5着からの出走だったナムラクレアが制し、続く高松宮記念を2着、秋のスプリンターズSを3着、2着馬ファストフォースが高松宮記念を12番人気でGI初制覇とシルクロードS組がワンツーを飾った。今年は、現スプリントレコードホルダー、テイエムスパーダ、23・阪急杯勝ち馬アグリ、23・高松宮記念3着馬トゥラヴェスーラ、23・オーシャンS2着馬ディヴィナシオン、条件クラスのスプリント戦3連勝中のバースクライ、1400m戦以下で崩れてないジューンオレンジ、23・葵S&京阪杯2着のルガルと様々なタイプが参戦!ここを勝って、春の短距離王決定戦に駒を進めるのは重賞ウィナーか、新星か。では、シルクロードSの予想と買い目を発表しよう。

 

 シルクロードSGIII

◎ 4ルガル ... 京阪杯では、先行して2着。スプリント戦は、同じ京都の葵S&京阪杯を2着と好走経験がある。更に、このレースでは、内枠>外枠で、勝ち馬10頭中8頭が4枠以内+4番人気以内で、メンバーで唯一該当しているのがこの馬だけ。ここで重賞初制覇を飾る!

〇 7ジューンオレンジ ... 桜花賞惨敗後、スプリント戦に転向。スプリント戦の1勝クラスを制してからは、①⑤①①着と4戦して3勝と好成績。1200m戦は、①⑤①⑤着と5着以内と堅実な走りを見せている。3歳時には、フィリーズレビューを11番人気で3着と激走した実績馬がここで重賞初制覇を飾る!ただ、3勝クラス組は、20年以降、【0・2・1・1】で、好走した3頭は共に芝1200m戦に対して、1400m組からは、1頭も好走していないのが懸念材料なので、2番手に評価を下げた。

▲ 13アグリ ... 阪神Cは中団からの競馬で、先頭に立つ見せ場を作り、3着と好走。セントウルSで見せた豪脚を発揮出来れば、久々の重賞2勝目を飾れるかもしれない。ただ、1200m<1400mのイメージがあるので、3番手に評価を下げた。

注 15バースクライ ... 外枠を引いてしまったのは懸念材料だが、スプリント戦の成績に注目した!夏競馬の最終週からスプリントに路線を変更すると、1勝クラスから3勝クラスを3連勝でOP入りを果たした。3勝クラス組は、20年以降、【0・2・1・1】で、好走した3頭はいずれも1200m戦の3勝クラスを勝ち上がってきた馬。久々の重賞挑戦で上位に好走するのは確かだ。

△12メイショウソラフネ ... 6枠は、【0・0・2・18】と3着2回のみと不振。更に、淀短距離S組は、19年を最後に1頭も馬券に絡んでいないのが懸念材料。だが、芝1200m戦は、②②①①⑫④②着と6戦で4着以内と堅実な走りを見せているので、3着には来るかもしれない。

△ 17オタルエバー ... 松山弘平騎手は、【0・0・0・9】と相性は悪いのが懸念材料。だが、1年前の6月の3勝クラスが復帰初戦+初のスプリント戦で最下位の16着に沈んだが、続く4戦を②➃①①着と4着以内と堅実な走りを見せているので、3着には来るかもしれない。

 

 馬券の買い目

 単勝  4

 複勝  4

 ワイド 4 - 7, 13, 15

 

 この予想と買い目は、あくまで個人の見解であり、何も保証するものではない。

 競馬の勝ち馬投票は、自己責任で宜しく!