今晩は!

 明日の重賞は、京成杯GIII&日経新春杯GIIの東西W重賞。

 まず、京成杯GIII。98年までは中山の1600mを舞台に行われ、99年から皐月賞と同じ芝2000mに変更。3冠牡馬クラシック、第1冠目の皐月賞と同じ中山芝2000mで行われるクラシックを占う一戦なので、クラシック出走を狙う素質馬が多く参戦!一昨年までは、07年サンツェッペリンの2着が過去最高着順で、08年マイネルチャールズ、10年エイシンフラッシュ、そして、18年ジェネラーレウーノの3頭が3着に好走したが、3歳クラシックレースとの結びつきはそれほど強くないと思われたが、昨年ソールオリエンスがここを勝って、続く皐月賞を3戦目で制覇という快挙を成し遂げた!今後も見逃せない1戦だ。今年は、アーバンシックとジュンゴールドの2戦2勝馬2頭に、アパパネの息子バードウォッチャー、芙蓉S3着馬ドゥレイクパセージ、葉牡丹賞2~5着馬マイネルフランツ、レイデラルース、コスモブッドレア、ロジルーラー、重賞4着馬ダノンデサイルなど素質馬が集結!ここを勝って、皐月賞に大きく前進するのは、無傷の3連勝か、無傷の2連勝か、未勝利戦を勝ち上がった1勝馬か、重賞4着馬か、それとも波乱か。ロジルーラーが右後肢跛行で出走取消となり14頭で行われる。では、京成杯の予想と買い目を発表しよう。

 

 京成杯GIII

◎ 2バードウォッチャー ... 19年ラストドラフトが新馬戦組から初めて京成杯制覇を飾ってから、19〜21年まで3年連続優勝し、昨年はソールオリエンスが勝つなど主要ローテになっている。キャリア1戦の馬で前走上り3ハロン1位だった馬は、【2・1・3・5】で複勝率54.5%と非常に高く、1番人気で新馬勝ちしたキャリア1戦の馬は、【3・1・1・4】で、複勝率55.6%と優秀。国枝栄調教師も定年まで2年余り。悲願の牡馬クラシック制覇にリーチをかける!

〇 6アーバンシック ... 前走百日草特別を差し切って2連勝。1勝クラスを制した2勝馬は、18年ジェネラーレウーノ、15年ベルーフの2頭だけだが、更に遡れば、12年ベストディール、10年エイシンフラッシュ、09年アーリーロブスト、08年マイネルチャールズと2勝馬が制している。一昨年のオニャンコポンも前走はホープフルSで6着だったが、メンバーで唯一の2勝馬だった。横山武史騎手とは2戦2勝と負けなし。ここでも上位に好走するのは間違いない。ただ、1勝クラス組は葉牡丹賞若しくはエリカ賞の2レースで好走しているが、上記の2レース以外では、1頭も好走していないので、2番手に評価を下げた。

▲ 15ジュンゴールド ... 1800mの新馬戦→1勝クラスと2走続けて3馬身半の差を突けて2連勝中。8枠は、【2・3・0・16】で、連対した5頭はいずれも当日の人気が5人気以内と条件を満たしている。周回コースは新馬戦で勝利しているので、初の輸送は問題ないと考えていい。ただ、1勝クラス組で前走1800mの1勝クラス組は、1頭も好走していない。関西馬は、18年以降、4年連続3着と連対がないので、3番手に評価を下げた。

注 11マイネルフランツ ... 葉牡丹賞の成績に注目!【2・2・1・4】で、好走した5頭はいずれも前走連対を果たしていたのだ。更に、先週のみんなの競馬で、井崎脩五郎の大予言で、こう語っていた!辰年の日本ダービーは、「ラ」のある馬に注目!これまで辰年の日本ダービーは5回行われており、最初の64年ウメノチカラは2着に敗れたものの、それ以降の辰年では「ラ」の馬が見事に優勝している。レガレイラ、シンエンペラーと有力馬もいるが、この馬にも、ラが付いている。マイネル軍団悲願のダービー制覇に期待が高まるので、ここでは勝ってほしい!

△ 3レイデラルース ... 葉牡丹賞組は、【2・2・1・4】で、好走した5頭は前走連対馬に対して、3着以下からは1頭も好走していないのが懸念材料。だが、中山芝2000mを2回走って、①③着と好走しているので、3着には来てもおかしくない。

△ 8ハヤテノフクノスケ ... 未勝利戦組は、【0・4・2・24】で、前走0秒5以上付けて勝ち上がった馬は、【0・1・0・8】と2着が1回のみと懸念材料。だが、2戦2000m戦を走って先行して②①着と好走してるので、3着に残れるかもしれない。

△ 12グローリーアテイン ... 7枠は、【0・0・1・18】と23セブンマジシャンが3着1回と不振傾向が懸念材料。だが、鞍上の戸崎圭太騎手は、【0・2・2・5】と半数で馬券圏内に絡んでいるので、3着には来るかもしれない。

 

 馬券の買い目

 単勝  2

 複勝  2

 ワイド 2 - 6, 11, 15

 

 次は、日経新春杯GII。年明け最初のGII重賞で、数少ないハンデGII。古馬中~長距離路線の一角を占める一戦。01年ステイゴールドは、暮れの香港ヴァーズをGI初制覇で有終の美を飾り、11年ルーラーシップは、翌年の香港・クイーン・エリザベス2世CでGI初優勝、17年ミッキーロケットも、翌年の宝塚記念、そして、19年グローリーヴェイズも、暮れの香港ヴァーズとGIウィナーを輩出している。勝ち馬だけでなく、16年2着のシュヴァルグランや12年4着のビートブラックと敗れた馬からも後のGI優勝馬も輩出するなど今後の古馬戦線へ向けて注目の欠かせない1戦。昨年は、トップハンデの59.0kgを背負ったヴェルトライゼンデがジャパンC3着の実力を示した。ここ3年は、中京芝2200m開催だったが、4年ぶりに京都芝2400mとして開催する!今年は、菊花賞4,5着馬リビアングラス・サヴォーナに、ダービー3着馬ハーツコンチェルト、メンバー唯一新・京都競馬場で重賞優勝経験のあるサトノグランツに、オークス5着馬シンリョクカとクラシックを出走した4歳馬に、23.京都大賞典4着馬ヒンドゥタイムズ、22.アルゼンチン共和国杯2着馬ハーツイストワール、23.目黒記念2着馬ディアスティマ、昨年の札幌日経OPを圧勝したブローザホーン、関西の長距離戦で好成績を残すレッドバリエンテら実績馬達が参戦!ここを勝って、後の古馬中~長距離GIで活躍するのは、明け4歳馬か、5歳馬か、紅一点の牝馬か、6歳馬か、それとも7歳以上のベテラン馬か。では、日経新春杯の予想と買い目を発表しよう。

 

 日経新春杯GII

◎ 13サヴォーナ ... 菊花賞5着馬。菊花賞5着以内馬は、3戦3勝と勝率100%!その中には、17年ミッキーロケット、19年グローリーヴェイズの2頭はサヴォーナと同じく菊花賞5着からの出走で、2走前までに重賞2着の実績があり、今後の長距離GIで大活躍した!。長距離戦は、②②①⑥①②⑤着と6着以内に好走。この2頭に続いて、4度目の重賞挑戦で重賞初制覇を飾る!

〇 4リビアングラス ... 前走の3勝クラスでは7戦目で初めての長距離輸送が影響したせいか、7着と伸び切れずに終わった。地元関西のレースでは、④①①③➃着と4着以内に好走。2走前の菊花賞では、4コーナーから先頭に立ち、4着と見せ場を作った。京都新聞杯3着、菊花賞4着と実績がある舞台で悲願の重賞制覇を飾る!ただ、3勝クラス組で前走2着以下は、【2・0・1・10】で、勝った2頭はいずれも当該舞台で連対実績があったのに対して、2走前は菊花賞4着と条件を満たしていないので、2番手に評価を下げた。

▲ 14サトノグランツ ... メンバーで唯一、新京都競馬場の重賞ウィナー。京都新聞杯を制し、同距離の神戸新聞杯をレコード勝ちとメンバー唯一重賞2勝馬。菊花賞では、10着と伸び切れずといった感じになってしまった。重賞初制覇を飾った京都で重賞3勝目を飾る!ただ、菊花賞6着以下からの出走で、菊花賞6着以下から好走したのは昨年のプラダリア(菊花賞:7着・日経新春杯:3着)のみ。更に、57.5kgで57kg以上は、【1・1・1・18】と実績馬も苦戦しているので3番手に評価を下げた。

注 5レッドバリエンテ ... アルゼンチン共和国杯組は、【0・1・0・12】と昨年キングオブドラゴンが10年ぶりに好走しただけと不安要素。だが、地元の長距離戦の戦績に注目した。地元2200m以上の長距離戦は、【3・2・1・0】と複勝率100&と優秀。前走アルゼンチン共和国杯は、後方3番手からの競馬になり、上り3ハロン3位をマークするも7着だったが、勝ち馬とは0.4秒差と惜敗。地元の長距離戦であれば、この馬が好走してもおかしくはない。

△ 7ハーツコンチェルト ... 右回りに関しては、4回使って4回とも馬券圏外で、4回とも人気を下回る結果が続いている。更に、菊花賞組で前走6着以下は、昨年プラダリアが3着に好走しただけ。だが、2400mは、ダービーで勝ち馬と同タイムの3着に好走しているので、3着には来るかもしれない。

△ 8ブローザホーン ... 京都大賞典は競走中止からの出走が懸念材料。だが、1F短い京都芝2200m3勝クラス・烏丸Sで5馬身差を突ける圧勝劇を演じたので、3着には来るかもしれない。

△ 10ハーツイストワール ... 7歳以上馬は、【0・0・0・45】と馬券に絡んでいない。だが、田辺裕信騎手とのコンビは、【3・4・0・1】で、前走初めて連対を外したが、0.4秒差の6着と衰えてなかったので、3着には来るかもしれない。

 

 馬券の買い目

 単勝  13

 複勝  13

 ワイド 13 - 4, 5, 14

 

 この予想と買い目は、あくまで個人の見解であり、何も保証するものではない。

 競馬の勝ち馬投票は、自己責任で宜しく!