今晩は!

 土曜日の重賞結果は、阪神C3着。日曜日の重賞結果は、有馬記念8着。そして、昨日28日の重賞結果は、ホープフルS2着。では、レース回顧を始めよう!

 

 阪神CGII

 今年最後のスーパーGII、阪神Cを制したのは、昨年のスプリンターズS2着馬、ウインマーベルだ!昨年のGⅢ葵S制覇後は、GⅢキーンランドCでも2着に食い込み、GⅠスプリンターズS(22年)でも勝ち馬とクビ差の2着に好走するなど、スプリント戦の主役に躍り出るかと思いきや、トップハンデの59.5kgだったり、道悪などに苦しみ、スプリント戦で力を発揮出来ずに終わったが、16着大敗を喫した今夏のキーンランドC以降、スプリンターズS・6着、スワンS・5着と確かな上昇が復活の勝利につながった。最近の課題だったスタートを五分にしっかり出れて、前々の競馬ができ、1年7ヶ月ぶりの勝利で、2023年を締めくくった。来年はGI制覇に期待したい!1番人気のママコチャは、5着と伸び切れず。前半3ハロン33秒1という速い流れのなか、外めを力みながら追走したことが最後に響いたのかもしれない。

 

 有馬記念GI

 クリスマスイブの決戦を制したのは、89代ダービー馬ドウデュースと名手・武豊騎手の復活だ!タイトルホルダーが果敢にハナに立つと、前半1000m通過は約60秒4で平均的なラップで、リードを5馬身ぐらいに広げて2周目に入る中、後方3番手からの競馬で、脚を溜め、2周めの3・4コーナーで外からじんわりとポジションを上げていき、外から抜群の手ごたえで2番手のスターズオンアースと並びかけ、ゴール前でグイと伸び先頭でゴールを駆け抜けた。今年1年、人馬共に苦しい結果が続いていた。ドウデュースは、4歳初戦の京都記念を制覇後、ドバイターフで無念の出走取消で、秋まで休養を取らざるを得なくなり、復帰初戦となった天皇賞・秋7着、ジャパンC4着と結果が出ていなかった。鞍上の武豊騎手も、天皇賞・秋当日怪我で負傷し、1ヶ月半騎乗できなかった。ともに苦しい経験を味わった人馬が共にグランプリで完全復活を果たした!武豊騎手は、6年ぶりの有馬記念制覇で、池添謙一騎手と並ぶ有馬記念タイの4勝目。来年は、凱旋門賞挑戦を視野に入れている。この最強コンビでなら、3歳時の成績を上回るかもしれない。1番人気のジャスティンパレスは、最後方からの競馬で、強烈な末脚で追いかけるも、4着。位置取りが悪かったのではないかと思う。

 

 ホープフルSGI

 今年最後のJRAGI、2歳王者決定戦を制したのは、メンバー紅一点のレガレイラだ!スタートがあまり良くなく、後方からの追走となり、4コーナーでは他馬の影響でかなり外を回る形で最後の直線に入ることになったが、追われてからの末脚がメンバー最速の上り3ハロン35秒0と強烈で、先に抜け出していたシンエンペラーを悠々と差し切り、貫録を感じさせるような勝ち方だった。数少ない出走牝馬と前走の着順(3着)が懸念材料だが、ルメール騎手だったので、何の問題もなかった。17年にホープフルSがGIに昇格後、初の牝馬Vという快挙を達成した!更に、関東馬もGI昇格後、初勝利を飾った。距離適性を考慮して皐月賞とダービーを視野に入れている。07年ウオッカ以来、17年ぶりの快挙に期待がかかる!

 

 

 馬券の買い目の結果

 阪神CGII    複勝(14)、ワイド(14 - 10)的中

 有馬記念GI   ハズレ

 ホープフルSGI  複勝(6)的中

 

 続いて、今年2023年の競馬回顧を振り返ってみようと思う。

 今回は、2点述べたいと思う。

 まず、1点目は、日本馬が世界で大躍進!

 その大躍進が始まったのは、2月のサウジCデーだ!5レースに日本馬20頭が参戦した今年は、3レースで優勝を飾るなか、中でも驚いたのは、1着賞金13億6500万円の世界最高賞金レースの一つで、サウジCデーメインレースのサウジCだ。13頭中日本馬からは、ヴァンドギャルド、カフェファラオ、クラウンプライド、ジオグリフ、ジュンライトボルト、そして、パンサラッサの6頭が参戦し、パンサラッサが、マイペースで引っ張り、外目から追い込んで来た米カントリーグラマーの追撃を3/4馬身振り切り、逃げ切り勝ちで11ヶ月ぶりのGI2勝目。創設されて4年で、日本馬が初優勝を飾ると、3〜5着にも日本馬が好走し、日本海のレベルアップを印象付ける歴史的勝利となった。その快進撃は、続くドバイCデーでも活躍した。ドバイシーマクラシックでは、イクイノックスが初めて逃げて、後続に3馬身半差をつけてGI4連勝、そして、メインのドバイワールドカップでは、サウジCに出走した5頭(カフェファラオ、ジオグリフ、クラウンプライド、ジュンライトボルト、そして、パンサラッサ)に、ウシュバテソーロ、テーオーケインズ、そして、ヴェラアズールの3頭を含む計8頭が出走して、ウシュバテソーロが11年ヴィクトワールピサ以来、12年ぶりに2頭目のドバイワールドC制覇という快挙を達成、そしてダート施工時での初制覇をGI3連勝で飾った。更に11月オーストラリアのローズヒルガーデンズ競馬場で行われたザ・ゴールデンイーグルにオオバンブルマイが日本調教馬初参戦で、勝利を飾り、1着賞金5億円を獲得した!他にも、凱旋門賞に出走したスルーセブンシーズは、10年ぶりに4着と大健闘。アメリカ競馬の祭典、ブリーダーズCデーでは、メインのブリーダーズCクラシックでは、デルマソトカゲとウシュバテソーロの2頭が出走し、デルマソトカゲが2着に好走!BCターフでは、シャフリヤールが3着に善戦!暮れの香港国際競走では、13頭の日本馬が出走するも、5年ぶりの未勝利に終わったが、香港ヴァーズでゼッフィーロが2着、香港マイルでナミュールが3着、そして、香港Cでヒシイグアスが3着と見せ場を残せた。来年は今年以上に大躍進を遂げてくれそうな予感がする!

 

 そして、イクイノックスの存在!

 今年初戦となったドバイシーマクラシックでは、ハナに立ち、マイペースで運び、直線に入ってもルメール騎手は手綱を持ったまま、3馬身半差のリードをつけて、初戦を制した。この勝利が後日、ワールドレースホースランキング世界ランク1位となり、エイシンヒカリ以来、7年ぶり史上3頭目の日本馬が世界ランク1位に君臨した!帰国初戦となった宝塚記念では、ドバイシーマクラシックとは全く逆の形で、後方2番手からの競馬になったが、3コーナーでポジションを上げると、4コーナーでは大外の回されるも、力強くもうひと伸びして一気に先頭にまで躍り出ると、内から最後方で脚を溜めたスルーセブンシーズにクビ差迫れるも、GI4連勝。秋初戦となった天皇賞・秋では、1000mを57秒7の速い流れをジャックドールが逃げる中で、3番手を追走、直線残り300m手前で先頭に立ち、2馬身半差突き抜けてGI5連勝!さらに、従来の記録1.56.1を0秒9更新する1.55.2の日本レコードのおまけ付き。そして、3冠牝馬リバティアイランドが参戦したジャパンCも、天皇賞・秋と同じく3番手で追走し、残り200m手前で先頭に立ち、リバティアイランドら後続に4馬身突き抜け、テイエムオペラオー、ロードカナロアに次ぐ史上3頭目のGI6連勝を飾り、総獲得賞金22億1544万6100円で日本馬初の20億超えで、歴代1位に浮上したが、その4日後に電撃引退を表明!10戦8勝2着2回と連対率100%で、ワールドレースホースランキング1位のままターフに別れを告げた。2年連続の年度代表馬は間違いない!

イクイノックスの子供が楽しみだ。お疲れ様といってよし。

 

 今年は、ハーツクライの死亡、69年ぶりテン乗りでのダービージョッキー誕生、アスクビクターモアの急死、京都競馬場のグランドオープン、ミックファイアが無敗で南関東3冠、リバティアイランドの3冠、熊沢重文騎手の引退、そして、田中勝春・秋山真一郎騎手がJRA調教師に転任、史上初の女性調教師誕生など、さまざまな話題が出た今年、皆にとって、一番印象に残ったレース・出来事は何なのだろうか?ちなみに、僕は、世界1位VS怪物3冠牝馬が実現したジャパンCとレジェンド武豊騎手×ドウデュースと人馬共に復活した有馬記念の2レースに一番印象に残った。僕もこのジャパンCが19年皐月賞以来、4年7ヶ月ぶりに競馬場に足を入れたので、このジャパンCが一番かなと思う。

 さて、来年は、日本中央競馬が70年を迎える。70周年企画として、GI全24レースの前のレースにメモリアルヒーローが行われる。皆も楽しみに競馬場に足を踏み入れてみよう。

 来年は、1月6日土曜日から始まり、その週は3日間開催。6日は東西金杯、7日はフェアリーS、そして、8日は、シンザン記念!

 今年は、幾つものレースで買い目を的中出来たが、来年は今年以上に的中できるようにしたいと思っているので、これからも予想と馬券の買い目を楽しみにしてね!では、このブログを読んでいる皆、よい年を迎えてね!それでは、2024年1月5日にお会いしよう!