今晩は!

 明日の重賞は、福島記念GIII&エリザベス女王杯GIと明日も東西W重賞。

 では、まず、福島記念GIII、秋の福島競馬で行われる唯一の伝統ハンデ重賞。このレース勝ち馬からGIの頂点に立ったのは、17年ウインブライトと21年パンサラッサの2頭のみだが、15年ヤマカツエースは、2年後の大阪杯を3着、18年スティッフェリオは2年後の天皇賞・春を11人気で2着と激走と後のGIで好走する馬も出ている。中距離路線での飛躍を目指す馬たちがエントリーする!昨年は、21年宝塚記念2着馬ユニコーンライオンがトップハンデ57.0kgを背負い、蹄葉炎からの長期療養明け4戦目で復活した!今年もそのユニコーンライオンが出走!昨年の福島牝馬S勝ち馬アナザーリリック、今年のクイーンS2着馬ウインピクシス、福島巧者で、20年ラジオNIKKEI賞勝ち馬バビット、今年の七夕賞3着馬ホウオウエミーズ、今年のラジオNIKKEI賞2着馬シルトホルン、今年の小倉記念2着馬テーオーシリウスなど、福島巧者だけでなく、重賞好走実績馬達が集結する。ここを制し、翌年のGIで活躍するのは、史上3頭目の連覇か、福島巧者か、16年ぶりの牝馬か、悲願の重賞制覇か、復活か、それとも伏兵か。では、福島記念の予想と買い目を発表しよう。

 

 福島記念GIII

◎ 5シルトホルン ... 前走東京OPで初の2000m戦となったが、2番手からの競馬で、2着を死守した。福島コースは、3走前のラジオNIKKEI賞で2着に好走している。勝ち馬エルトンバローズは続く毎日王冠、3着馬レーベンスティールも続くセントライト記念で皐月賞馬ソールオリエンスを下す中で、2着は価値のある。大野拓弥騎手とは、【2・4・0・3】で、馬券圏外に敗れた3戦中2戦はGII重賞で、GIII以下の場合、【2・4・0・1】で、馬券圏外に敗れた1戦は4着と上位に好走しているので、ここで重賞初制覇を飾る!

〇 8ノースザワールド ... 毎日王冠では最低12番人気で0秒4差の6着と善戦。GII組は、8頭が連対しており、8頭とも前走0秒9差以内に敗戦した馬だった。メンバーで該当しているのが唯一この馬。芝2000m戦は、【1・5・1・2】で、大阪杯GI(15着)を除くと5着以内に好走している。ここで重賞初制覇を飾るかもしれない。ただ、ディープインパクト産駒は、【0・1・1・18】と苦戦しており、18年以降1頭も好走していないので2番手に評価を下げた。

▲ 11アルケナルスター ... 前走札幌芝2600mのOPを2着に好走。丹内祐次騎手とは、【2・1・2・0】と騎乗機会5戦連続で3着以内に好走している。久々の重賞挑戦で上位に好走するかもしれない。ただ、6枠以降は未勝利で、【0・3・3・54】と2着3回のみなので、3番手評価。

注 6ホウオウエミーズ ... 6歳牝馬は、91年ヤグラステラ以降、未勝利で、昨年2着サトノセシルが過去最高着順。牝馬は、【0・1・1・25】と苦戦傾向。だが、今年の夏競馬で、大激走を果たしている。マーメイドSでは、10人気の人気薄で3着と激走、続く七夕賞も13人気の低評価で2戦連続3着。同じ芝2000m重賞で人気薄で3着に激走するとは、6歳牝馬とは思えない走りを見せているからだ。ここでも上位に好走するかもしれない。

△ 2カレンルシェルブル ... ハービンジャー産駒は、【0・0・0・6】。だが、今年の春の福島競馬で、同舞台のL競走・福島民報杯を制している実績があり、ここ2走は上り最速をマーク。小倉記念(5着)から3ヶ月の休み明け初戦で、休み明け初戦を【1・1・0・0】と2戦全てで連対しているので、3着まで。

△ 4テーオーシリウス ... 前走GIII重賞で5着以内の馬は、【0・1・0・16】と苦戦傾向。だが、福島コースは、今年の福島民報杯を2番手以内に先行して4着に好走。今回端を奪えたら、上位に好走するかもしれない。

 

 馬券の買い目

 複勝   5

 ワイド  5 - 6, 8, 11

 

 次は、エリザベス女王杯GI。今週から8週連続GIの始まりであり、秋の古馬女王決定戦。以前は現在の秋華賞に相当するレースだったが、1996年に古馬に開放され、今や古馬と3歳馬の激突が見られる一戦となった。ここ3年は、阪神芝2200m開催だったが、今年は4年ぶりに京都芝2200m開催となって戻ってきた!98,99年メジロドーベル、03,04年アドマイヤグルーヴ、10,11年外スノーフェアリー、そして、19,20年ラッキーライラックの4頭が同一GI2連覇を達成した。人気馬同士の決着で決まることがある一方で、09年、11人気クイーンスプマンテ、12人気テイエムプリキュアの人気薄2頭がワンツーで残り、馬単25万馬券の波乱だが、ここ2年、昨年は単勝オッズ8.1倍(4番人気)のジェラルディーナが1着、同10.1倍(5番人気)のウインマリリンと同52.9倍(12番人気)のライラックが2着同着となり、3連複の配当が9万円を超え、2通りの的中組番があった3連単の配当もそれぞれ20万円を超え、2021年は、単勝オッズ64.9倍(10番人気)のアカイイトが1着、同25.1倍(7番人気)のステラリアが2着、同46.9倍(9番人気)のクラヴェルが3着となり、3連複28万2710円、3連単339万3960円の高額配当が飛び出す上位人気3頭が壊滅という大波乱の結末となった。昨年は、7冠牝馬ジェンティルドンナの子供ジェラルディーナが前走オールカマーに続く連勝でGI初制覇を飾り、同年のJRA賞最優秀4歳以上牝馬に輝き、2着に12人気のライラックと5人気のウインマリリンが同着という、GIで初の2着同着という結末になった。今年は、GI馬が昨年の覇者ジェラルディーナただ1頭のみと寂しいが、面白いメンバーが揃っている。ジェラルディーナの母ジェンティルドンナと牝馬クラシックで激闘したヴィルシーナの子供ディヴィーナ、今年の牝馬3冠で上位に善戦したハーパー、ローズS2着馬ブレイディヴェーグ、昨年のエリザベス女王杯2着馬ライラック、一昨年のエリザベス女王杯5着馬イズジョーノキセキ、昨年の秋華賞5着馬アートハウス、20年エリザベス女王杯2着馬サラキアを姉に持つサリエラ、キセキの妹ビッグリボンと実力馬が集結した。秋の女王決定戦を制すのは、史上5頭目の連覇か、昨年2着のリベンジか、牝馬3冠クラシックを無冠に終えた3歳馬達か、11年前のリベンジか、復活か、良血馬か、それとも伏兵か。では、そのエリザベス女王杯の予想と買い目を発表しよう。

 

 エリザベス女王杯GI

◎ 6ディヴィーナ ... 5歳馬は、前年のエリザベス女王杯5着以内から好走しているが、リピーターではない5歳馬は苦戦傾向と懸念材料だが、前年の不出走や、府中牝馬S1着馬の成績以上に信頼できるデータがある。まず、この馬は3歳デビューから4戦目まで、2000m以上のレースに出走して、①③②③着と4戦全てで3着以内。芝2200mも3着と好走歴がある。更に、騎乗するデムーロ騎手との戦績。デムーロ騎手とは4走前からのコンビで、④②②①着と4着以内に好走している。その中で、デムーロ騎手騎乗馬は、【2・1・3・2】という超ハイアベレージで、継続騎乗だと、①①③③③②着と6戦全てで3着以内。昨年12番人気のライラックで2着と大激走したように、人気問わず好走している。母ヴィルシーナは、3歳から3年連続エリザベス女王杯に出走して、3歳時の2着が過去最高着順。母が勝てなかったこのレースを制してくれるに違いない!後は、【0・0・2・3】と3着2回のみと連対の無い右回りをどう攻略するかがカギだ!

〇 7ジェラルディーナ ... 芝2200m戦は5回出走して、④①①➃⑥着で、前走(オールカマー:4着)を除く4戦で4着以内、5戦中3戦は勝ち馬との差が、0秒5差以内。昨年は、オールカマーを制して、エリザベス女王杯を連勝した。今週から短期免許で来日したムーア騎手とのテン乗り。ムーア騎手は、13年前の本競走を外国馬スノーフェアリーで制し、翌年の本競走も連覇で、史上初の外国馬による中央平地GI連覇を飾っている。得意の2200mで1年ぶりのGI制覇を飾るかもしれない。ただ、オールカマー組は、【3・1・0・11】で連対した4頭はいずれも4歳馬で前走1~5着馬だったのに対して、5歳馬からは一頭も好走していない。更に、リピーターで特に前年1着馬は、京都開催において、【0・0・1・5】と18年3着モズカッチャンと苦戦中なので、2番手に評価を下げた。

▲ 13サリエラ  ... 4歳にしてキャリア6戦と浅いが、①①②①③⑦着と前走(新潟記念:7着)を除く5戦で3着以内に善戦。長距離戦は2走前:目黒記念で3着と好走歴がある。今日から短期免許で来日したマーカンド騎手とのテン乗り。短期免許の外国人騎手は、【3・1・0・12】で、これが5人気以内になると、【3・1・0・5】で、連対した4頭中3頭が4歳馬で見事に勝利を飾っている。姉には3年前の2着馬サラキア。姉の無念+前走の雪辱を晴らせるかもしれない。だが、今回が初の右回り、GIII組は、0・0・1・11】で、21年3着クラヴェルのみと苦戦中、そして、7枠は、京都開催になると、14年3着ディアデラマドレのみと不安材料が3点あるので、3番手に評価を下げた。

注 11ライラック ... 府中牝馬S3着からの出走で、府中牝馬S3着馬は、【1・0・0・4】。更に、京都開催に戻るが、関東馬は、16年以降は2着2回のみと苦戦。この2点が気になるが、前年の2着馬という点が要注意!京都開催でのエリザベス女王杯のリピーターで、特に2着馬は、【1・3・0・1】と5頭が出走して4頭が見事に連対しているのだ。昨年は、12人気の低評価をM.デムーロ騎手とのコンビで2着と激走し、ウインマリリンとの2着と同着を果たした!今年も上位に好走するのは間違いない!

△ 3ハーパー ... メンバー唯一の秋華賞からの出走で、秋華賞組は、17年モズカッチャンが制して以降、京都開催において、好走がなく、秋華賞最先着馬は、10年前1着メイショウマンボを最後に馬券に絡めていないのも懸念材料。だが、周回コースは②②③着と馬券に絡めているので、3着まで

△ 9アートハウス ... GIII組は、【0・0・1・11】で、21年3着クラヴェルのみと苦戦している。だが、中山牝馬S(4着)後、骨折が判明、それから8ヶ月の休み明けで、休み明け初戦は、【3・0・0・0】と負けなしで、ローズSと愛知杯を含む重賞2勝も3ヶ月以上の休み明け初戦だったので、3着まで。

△ 14マリアエレーナ ... ジェラルディーナでも述べたように、オールカマー組は【3.1.0.11】で、連対した4頭全てが4歳馬+前走1~5着馬に対して、5歳馬から一頭も好走していないのが気になるが、牝馬限定戦になると、①➃③②①①②②③着と4着以内に好走しているので、3着まで

 

 馬券の買い目

 複勝   6

 ワイド  6 - 7, 11, 13

 

 この予想と買い目は、あくまで個人の見解であり、何も保証するものではない。

 競馬の勝ち馬投票は、自己責任でお願いしたい!